台風で車が冠水した!修理?それとも廃車したほうがいい?

廃車のコラム

日本は台風の多い国であり、年に20数個ほど発生して、そのうちいくつかは上陸します。

近年では温暖化によって威力が大きくなり、甚大な被害をもたらします。もし台風で車が冠水したら、どうすればいいのでしょうか。

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台風で車が冠水すると修理してもダメージが残る

台風で多い車の被害は、豪雨による冠水です。アンダーパスなど低いところに雨水が溜まり、そこへ進入するとエンジンが止まって車が故障してしまいます。走り慣れた道路ほど油断して進入しがちです。豪雨で大きな水たまりができると車が冠水するほど深くなるものです。

一般的に車が問題なく走行できる水位の限度はマフラーの下までといわれています。川を渡れるくらいのオフロード車なら、もう少し冠水しても問題はないですが、それ以外は車内に水が入り込み、至るところが故障します。

例えばエンジンです。停止するだけでなく、水のせいで部品が破損したり歪んだりします。特に水が残ったままエンジンを再始動すると、爆発して修理すらできなくなってしまうでしょう。

他にも、最近の車はコンピューターで制御されているため電気系統が多く、これらも水が入り込むことで簡単に故障します。水を通して感電する恐れがあるため、大容量のバッテリーを搭載しているハイブリッドカーや電気自動車は特に注意が必要です。

一方ミッションは水が入り込んでも、その後で水を抜きオイルを入れ替えれば回復できる可能性があります。ただしMT車以外は電気系統が故障していると、結局は交換しないといけないでしょう。

故障以上に深刻なのが車内の臭いです。冠水によって雑菌が繁殖し悪臭を放ちます。雑巾の臭いを思い出すとイメージしやすいでしょう。たとえ乾いてもクリーニングしても、完全に取れるものではありません。内部に雨水が残っているとエアコンをつけたときに悪臭がするだけでなく、金属類が徐々に錆びたり腐ったりする恐れもあります。

冠水だけでなく、跳ね上がった水が入り込んでも故障するため、水たまりを通過するときは速度を落として静かに走行しましょう。通過できないと思ったら無理せずに引き返すのが無難です。強行突破すると廃車する憂き目に遭います。

保険金は請求するべき?台風で冠水したときの対応

台風で車が冠水したとき、任意保険の車両保険に加入していれば修理代に相当する保険金を受け取れます。補償の範囲を限定した「エコノミー型」でも同様です。台風なら冠水だけでなく、飛来物や倒れてきたもので車に傷がついたり、土砂崩れに巻き込まれたりしても補償されます。

本来は車両保険で保険金を受け取ると、次の契約で等級が3段階下がり、3年間は事故有等級が適用されてしまいます。けれども台風のような自然災害が原因である場合は、1段階だけ下がり事故有等級の適用も1年間だけです。

もちろん車を修理せずに保険金だけを受け取ることも可能です。先述のとおり、冠水した車は大きな被害を受けてしまいます。修理をしても元通りになるとは限りません。臭いが残ったり、乗り続けているうちに新たな不具合が発生したりする恐れがあります。いっそ修理せずに廃車して買い替えたほうが、無駄な費用をかけずに済むでしょう。

修理せずに保険金だけを受け取るには、保険会社に見積もりを取ってもらいます。外観を見て概算しますが、部品代までは考慮されないので実際の修理費用より安く見積もられるかもしれません。消費税も発生しないので、その分だけ受け取れる額は少なくなります。

ただし支払われるのは設定した補償額の範囲であり、それ以上の修理費用が見積もられても超過した部分は受け取れません。保険料を節約するために補償額を安くしていると、かえって損をします。

台風で冠水した車は廃車!引き取ってくれる理由は?

台風で車が冠水すると、査定では大幅に評価が下がってしまいます。日本自動車査定協会によると、フロアまで冠水すると30%、シートのクッション部までなら40%、ダッシュボードを超えると50%も基準価格から減点されます。

こうした車は「水没車」とみなされ、ディーラーや中古車販売業者によっては下取りや買取を断られてしまいます。もちろん中古車市場でも買い手がつきません。たとえ乾いても臭いや、通常の使い方では発生しない汚れ・サビの存在で、査定士は水没車だと気づくようです。例えば内張りの下やプチルゴム、トランクルームなどに冠水した跡が残ります。

買い手がつかない水没車は廃車にするしかありません。けれども自分で廃車するには車を解体工場に運び、解体後に運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)で「永久抹消登録」(軽自動車は解体返納)の手続きをする必要があります。

もし冠水で走行不能になっていたらレッカーしてもらわなければならず、そのための費用もかかります。距離にもよりますが1~3万円くらいです。

そこでカーネクストのような「廃車買取業者」に依頼すると、無料でレッカーしてくれるだけでなく、廃車の手続きも代行してくれます。状態によっては水没車でも買値がつくかもしれません。廃車買取業者は自社で解体工場を保有しているところが多く、走行不能でもスクラップにすれば売却できますし、パーツも再利用できます。

まだ走れるなら海外で販売する方法もあります。たとえ臭いがあっても汚れやサビがあっても、動きさえすれば気にならないからです。特に発展途上国で需要があります。こうした販路を持っているのも、廃車買取業者ならではの強みといえるでしょう。

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台風で廃車できないイレギュラーケース

ただし台風で車が冠水しても、廃車できないケースがあります。例えば冠水した車がそのまま川や海へ流されて行方不明になってしまった場合です。

災害で行方不明になった車がたとえ見つかったとしても、走行不可能になってしまうことがほとんどでしょう。もし動いたとしても水が内部まで浸水してしまっているので、その後すぐに故障してしまう可能性が高いです。

そんな場合は、罹災証明書を発行しましょう。罹災証明書はどれくらいの被害にあったのかではなく、車が災害によって被害にあったのかあっていないのかで判断されます。大災害であれば、自治体も被害にあっているケースが多く規模によっては申請から発行までに1か月程度かかってしまうことも少なくありません。

被害が少なく、通常通りに申請が通れば発行まで一週間ほどで済みます。
罹災証明書を発行後、その車は一時抹消登録ではなく永久抹消登録の手続きをしましょう。

ちなみに冠水でダメになった書類は、以下の場所で再発行してくれます。

・車検証……運輸支局または軽自動車検査協会

・自賠責保険証……加入している保険会社

・納税証明書……自動車税は運輸支局内にある税事務所、軽自動車税は市区町村の窓口

・リサイクル券……再発行できないので、代わりに自動車リサイクルシステムのホームページで「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷する

もう1つ、保険会社が車両保険金を支払うときに「全損」と判断すると、車の所有権が保険会社に移って廃車できない場合があります。全損とは修理費用が車の時価額を超えてしまった状態です。全損で保険金を請求する際は自分で廃車できるか、もし保険会社に所有権が移る場合はいつどのような手段にて名義が変更になり税金が止められるのかを事前に確認しましょう。

まとめ

台風で車が冠水すると、内部に水が入り込んでエンジンや電気系統などが故障します。たとえ修理して走行できたとしても、臭いが残ったり金属類の腐食が進んだりするなど快適に利用できません。修理代金もかなりかかってきます。

中古車の販売も難しいので、そうなれば必然的に廃車の手続きを行うことになるでしょう。水没車はパーツもほとんどダメになっていることが多く、買取は難しいかもしれませんが、カーネクストでは無料で引き取りを行っています。

自動車税の還付金等はご対応させていただきますので、次の車を購入される際に少しでも足しにすることができます。自然災害で車の被害に遭った方は弊社カーネクストにご相談ください。

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