デイライトを取り付ける基準は厳しい?車検に通るには?

廃車手続きの基礎

車は、特殊なパーツに付け替えると車検に通らなくなる可能性があります。「デイライト」もその一つです。しかし、せっかくマイカーを自分好みにカスタマイズしたのに、車検のためにパーツを外さなければならないとなるとショックですよね。こちらでは、デイライトを取り付けても車検に通る方法について解説します。

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デイライトって何?取り付けの基準は?

デイライトは昼間点灯用のライトのことであり、日本では2016年にデイライトの装着が認められました。ただし保安基準が細かく定められており、車検時にはその点がネックです。

昼間の運転中に点灯するライト

「デイライト」は、簡単にいえば昼間に点灯するためのライトをいいます。正式名称は「デイタイム・ランニング・ランプ(昼間走行灯)」といい、欧州や北米では標準装備だったものです。

従来日本ではデイライトの取り付けは認められていませんでした。そのため「スモールライト」で代用したり、その他の灯火類の範囲で取り付けたりしていました。

ヘッドライトを常時点灯させると、テールランプやメーター照明も連動して点灯してしまいます。しかしデイライトは、テールランプやメーター照明と連動(点灯)しない仕組みとなっているのです。

デイライトはもともと、北欧発祥の実用的な車の装備です。交通量が比較的少ない道路において、お互いの車の存在を周囲に早くから知らせるためという役割のために点灯が普及しました。その結果、北欧各国では70年代後半からデイライトが義務化されたのです。

その後90年代に入ると、今度はアメリカやカナダでもデイライトの普及が進むようになります。カナダでは装着が義務化しています。また、アメリカでは義務化はされていないものの、国内で販売されるすべての車両にデイライトが装備されています。

保安基準が細かく定められている

日本では2016年10月7日付の「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」にてデイライトが解禁されました。ただし、デイライトの色や明るさ、大きさや取り付け方法など、さまざまな制約があります。また、ヘッドライトやフォグライトの点灯と同時に消灯できないといけないとも定められているのです。

デイライト(昼間走行灯)の灯光の色や明るさの基準

基本的なことは、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の第一節第124条の2において、以下の内容と定められています。

①光度は、1,440cd以下であること

②照射光線は、他の交通を妨げないものであること

③灯光の色は、白色であること

④灯器が損傷し、又はレンズ面が著しく汚損していないこと

⑤レンズ取付部に緩み、がた等がないこと

⑥照明部の大きさは、25 ㎠以上 200 ㎠以下であること

デイライト(昼間走行灯)の取付位置や取付方法の基準

デイライトの取付位置などについては、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の第一節第124条の2において、以下の内容と定められています。

⑦取り付け個数は2個であること

⑧その照明部の最内縁において600mm(幅が1,300mm未満の自動車にあっては、400mm)以上の間隔を有するものであること

⑨照明部の下縁の高さが地上250mm以上、上縁の高さが地上1,500mm以下となるように取り付けられていること

⑩前面が左右対称である自動車に備える昼間走行灯は、車両中心面に対し対称の位置に取り付けられていること

⑪照明部は、昼間走行灯の中心を通り自動車の進行方向に直交する水平線を含む、水平面より上方10°の平面及び下方10°の平面並びに昼間走行灯の中心を含む、自動車の進行方向に平行な鉛直面より昼間走行灯の内側方向20°の平面及び昼間走行灯の外側方向20°の平面により囲まれる範囲においてすべての位置から見通すことができるものであること。

⑫原動機の操作装置が始動の位置にないとき、及び前部霧灯又は前照灯が点灯しているときは、昼間走行灯は自動的に消灯するように取り付けられなければならない(ただし、道路交通法第 52 条第1項の規定により前照灯を点灯しなければならない場合以外の場合において、専ら手動により走行用前照灯を短い間隔で断続的に点滅する、又は交互に点灯させる場合にあっては、この限りでない)

⑬点滅するものでないこと

⑭直射光又は反射光は、当該昼間走行灯を備える自動車及び他の自動車道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2016.10.07】〈第一節〉第124 条の2(昼間走行灯)2/2 の運転操作を妨げるものでないこと

⑮自動車の前面に備える方向指示器と昼間走行灯との距離が40mm 以下である場合にあっては、方向指示器の作動中、当該方向指示器と同じ側の昼間走行灯は、消灯するか、又は光度が低下する構造であってもよい

⑯方向指示器が昼間走行灯との兼用式である場合にあっては、方向指示器の作動中、 当該方向指示器と同じ側の昼間走行灯は消灯する構造であること

⑰昼間走行灯は、灯器の取付部及びレンズ取付部に緩み、がたがない等性能を損なわないように取り付けられていること。

出典:国土交通省ホームページ http://www.mlit.go.jp/common/001154266.pdf

デイライトを新たに取り付けるには?


デイライトを楽に取り付けるには、カー用品店で依頼するのがオススメです。購入したデイライトを自分で取り付けることも可能ですが、車検に通ることを考えると難しい方法だといえます。

カー用品店に頼むのが簡単

保安基準の改正以降、デイライトを搭載したりオプションで追加できたりする車が増えています。後付でデイライトを取り付ける場合、取り付けてくれるカー用品店に頼むと費用はかかりますが車検に通りやすい取り付け方をしてくれます。ちなみに工賃は5,000円くらいからなので、さほど負担を強いられることもありません。

前述のとおり、デイライトは保安基準が細かく定められています。この保安基準をクリアしない限り、車検に通ることはできません。

デイライトはデイライトの性能や取り付け方が厳しく規定されており、確実にクリアするためにはプロであるカー用品店で取り付けてもらうのが一番です。もしくは、可能であれば購入時の時点で取り付けてあれば確実です。

DIYで車検に通すのは大変

デイライトを自分で後付けするのは、配線の取り回しなどの難易度が高いです。ヘッドライトやフォグランプとの切り替えは「5極リレー」で可能になり、スモールライトにデイライトの機能を持たせる方法もあります。しかし、確実に車検に通すことを考えると、やはりプロに任せたいところです。

前述のとおり保安基準の厳しいデイライトですが、基準さえクリアしていればプロが取り付けようが素人が取り付けようが、車検に通ることは可能です。ただし、素人が行う場合は難易度が高いことは念頭に置いておく必要があります。

DIYでデイライトを取り付ける方法は、大きく分けて2つあります。1つはポジションランプにデイライト機能をもたせたものに交換する方法で、もう1つはLEDの側面発光テープを加工して取り付ける方法です。ポジションランプ一体となるタイプはLEDポジションランプ装着車に限られるという点がネックであり、後者は費用を抑えられますが求められる技術がある程度高いのがネックです。

ヘッドライトを点灯させる夜間においては、デイライトは消灯させなければならないという決まりがあります。これを実現するために「5極リレー」という方法があります。

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その他の灯火類で代用する


従来の「明るさの低いデイライト」であれば、自由度が高く、車検にも通りやすいというメリットがあります。

その他の灯火類とは?

「その他灯火類」とは、保安基準において「灯火」と定められているもの以外のランプ等のことです。その他の灯火類として取り付ける分には、従来どおりの基準「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の第140条」で定められています。ヘッドライトやフォグランプと切り替えできなくてもよいので、専門知識や技術があまり不要なのがオススメです。

ただし、ルールが何もないというわけではありません。たとえば「色」です。フロントおよびサイドに、赤色のその他灯火類は取り付けることができません。また、リアには赤の他にも橙と白もNGとなっています。

車検に通すための注意点

その他灯火類にもさまざまな規定があり、それを守らなければ車検に通ることはできません。
主に以下の内容に注意してください。

  • 赤色ではない
  • 他のランプに干渉しない
  • 配線をしっかりと隠している
  • 簡単に脱着できない(ビス止めはNG、強力な両面テープはOK)
  • 突起物として認識されない
  • 「カンデラ」が300を超えていない

もし、上記のいずれかに該当しており、改善に多くの費用が必要になってしまう場合は、どのみち車検に通らなければ公道を走ることはできないので、買取に出してノーマル車に乗り換えた方がコスパ的に良くなる事でしょう。

なお、改造車に該当する場合は一般的な中古車買取店では減額対象となりますので、その場合はパーツ単位での買取も可能なカーネクストに申し込みする事で、少しでも新車購入の費用を増やす事が可能です。

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車検に通るデイライトの取付基準のよくあるご質問

デイライトの取付基準に関して、よくいただくご質問にお答えします!

Q.デイライトって何?取り付けの基準は決まってるの?

A.デイライトは、デイタイムランニングランプ(昼間走行灯)のことで、昼間の運転中に点灯するライトです。日中の被視認性を高めるために利用されるデイライトは、欧州や北米では採用されていたものの、日本では解禁されておらず2016年10月に適用されて初めて解禁されました。デイライトの取付基準や光量については、道路運送車両の規則において細かく定められていいます。

Q.デイライトを新たに取り付けるには?

A.デイライトの取付をするなら、カー用品店に依頼することをおすすめします。インターネットの通販やオークションで、部品自体は販売されているため個人でDIYをしてつけることが出来るのではと思われる方も多いのですが、取り付け基準が厳しく決められている上に、配線の取り回しが複雑なため個人でつけるよりもプロに依頼されることをおすすめします。デイライトの取付工賃はおよそ5,000円前後となっています。

Q.その他の灯火類で代用することも出来る?

A.デイライト(昼間走行灯)を他の灯火類を使って代用することは出来るのでしょうか。道路車輌運送規則の保安基準において、灯火と定められているもの以外のランプ等のことをその他灯火類といいますが、こちらも明るさの低いデイライトとして設置するなら、自由度が高いため車検にも通しやすくなります。その他灯火類の規定に従って光色を選び、取り付ける際に気を付ければ、基準の厳しいデイライトに比べると車検に通すことは容易に感じるでしょう。

まとめ

デイライトやその他灯火類には、決して少なくないルールが定められており、車検に通るためにはそのルールに抵触しない方法で取り付けなければなりません。

自力で取り付けるのも構わないのですが、確実に車検に通りたいと思うのであればカー用品店で取り付けるか、車購入時のオプションで取り付けることをオススメします。

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