ボンネットの開け方や閉め方は?国産車や外車の操作方法を確認

トラブル・修理

ボンネットの開け方や閉め方はご存知かもしれません。もしかするとガソリンの給油口は開けたことがあっても、ボンネットは開けたことがないという方もおられるかもしれません。

普段のメンテナンスは、ディーラーや整備工場に任せていると、自分でボンネットを開ける機会も少ないでしょう。この記事では、ボンネットの開け方や閉め方を再確認していきます。

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ボンネットの開け方、閉め方を知ろう

ボンネットの開け方や閉め方は非常に簡単です。基本的にはレバーを引くだけで、ボンネットを開けたり、閉めたりすることができます。細かな手順を再確認してみましょう。

ボンネットの開け方

1:運転席の足元付近のレバー(ボンネットオープナー)を引く

多くの車には、車のボンネットが開いている絵のマークが記されています。一目で見て、すぐにボンネットのレバーと判断できますので、このレバーを引きます。ボンネットを開けるためのレバーを引くと、「ボンッ」と音がしますので、音がするまでレバーを手前に引きます。

ジムニーなど運転席の足元にボンネットを開けるレバーがない場合、助手席のグローブボックスの中にあるので見つからない場合そこも探してみると、ボンネット開閉用のレバーを探すことができるでしょう。

2:ボンネットが半開きになるので、ボンネットとボディの隙間に手を入れてレバーを動かして開ける

ボンネットが半開きになると、ボディに隙間が生じるので、この隙間から再度レバー操作をします。主に上下に動かす場合と、左右に動かす場合があるので、初めての車の場合にはどちらに動かすのか試してみる必要があります。

3:ボンネットステーという棒をエンジンルームのどこかに挿し込めるくぼみに入れて固定する

ボンネットを開けることができれば、最後にボンネットステーをエンジンルームのどこかに固定します。ボンネットを固定できないと、手で支え続ける必要がありますので、ボンネットを開けたら、どこにステーがあるのか確認しましょう。

このボンネットを固定する方法ですが、大きく分けて3つの方法に分けられます。ボンネットのレバーを引き開けたらそのまま自動で開きボンネットステーが必要でないもの。次にステーを固定しなければならないもの(ボンネット側についているものと、車側についているものがある)。最後にステーがロックされているものです。

車種によって異なりますので、どのようにステーを固定するのかを確認して、しっかりとボンネットがステーによって固定されていることを確認しましょう。

ボンネットの閉め方

ボンネットを閉めるのは、開ける時よりも簡単です。基本的には、開ける時と逆の手順で閉めていきます。

1:まずはステーを外すこと(ステーを挿し込む必要がない車は2の手順から)

いきなりボンネットが落ちてきて怪我や破損をしないためにしっかりと手でボンネットを支えて外します。ステーが固定されていますので、丁寧に外して、ステーを固定する部分にはめ込みます。

2:20~30㎝の高さから手を放して落として閉める

いきなり高い所から手を離すと、大きな音がして、衝撃が加わりますので、ある程度の高さまで手で支えてから手を離します。放しただけで閉まらない軽めのボンネットの場合は軽く勢いをつけて閉めることが必要です。

軽自動車で小さなボンネットの場合には、勢いをつけて閉めるか、もしくは手で抑え込んで閉めることが必要になるでしょう。

3:きちんと閉まっているか、ボンネットを軽く押すか、動かしてみてガタガタ揺れないか確認

ボンネットはきちんと閉める必要があります。開け方の所でも触れましたが、ボンネットは半開きの状態があります。ボンネットを閉める際には、半開きの状態になっていないか、再度確認をしておきましょう。

車種によっては、半開きの状態が非常に分かりづらいので、走行している時に初めてボンネットが半開きになっていることに気付く場合もあります。それでボンネットを閉めた時には、再度手で押してみてチェックすることが大切です。

ボンネットを開ける、閉めるときに注意すること!


ボンネットの開け閉めの際に、注意しておきたい点を確認しておきましょう。

破損に注意!

簡単に出来るボンネットの開閉ですが、破損が起きないように注意する必要があります。よくあるのは、ボンネットを開ける時に、ワイパーを上げたままにしておき、ボディを傷つけてしまうというケースです。

洗車をした後に、エンジンルームを確認しようとボンネットを開けると、このような失敗をしてしまう事があります。ボンネットを開ける前には、ワイパーが下がっている状態なのかを確認してから作業を行いましょう。

せっかくの愛車ですので、ボンネットを開けるという作業で傷つけることがないように、ボンネットを開ける前に確認するのを忘れないようにしましょう。

またボンネットを閉める時には、一度手で支えてボンネットを下ろしてから、手で抑え込む方法もあります。しかしアルミ製の軽いボンネットの場合には、手で抑え込んだ部分がへこんでしまうケースもあります。

簡単に閉まらないだけでなく、ボンネットを傷つけることにもなりかねませんので、一度20cm~30cmの高さまで支えてから、手を離すという方法で確実にボンネットを閉めましょう。

国産車と違う?外車のボンネットの開け方


国産車とは異なり、外車の場合にはボンネットの開け方が異なることがあります。ボンネットを開けるレバーの位置だけでなく、ボンネットを開ける手順も異なるケースもあります。主な方法を紹介しておきましょう。

外車のボンネットが開かない場合

・BMWやミニの場合

BMWやミニの場合には、ボンネット側にはレバーがなく、運転席のレバーを2回引いてボンネットを開くものがあります。通常であれば、レバーを引くとボンネットが半開きになり、ボンネット側のレバーを引きます。しかし外車の場合には、1回レバーを引くとボンネットが半開きになり、2回目のレバーを引くとボンネットが開くようになっている車種もあります。

ボンネット側にレバーが見当たらない場合には、運転席側のレバーを2回引く必要がある車種かもしれません。

・運転席にレバーが見当たらない場合

運転席の下側に、ボンネットを開くレバーがない場合には、助手席側にレバーが設置されている車種もあります。ベンツのVクラスなどは、助手席のボックスの中にレバーがあります。

運転席側にレバーが全くない場合には、助手席側を再確認してみましょう。

・ベンツの場合

ベンツの場合には、運転席側のレバーを引くとボンネットの下からつまみが出てきます。ボンネットが半開きになったら、つまみを引きながらボンネットを開けると、フックが取れてボンネットを開けることができます。

運転席側のレバーを引くと、ちょうどベンツのマークの左側からつまみが現れます。このつまみを引くことでボンネットを開けることができるのです。

まとめ

ボンネットを開けたり、閉めたりするのは、非常に簡単です。しかし思わぬ破損につながったり、ボディを傷つけたりしてしまう危険性もありますので、丁寧に作業するようにしましょう。ボンネットは意外と重量もありますので、手を離した際に手を挟むことがないようにも注意しておきたいものです。

また外車の場合には、ボンネットの開閉の仕方が国産車と異なるケースもありますので、この記事の手順を参考にして、ボンネットを開閉してみてください。

エンジンルーム内のチェックは、愛車のメンテナンスには欠かせません。確実にボンネットを開閉できるようにして、愛車が故障しないようにエンジンルームのチェックをしていきましょう。

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