水没車は見分けられる?特徴や水没時の対応を解説

廃車のコラム

日本はもともと雨が多いことに加え、台風や豪雨による被害も報告されています。

そのため、水没車(車が水に浸かって壊れてしまうこと)のリスクとは常に隣り合わせです。

更に中古車市場で水没車が売られる事もあるので、水没車を購入しないためにチェックすべきポイントがあります。また、自身の愛車が水没車となってしまった場合の対処方法についても、知っておきたいところです。

ここでは、そんな水没車について解説します。

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水没車の特徴

水没車には、どのような特徴が見られるのでしょうか。代表的な特徴3つを確認しましょう。

カビや細菌が発生する

まず、水没車内にはカビや細菌が発生します。

水没すると車内に泥水や海水などが入ってしまい、これをフロアカーペットやシートなどが吸収します。車内は通気性が悪く内部を温めやすい空間になっていますので、カビや雑菌が繁殖してしまうのです。

一度カビや雑菌が発生するとどんどん繁殖してしまいますから、完全に綺麗にするのは困難といえるでしょう。水没してから数日経過した車の中は、カビや雑菌によってドブ臭くなります。水に濡れてからすぐに内装を取り外して乾かしても、雑巾のような不快な臭いは残ってしまうので注意が必要です。

時間の経過とともに臭いは取れにくくなるため、車が水没した場合は早めに対処しましょう。

部品が劣化する

車が水没すると、あらゆる部品が劣化してしまいます。

ただの水に浸かった場合でも劣化しますが、地震による津波の影響で海水に浸かってしまった場合は、より劣化スピードが早いです。

海水に含まれている塩分が金属製の部品に付着すると、金属の酸化が進んで部品はどんどん劣化してしまいます。車は小さなネジまですべて含めると約3万個もの部品でできているため、どこかの部品が劣化しても目に見えず、気づかないことも多いのです。

そのため知らないうちに金属の腐食が進行し、いつ不具合が発生してもおかしくないような状態になります。

電気系統のトラブルが起こる

最近の車はエンジン周辺だけでなく、ダッシュボードやドアの内部などあらゆるところに電気の配線が大量にあります。

そして各部に多数のコンピューターが設置されているので、水没した場合はこれらの電子部品が故障する可能性が高いのです。

電気を司る部品が水に浸かってしまうと、誤作動が起きたりショートしたりして非常に危険です。特に普通の水よりも電気を通しやすい海水に浸かった場合は、電気系統のショートによって火災が発生することもあります。

更に無理に動かそうとすることで、バッテリーにも感電する危険性も出てきます。ハイブリッドカーや電気自動車は高電圧のバッテリーを搭載しているため、より注意が必要です。

水没車に車両保険は適用されるか?

車両保険に加入している場合、水没車の修理費用は補償されるのかは、かなり気になる点でしょう。

実は保険の適用可否は、水没の原因によって異なるのです。

自然災害が原因の水没

車両保険には補償範囲が狭く月々の保険金が安いエコノミー型と、広範囲を補償する一般型がありますが、自然災害が原因で車が水没した場合は、どちらのタイプの車両保険でも補償されるので安心です。

基本的には修理に必要な費用が補償されますが、エンジンまで水没して修理が不可能な場合修理費用が保険金額を超える場合には、全損扱いとなります。

全損となった場合は、自己負担となる免責金額は引かれませんので、設定した保険金額だけが支払われます。

つまり、設定した保険金額が少ない場合は、全損による買い替えや修理費が賄いきれないこともあり、超えた部分は自己負担となります。

対象となる自然災害は台風やゲリラ豪雨、洪水、高潮、竜巻など幅広いです。日本は自然災害が多いので、万が一に備えて車両保険を付帯しておくと安心できるでしょう。

津波による水没

自然災害によって水没車となった場合は車両保険が使えると説明しましたが、残念ながら津波は対象外です。

なぜかというと津波は広範囲で大きな被害をもたらすため、保険会社による適切な保険料設定が難しいためなのです。そのため地震や火山の噴火によって起こった津波で車が水没した場合は、車両保険に入っていても補償を受けられません。

保険会社によっては、一般的な車両保険では補償されない津波による被害を補償する特約を提供していることがあります。これは車が水没によって全損した場合に一時金が支払われるもので、多くの保険会社が50万円という一時金額を設定しています。

全損した場合のみという条件付きで、金額的にも新しい車の買い替えには不足するケースが多いでしょう。しかし、津波の被害を受けたあとの生活再建の足しになると考えられます。

等級の扱い

台風や洪水などによって車が水没した場合に車両保険を使うと、翌年の等級は1つダウンします。

さらに、事故あり係数適用期間が1年加算されることを覚えておきましょう。

なお、台風や集中豪雨などの被害が拡大することにより、災害救助法が適用されることがあります。

災害救助法が適用されることで、自動車保険の継続契約締結手続きや保険料支払いに一定期間の猶予が儲けられることもありますので、詳しくは加入されている保険会社に確認してみましょう。

水没車の見分け方

中古車市場では、水没車であることを隠して販売する悪質な業者もいます。

そのため中古車を購入する際は、水没車であるかどうかをきちんと見分けたいものです。

どのような点をチェックすれば水没車であることがわかるのか、見分け方を確認しましょう。

相場より安い

状態のよい中古車であれば、多少価格を高めに設定しても難なく売れます。

なので、相場よりも価格が安く設定されている中古車というのは、安いだけの理由がああります。

あまりにも相場より安い価格が設定されている車には、何かしらの問題があると疑ってみましょう。

もしかしたら、水没車かもしれません。

汚れやシミが目立つ

汚れやシミが目立つ車は、水没車の可能性が高いです。

水没によって汚れやシミが付着すると、部品を交換しない限りは完全に落としきれません。特に革製品や布製品に付いたシミは、落としづらいものです。

そのため車内のシートに不自然なシミが残っている場合は、水没の名残であると考えられます。

運転席足元のアクセルペダルやブレーキペダル、さらにその奥のダッシュパネル裏などの汚れをチェックするのもおすすめです。細かい部品が多く入り組んでいる場所は掃除しにくいので、水没時に侵入した泥が若干残っている可能性があります。

異臭がする

車内の異臭も水没車の大きな特徴です。

特にエアコン作動時トランクルーム内部の異臭に気をつけましょう。

エアコン内部に水が入ると汚れやカビが発生してしまい、完璧に取り除くことは難しいです。そのため水没してエアコン内部にまで水が入った車は、エアコン作動時に異臭を放つケースが多いといえます。エアコンの吹出口に芳香剤が付けられていて臭いを隠されている場合は、送風を足元にしてヒーターを動かしてみてください。同様に臭いを確認できます。

また、トランクルーム内から異臭がする場合も水没車である可能性が高いです。水没した車はすぐに内部を乾かしたとしても臭いが残りやすいので、独特のカビやドブの臭いがあればその車を選ばないようにしましょう。

サビや腐食が進んでいる

車内外のサビや腐食が進んでいる場合は、水没車であると考えられます。

特に車内は、通常使用でサビや腐食が目に見えるケースが少ないです。海水の侵入による金属の酸化や、水が長期間入り込んだことによるサビであると考えられます。

エンジンルームのシリンダブロックやヘッドカバーボルト、トランクルーム内の工具のサビや、アルミ製部品の腐食が確認できるときは、水没車であることを疑いましょう。

多くの中古車では、外装の汚れやシミ、サビが確認できます。そのためサビや汚れがあるからといって必ずしも水没車であるとは限らないのですが、少しでも不自然な点があれば注意する必要があります。

おかしいと思ったら、その中古車を選ぶのは避けたほうがよいでしょう。

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水没車を買ってしまったら

いくつか水没車を見分ける特徴を挙げましたが、多くの場合水没車であることを見分けるのは至難の業です。

そのため、購入して走行しているときに不具合が出て、水没車であることが判明するケースも少なくありません。もし意図せず水没車を購入してしまったら、どうすればよいのでしょうか。

クーリングオフ対象外

中古車の売買は、クーリングオフの対象外です。

これは、クーリングオフがもともと訪問販売や電話勧誘など冷静に考える時間を与えないような購入に関して、消費者を守るために作られた制度であることが関係しています。

実際に店舗で購入したり、インターネット上で選択して商品を購入したりした場合は、クーリングオフの対象となりませんので、中古車購入ではクーリングオフを利用できないのです。

キャンセルや返品が可能な場合も

中古車のキャンセルや返品は基本的に不可能ですが、修復歴車であることを知らされずに購入した場合は中古車を返品できる可能性もあります。

水没車は修復歴車には該当しませんが、災害車に該当します。そのため本来であれば販売時に告知する義務がありますが、中には水没車であることを隠して販売する業者も存在するのです。

水没車であることを隠していたとして業者に契約解除を求めても、要求に応じないことがあります。その際は瑕疵担保責任を追求しましょう。

瑕疵とは、目に見えない欠陥や不具合のこと。売主である業者も見抜けなかった欠陥がある中古車を購入した場合は、売主がその責任を持つこととされているのです。

話し合いで解決しない場合は、訴訟提起して責任を追求することになります。

愛車が水没したときにするべきこと

今度は、愛車が水没してしまったケースを考えてみましょう。愛車が水没車となった場合、するべきことは以下の3つです。

レッカー車を呼んで運搬を依頼

まずはレッカー車を呼び、水没車の運搬を依頼しましょう。

少ししか水に浸かっていないから問題ないと、自分でエンジンをかけるのは危険です。自動車に搭載されているバッテリーは電圧が高く、感電事故を起こす危険性があります。

水没による感電事故は防止できるように設計されていますが、水没後車内に水や泥などの異物が入ることで、電極がショートしやすい状態になることも珍しくありません。エンジンをかけることで火災が発生する危険性もあるため、自分でエンジンをかけて水没車を運転するのは、絶対にやめましょう。

整備工場やディーラーへ

水没車はなるべく早く、整備工場やディーラーに持っていく必要があります。

水没した車の内部には時間の経過とともにカビや雑菌が繁殖し、サビや腐食も進むのです。早めに修理すれば問題なく乗れたと思われる車も、素早く対処しなかったがためにエンジンがかからなくなり、乗れなくなったというケースも多く見られます。

そのため損害が大きくならないうちに、整備工場やディーラーに持っていきましょう。

水没車が故障しているかどうかは、一般ユーザーの目視では判断しきれません。容易に自己判断して放置すると、予期せぬトラブルが発生します。必ずプロの判断を仰ぎましょう。

修理するか否かを判断

プロの目で愛車をチェックしてもらった上で、修理するかどうかをよく相談してください。

被害の程度によっては、修理よりも買い換えの方が安く済むこともあります。壊れている部分の修理費用はいくらかかるのか、今後壊れる可能性のある部品も交換したら費用はどのくらいになるのかなど、詳しく話を聞いてみましょう。

水没車と一口にいっても、被害の大きさは車によって異なります。タイヤの半分より下まで水に浸かった場合や、車の床面が水に浸からないレベルであれば、そこまで重大なダメージは負っていないでしょう。

しかし、マフラーが浸水したり、車の床上まで浸水したりした場合には車が動かなくなる可能性が高いです。

水没車は見た目の劣化以上に内部の劣化が激しく、気づかないうちに故障してしまいます。問題なく走行できていたのに、ある日突然動かなくなることも。

見た目の状態だけで修理するかどうかを判断せず、きちんと内部の劣化状態を確認してから決めましょう。

水没した愛車の行く末

水没車となった愛車は、どうすればよいのでしょうか。

基本的には使用を続けるか、手放すかの2択です。

修理して使用を継続する

被害の大きさによっては、修理して使用を継続することもできます。

その場合はディーラーや修理工場に依頼しましょう。費用はどこに依頼するかで変わってきますが、水没車の場合は修理が完了するまでのスピードの早さにも重視してください。

ただし、水没車に染み付いた臭いやシミを完全に消すことはほぼ不可能ですし、常に故障するリスクと隣合わせで走行することになります。車のいたるところが劣化している状態なので、再度故障する危険性も高いですので、壊れた部分を修理してもまた別の部分が壊れることもあります。

結局長期的に見ると、修理ではなく買い替えがよかったと思うくらい費用がかさむことも珍しくありません。問題なく走行していても水没車であるという事実は消えませんから、手放すときに中古車として買取不能であると判断されるケースも多いです。

車内に浸水してエンジンがかからない状態の車であれば、修理するために100万円以上かかることもあります。それほど高額な費用を支払ってまで修理する価値があるかどうか、冷静に判断することが重要です。

解体する、廃車にする

修理費用が高額になるのであれば、廃車にする方がお得といえます。

その場合は、廃車買取専門の業者に依頼しましょう。中古車買取業者が引き取ってくれない水没車でも、廃車買取業者であれば引き取ってくれることがあります。

なぜ水没車でも引き取ってくれるのかというと、廃車買取業者は車のパーツや部品をリユース・リサイクルするからです。その車自体はもう使えなくても、無事な部品を取り除くことで再利用が可能なこともあり、そのパーツや部品に価値があれば水没車でも引き取ることが可能なのです。

また、自力で動かせない水没車は移動させるためにレッカー代などの費用が必要です。廃車買取業者の中には、レッカー代を無料としているところもあります。買取価格よりもレッカー代の方が高かったという悲しい事態を避けるためにも、レッカー代無料の廃車買取業者を選ぶとよいでしょう。

まとめ

水没車は完璧な元の状態に戻すことが難しく、何かしらの影響が出てしまうものです。中古車を購入する際は、水没車を選ばないように細かいポイントを確認しましょう。

また、自身の愛車が水没してしまった場合は速やかにプロのもとへ運び、修理するかどうかを判断してください。修理が難しければ、廃車買取業者に依頼するのも賢い選択です。

愛車が水没してしまったら、廃車買取実績の豊富なカーネクストにご相談ください。全国引取に対応しているため、水没車を移動させるための費用もかかりません。まずはお気軽にご連絡ください。

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