車が水没した!修理費用が高額になったときに試したいこと

廃車のコラム

近年、ゲリラ豪雨や台風によって洪水や住宅・道路の浸水被害が増えているように感じます。

ニュース等を見ていると、冠水する道路を走り去る車や、大きな水たまりで動けなくなってしまった車の映像をよく見かけますよね。

実はこれ、車にとってはかなり危険なのです。車は意外と水に弱く、水没すると動かなくなってしまいます。冠水する道路で車が水没してしまったとき、修理費用はどのぐらいかかるのか気になりませんか?今回は、車が水没してしまったときにかかる修理費用や対処法について紹介します。

どんな車も0円以上買取保証

車が水没したらどうなる?冠水・水没した後に車に起こること

車が水没してしまったら、車は最悪その場から全く動かなくなってしまいます。たとえ軽微な水たまりでかろうじて車は動く状態であっても、冠水・水没した車はその後の劣化が早く、本来であれば長く乗れたはずの愛車も数年で乗れなくなってしまった……なんてことになりかねません。

車は金属と電子機器・精密機器でできていますから、水に触れることによって次のようなダメージを受けることが予想されます。

車にサビやカビが生える

真っ先に考えられるのが車のサビやカビです。金属部分は塗装があるから大丈夫!と考えがちですが、車体の下のコーティングをしていない車は、下部・内部からサビてきてしまうでしょう。

また、車体に凹みやひっかき傷がついているときには、そこから水が入り込み、塗装にサビも広がっていってしまいます。

カビはファブリック部分から発生します。大きな水たまりを通過した後には、車内に外の水が入ってきてしまうこともありますよね。シートや足元に水がついてしまった場合、下水などが混じった外の水によってカビが発生してしまうでしょう。いくらきれいにしても、雑菌まで消し去ることはなかなか難しいです。

配線、電気系統の故障

車には多くの電子部品が使われています。車に乗っているとわかりにくいですが、配線類も多く、水に弱い電子機器は水没によって簡単に壊れてしまいます。

今の車はオーディオにナビ、モニターにセンサーにと多くの電子機器・配線が搭載されていますから、水によってショートし電子機器類が使えなくなってしまうこともあるでしょう。最悪の場合、そこから火災が発生してしまうこともあります。

車自体の劣化が早くなる

水没した車は、明らかな故障個所がなくても車自体の劣化が早いです。特に気を付けたいのが、北国の冬から春にかけての冠水です。スリップ止めの砂利には塩化カルシウムが入っていますから、水と金属と砂利の反応によってサビつきが早くなってしまうのです。

また、見えない部分に入り込んだ水によって少しずつ劣化していくことも考えられます。気づかぬうちにエンジンオイルに汚水が入り込んでいることもありますから、冠水・浸水した道路を走った後は念のため修理工場やディーラーで点検およびメンテナンスをしてもらいましょう。

水没してしまった車は使えるの?修理費用の相場も見てみよう!

水没してしまいさまざまな箇所に異常をきたしている車は、その後正常に使用できるのでしょうか?使用できたとしても、修理は必須になるはずです。となれば、その修理費用も気になりますよね。

ここからは、水没してしまった車の修理費用の相場についてみていきましょう。

修理したほうがお得な車

修理代金があまりにも高いと、「修理するよりも買いなおしたほうがいい」と感じる方が多くなります。修理するか買い替えるか迷ったときには、「今この車にどれだけの価値があるのか」という観点から決めてしまうこともできます。

例えば、購入から10年を過ぎる車にはほとんど価値がありません。新車購入時には300万円した車でも、10年経ったあと買取査定を依頼すると10~30万円ほどにしかならないこともありますよね。そういった車には修理しても乗り続ける価値はほとんどありません。

しかし、その車が新車購入から5年以内の比較的新しい車であれば、多少お金がかかっても修理して乗ったほうがいいでしょう。そして上記の理由から、新車購入から7年以上経っている車だと、修理するメリットは感じにくくなります。修理費用も高額になりがちですし、車自体も古くなってきているため、新車登録から7年以上経過している場合には、新しい車に乗り換えることをお勧めします。

だからといって、7年以上経過していれば必ず買い替えなければいけない、5年以内なら乗り続けなければいけないということではありません。自分の財布と相談し、修理しても乗り続けたい車なのかよく考えてみましょう。

修理費用の相場は?

水没した車の修理費用は、修理箇所によってその相場が異なります。また、車のどこまでが水につかってしまったのかという部分でおおよその修理費用目安がわかります。

車内まで水が入ってきてしまったとき、その水がシートの下で止まっていれば大体25万円程度の修理費用で済むことが多いようです。水がシートの上まで使ってしまったら、50万円以上の修理費用を覚悟しなければいけません。

浸水がフロアカーペット程度なら約5万円で修理できるでしょう。いずれもあくまで目安ですので、車の状態によってはそれ以上の費用が掛かることももちろんあります。

また、ミッションやギアまで壊れてしまった場合には数百万円かかることもあるでしょう。エンジン交換などが入ればさらに数十万円から百万円の修理費用が上乗せされます。

こうなると、「新車を買ったほうがトータル的に安い」と誰もが思いますよね。水没した理由によっては任意保険の車両補償で修理費用を賄えることもあります。保険会社によって対応は異なりますが、修理費用が全額出ないこともあるため注意が必要です。

たとえ車両保険で修理費用がカバーされたとしても、「全損」扱いになるときには買いかえたほうがお得です。全損扱いになると保険金額に全損見舞金がプラスされる保険もあります。

※全損とは…保険会社で決めた車の時価を修理費用が上回ってしまった、盗難にあった、修理できないほどに車が壊れてしまっている状態。全壊とは異なります。

廃車買取専門業者であれば水没車でも買取可能!

このように、水没した車は修理費用が高額になってしまうことが多いようです。修理費用とその後の劣化の関係から、水没車は「エンジンが水につかったら修理しないほうがいい」といわれます。ここまででお話した通り、水没車は修理費用が高額になってしまうことに加え、修理しても劣化スピードがとても速く、修理に意味を見いだせないことが多いのです。

このように修理できない、修理する意味のない水没車はどのようにして処分するのが正解なのでしょうか。

下取りに出してみる

車を買い替える場合には、新しい車の下取りとして出してみる方法もあります。ディーラーや中古車販売店なら下取りに応じてくれるかもしれませんが、水没車ということで値が付かないことも考えられます。

それどころか、「廃車にする手数料をいただきます」と言われてしまうかもしれません。車の購入費用に加え、廃車手数料まで取られたのでは逆に損ですよね。

下取りできない、値が付かない、廃車手数料がかかるとわかったときには、「どうせ新しい車を買うのだから」とディーラーや中古車販売店のいいなりにならず、次の方法を試してみてください。

廃車買取業者に買取依頼する

廃車買取業者なら、水没した車でもきちんと買取してくれるところが多いです。下取りしてもらえない水没車や廃車にお金のかかる水没車は、まず廃車買取業者に見積もりを依頼してみましょう。

水没や災害にあった車は、その災害の内容によって保険の対象外になってしまうこともあります。例えば地震による津波は補償されない保険会社が多く、こうなると車の所有者としてはお手上げ状態です。

しかしこのような災害にあった車でも、廃車買取業者なら買取をしてもらえる可能性があります。「さすがに廃車買取業者でもこれは無理だろう」という状態の車でも、あきらめずに見積りを取ってみてください。

なぜ廃車買取業者は水没車でも買い取れるのか

他の車業者が買取を拒否する中で、なぜ廃車買取業者は水没車でも買取りに応じてくれるのでしょうか。

廃車買取業者は、車の状態が良ければ中古車として海外に車を輸出することもできます。もう乗れない車の場合でも、パーツごとにリサイクル販売をしたり、金属部分をゴミにせず販売したりと、「細かく分解してリサイクル販売」するノウハウとルートを持っています。

リサイクルによって得られる金額は大きいものではありませんが、廃車買取業者はそれでも車を売ってくれた人にはそれなりの対価を支払ってくれます。少しでもお金になればいいな、というときには、あきらめずに廃車買取業者に連絡してみましょう。

ただし、廃車買取業者の中でも水没車に関しては、レッカー移動費用を請求されるところもございますので、必ずカーネクストのようにレッカー車費用が0円の業者にすることが重要です。

また、カーネクストなら問い合わせ段階から詳しい内容をお話しすることができますし、気になる自動車税の還付金の受け取り方法などもお知らせすることができます。初めての廃車買取を依頼する方にも安心の廃車買取業者です。

まとめ

大雨や台風で水没してしまう車は今や珍しくありません。近年増加しているゲリラ豪雨によって、全く予想していなかったタイミングで車が故障してしまうこともあるでしょう。

水没車を修理して乗るかは、車が初年度登録から何年たっているか、そして浸水度合いがどの程度かで決めることもできます。初年度登録から7年以上経過し、車内のシートまで浸水した車は手放したほうが賢明です。

水没によって壊れてしまった車を手放すときには、下取りではなく廃車買取を検討してみましょう。下取りを拒否された車でも、廃車買取なら快く買取に応じてくれるはずです。

初めて買取を依頼する方、以前廃車買取で満足のいく買取をしてもらえなかったという方は、カーネクストにまずは問い合せてみてください。年中無休で営業しているので、いつでも相談が可能です。また、査定も無料でできますので、自分の愛車がどれくらいの値段で買取可能なのか調べてみてください。

タイトルとURLをコピーしました