車のクリーニングってどうしている?!汚れと方法を徹底比較!

車内クリーニングする整備士 自動車のコラム

毎日運転する車。通勤に使うだけでも毎日のことなので汚れが蓄積していきます。自宅のように頻繁に掃除することが難しいので、埃やごみ、雑菌・カビをはじめ、小さなお子さんがいれば飲み物をこぼす、おもらしや嘔吐するなど、いろいろな汚れが付きます。

すぐにその場で拭いても室内の汚れはやっぱり溜まっていきますね。洗車のように外側の汚れは気軽に簡単に落とすことができますが、室内は素人には難しさや、手間、時間を考えると大変なもの。そこで、ガソリンスタンドやカー用品店など、いったいどんなお店でクリーニングをしてもらえるのでしょうか。

今回はその費用、かかる時間、メリット・デメリットはどのようなものなのかを、比較しながらご紹介していきます。

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車のクリーニングはどこでできる?

車と男性

ガソリンスタンド

まずは気軽に行ける、近くのガソリンスタンドから見ていきましょう。室内清掃メニューのあるガソリンスタンドと、そういったサービスのないガソリンスタンドがあるので事前の確認が必要です。室内清掃については、強力掃除機による吸引作業、内窓のふき取り、高圧高温機による洗浄などがあります。

室内清掃についてはそれほど時間がかからないようなので、時間のない時にやってもらっても大丈夫でしょう。

喫煙者の場合は内窓に付いたタバコのヤニも取ってもらえます。高圧高温機での清掃では、室内清掃の他にもカビの除去や除菌をしてもらうことができます。ダニやカビの除去をすることで、室内の匂いも除去できるのです。また専用の洗剤を使っているので、シートの生地を傷めることなく安心してお任せすることができるのでおすすめです。

ディーラー

車を購入したディーラーの整備工場でもクリーニングしてもらうことができます。洗浄すると同時に汚水を吸い取る専用掃除機や、専用の洗浄剤で細部を清掃するので水垢・油脂もまとめてきれいにします。

専用掃除機では、タバコのヤニやホコリ、ペットの匂いも除去してくれるのです。

専用の掃除機は、室内の丸洗いに近いような洗浄効果が期待できます。車内は布製品が多いので、掃除機だけではきれいにならないのですが、この専用掃除機を使えば短時間できれいにすることが可能です。

またカビやダニの除去もできます。合わせてエアコンの消臭清掃や、室内の消臭もしてくれるディーラーもいます。

消臭・防臭は最長で2年間も効果が続くものもあり、大腸菌やサルモネラ菌を除去する効果もあるので、小さなお子さんがいる人や、徹底的に清掃したい人にはおすすめです。

カー用品店

次にカー用品店のクリーニングにはどういったものがあるのでしょうか。カー用品店も同様に室内丸ごと車内クリーニングをしてくれるメニューがあります。天井から床まで一斉に清掃してくれます。また、シート清掃だけのメニューもあります。ただし、どちらも作業時間がかかり、長い時は2日ほどかかってしまうので車をお店に預けることになってしまうため、確認が必要ですね。

短時間メニューとしては室内の消臭メニューがあり、これだと20分から30分程度で終了します。とにかく短時間で匂いだけでも取りたい場合は、やってみていかがでしょうか。こういった車の業者は、専用のクリーニング機材を使って徹底的に行うので、しっかりとクリーニングしてもらうことができ、安心ですね。

車のクリーニングにかかる金額は?

車に乗る女性

業者ごとで相場が変わります。

ディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店と、それぞれのクリーニングメニューをご紹介しましたが、料金はどれくらいかかるのか気になるところです。もちろん業者によって変わってくるので見比べてみましょう。

業者メニュー
ディーラー室内洗浄 ¥21,600~¥28,080
室内掃除機がけ ¥2,160~¥3,140
フィルター清掃 ¥21,600
エアコン洗浄 ¥4,320
室内消臭 ¥13,000~¥20,000
ガソリンスタンドスーパースチームクリーナー 室内すべての洗浄 ¥15,000~¥27,000
スチームクリーナー ワンシートとフロアマットのみ ¥3,000
室内清掃(窓ふき・掃除機掛け) ¥1,200~¥1,400
車内除菌 ¥4,220~¥6,070
車内丸ごとクリーニング ¥38,900~¥55,300
カー用品店車内清掃 ¥1,750~¥2,470
掃除機掛け ¥930~¥1,290
室内消臭 ¥2,860~¥4,100
室内除菌 ¥4,220~¥6,070
車内丸ごとクリーニング ¥38,900~¥55,300

クリーニングのグレードによって変わる価格

車内クリーニングといっても、その種類は様々です。室内を掃除機掛けするだけの場合は、軽自動車であれば¥1,000くらいから、大型車であれば¥1,300くらいの値段が相場のようです。掃除機掛けの他に内窓拭きやタバコのヤニ取り、ホコリのたまりやすいダッシュボード、メーター周りなどの清掃もしてくれる「車内清掃」の場合は、軽自動車なら¥1,800~、普通自動車から大型車であれば¥2,500ほどかかるようですね。掃除機掛けのみ、内窓拭きのみなど、メニューは細かく選ぶことができます。

車内清掃に加えて、除菌・抗菌処理などを行う「オールクリア清掃」の場合は、軽自動車であれば¥4,000~、普通車・大型車であれば¥6,000くらいが相場です。例えば、小さなお子さんがいる方や、車を誰かに譲り渡す時などにしてみてはいかがでしょうか。その他、シートだけクリーニングしてもらう「シートクリーニング」は、車種に関係なく一脚につき¥5,000~が相場です。

また、シートや天井のヤニ取り、フロアマットの汚れ落とし、内張りのシミ取り、除菌・抗菌など車内をすべてクリーニングするメニューの「丸ごとクリーニング」は、軽自動車なら¥40,000~、普通車・大型車で¥55,000~が相場です。中古車を購入した際などに効果のあるクリーニングです。

車内クリーニングを業者に依頼するメリット・デメリットとは?

悩む女性

メリットは?

車の専門業者にクリーニングをしてもらうメリットとはなんでしょうか。最大のメリットは、素人では難しい部分まで、専門のクリーニング用具を使って清掃する点です。素人であれば、見える部分だけに掃除機をかける、タオルで拭くなどの方法でしか掃除できません。椅子を取り外すことや、専用の機械を使うことは難しいため、取れにくいシミ、嘔吐の汚れ、たばこの匂いなどはなかなかとり切れません。

また手間もかからず、きれいになるのが嬉しいですね。お金をかける分、手軽に自家用車をリフレッシュできる点も最大のメリットなのです。どこも車の専門店なので、専用洗剤を使用する、専用の機械を使う、洗浄方法に工夫を施しているなどがあげられます。

また社員研修などで技術力をつけているお店もあるので、確かなお店で施工すると仕上がりも満足のいくものになりますね。消臭などはプロに定期的にしてもらうことで、ひどくならずに乗り続けることができますよ。

デメリットは?

デメリットにはどんなことがあるのでしょうか。それは、あまりにも汚れや匂いがひどい場合は、お金をかけて専門店でクリーニングしても、全く落ちない、落としきれない場合もある、ということです。いつまでも放置していた場合は、仕方のないことですが、費用の面では無駄になってしまいます。まずはクリーニングをしてもらうお店に相談することが大切ですね。

難しいようであれば、思い切ってきれいにすることはあきらめ、廃車にしてしまうという手もあります。どんなに汚れがひどかったり、匂いがついてしまっている車であっても、買取をしてくれるお店もあるのです。カーネクストでは、廃車寸前のボロボロの車であっても無料で引き取っています。もちろん廃車に関わる費用は一切無料。そして全国どこへでもレッカー代金が無料です。長年の放置車両や事故車両でもOK。インターネット上で簡単、短時間の間で査定をしてもらうこともできます。

車内のクリーニングについてよくあるご質問

車内のクリーニングに関して、よくいただくご質問にお答えします!

Q.車内のクリーニングはどこでできる?

A.車の外側の洗車ではなく、内側の車内クリーニングの依頼が出来るお店とはどこかご存知でしょうか。車内のクリーニングというと、ガソリンスタンド、ディーラー、カー用品店で承っています。ただし依頼する際に注意点があり、車内のクリーニングをしていないガソリンスタンドがあったり、ディーラーやカー用品店の場合、車内をすべてクリーニング依頼するとなると数日間車をあずけなければいけないこともありますので、余裕を持って依頼することと、前もって日数の確認をしておきましょう。

Q.車内のクリーニングにかかる金額は?

A.車内のクリーニングを依頼する際の料金設定は、依頼するクリーニングの部分の面積や、クリーニングのグレードによって異なります。シートやマット部分の掃除掛けだけというところもあれば、タバコの脂取りや内窓の清掃をしていたり、高圧高温機を使って洗浄してくれる業者もあります。簡易的な掃除機のみなどであれば数千円程度のところもありますが、車内の丸ごとクリーニングなどで、車内のすべてのクリーニングを選ぶと40,000~55,000円の相場となります。

Q.車内クリーニングを業者に依頼するメリットは?

A.車内クリーニングを業者に依頼することによる大きなメリットは、個人で行う清掃に比べると清掃できる部分が増えることです。特に自宅で個人で出来る清掃の範囲というとシートの掃除機掛けや、タオルでの拭き取りなどになりますが、プロに清掃を依頼した場合はシートを取り外して清掃をすることが可能になるため、手の届かない範囲まで清掃が可能になります。特に臭いに関しては、個人の清掃ではなかなか取り切れないのですが、プロのクリーニングでは高圧や高温洗浄が出来ることで除菌や防臭効果のあるためメリットといえるでしょう。

Q.車内クリーニングを業者に依頼するデメリットは?

A.車内クリーニングを業者に依頼するデメリットは、内容次第では費用が高額になることもあることや、クリーニングを業者に依頼しても結果取り切れない汚れや臭いが残ってしまう可能性もあることです。特に水没などによる汚れや、放置してしまったあとの臭いは取り切れないこともあります。このような場合は、費用やデメリット面次第では廃車し乗り換えてしまったほうが良いこともあります。

まとめ

車のクリーニングについて、どういった業者があり、どれくらいが費用の相場なのか、またそのメリット・デメリットについてもご紹介しました。自分でできるクリーニング用具の開発も進んでいろいろな商品が販売されていますが、やはり専門店の技術は素人にはかなわない素晴らしいものがあります。

また、あまりにもひどい時は、車を手放す方法がひとつだということもお伝えしました。廃車にかかわる費用や手続きを考えると、何とかきれいにしてから手放そうと思う人も少なくありません。しかし、そういった費用や手間を考えるのであれば、専門の廃車業者にすべてを依頼した方がよいのではないでしょうか。

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