車の電圧が不安定!原因はバッテリーの寿命!

トラブル・修理

車のかかりが悪くなり始めると、バッテリーが弱くなっていることが考えられます。バッテリーが弱くなると、電圧が不安定になり、エンジンをスタートさせるのが難しくなるだけでなく、他の電気系統にも影響がでるようになります。

車の電圧が不安定になりそうと感じているなら、バッテリーの電圧をチェックしてみると良いかもしれません。この記事では、車の電圧が不安定になった時に、バッテリーの確認をする方法を紹介していきます。

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車の電圧を確認してみよう

車に使われているバッテリーは、指定された電圧があり、指定電圧を下がると電圧が不安定になるので交換を考える必要があります。

車の電圧を測る方法

車の電圧を測るには、いくつかの電圧計を使うことができます。電圧計の種類と電圧の測定方法を見てみましょう。

・シガーソケットから測る電圧計

車内にあるシガーソケットに差し込むだけで、電圧をデジタル表示してくれるタイプの電圧計。配線をする必要もなく、誰でも簡単に電圧を測ることができます。

車内で好みの場所に設置して電圧を見ることができるように、延長ケーブルが用意されているものや、USB充電機能がある電圧計もあります。

・OBD2コネクターから測る電圧計

故障診断コネクターであるOBD2コネクターに接続して電圧を測るタイプの電圧計です。

車内にあるコネクターに配線を接続し、電源も同じ位置から取ることができるので、簡単に設置できます。

・バッテリーにつないで使用する電圧計

シガーソケットやOBD2コネクターに接続するタイプの電圧計では、正確な電圧を測ることが難しくなります。これは配線を通して電圧計に電気が流れるためで、微妙な量であるとはいえ、電圧が下がってしまうからです。

そこでバッテリーに直接つないで電圧を測るタイプの電圧計であれば、より正確な電圧を測ることができます。常時接続しているタイプの電圧計以外でも、点検でバッテリーの電圧を測る際にも、直接バッテリーに接続して電圧を計測します。

電圧がいくらなら正常なのか

正常と言えるバッテリーの電圧について考えてみましょう。

車の電圧は、公称では12Vということになっています。もちろん発電をしていたり、電気を使っていたりすると上下しますが、基本となっているのは12Vです。

エンジンが停止している段階では、12.5Vから13Vほどがバッテリーの電圧となります。また走行している段階では、オルタネーターから電気が供給されている状態ですので、13.5Vから14.5Vの電圧となります。

バッテリーの電圧ではなく、オルタネーターから発電された電気が流れるので、12Vよりも高い電圧がかかります。走行時でも12Vなのであれば、オルタネーターの寿命が考えられるので、低すぎると言えるでしょう。

バッテリーの寿命で電圧が不安定になる

バッテリーは使い続けられるものではなく、寿命があります。また寿命が近づくと、電圧が不安定になり、不具合が生じるようになります。

バッテリーには寿命がある

バッテリーの寿命は、通常の使用では2~4年程度となっています。

使用頻度や環境によって異なりますが、3年も超えると寿命が近づいているバッテリーと判断できるでしょう。バッテリーの上部には、製造年月日が記載されていますので、時々確認をして寿命が近くなっていないか確認しましょう。

※製造年月日の記載は、年月が経過すると薄くなっていくことも考えられるので、最初に写真を撮っておくなどをすると、後から確認しやすくなります。

車が多くの電気を消費するのは、エンジンをかける時です。エンジンをスタートする時には、セルモーターが多くの電気を消費します。この時にエアコンやオーディオなどのスイッチが入っていると、バッテリーに負担をかけます。

エアコンやオーディオのスイッチは、エンジンをかける時には使用しないでいると、バッテリーの寿命を延ばすことができるでしょう。また一度上がってしまったバッテリーは、使用年数が短くても、またバッテリーが上がる可能性が高く、寿命は大きく短くなる点も覚えておきましょう。

寿命が近い状態で使い続けると

寿命が近づいたバッテリーは、電圧が低くなり、不安定になってしまったりします。前兆としてエンジンがかかりにくくなったり、ライトも暗くなったりします。

電圧の目安として、エンジンが停止している時で12V以下、走行中で13V以下になると、バッテリーの寿命が来ていると判断できます。

いつも電圧計で電圧を測っている訳ではないかもしれませんが、シガーソケットタイプのものであれば簡単に計測できますので、時々電圧を測ると良いでしょう。

寿命が近づいていることが明らかな場合は、早めにバッテリーの交換をしておくと、急に動けなくなることを避けられます。

オルタネーターの不調で電圧が不安定になる

車の電圧が不安定になる原因には、オルタネーターの不調も挙げられます。オルタネーターという部品はどのような役割があるのか、オルタネーターが故障した場合にすべき対処法も見ていきましょう。

オルタネーターとは

オルタネーターというのは、車に必要な電気を発電する部分です。

エンジンが回っている間、ベルトを通してオルタネーターも回転し、必要な電力を供給します。オルタネーターで発電された電気は、すぐに使う電気はそのまま供給されます。しかしバッテリーにも電気を蓄えることも可能です。

高速で走行している時は全く問題なくても、電気が不足する時にバッテリーから電気が供給されるのです。アイドリングでエアコンを使い、カーオーディオも使っている状況では、電気の供給が追い付かないので、バッテリーから補填されます。

オルタネーターが故障すると、車の走行に必要な電力も供給されなくなるので、車を走らせ続けることができません。目安としては、オルタネーターが完全に故障すると、数kmほど走行すると、バッテリーの中の電気を使い果たしてしまいます。

オルタネーター抜きでは、車の走行は不可能とも言えるので、車の電圧が不安定なのが、オイルタネーターが原因ならば、早急に交換することが求められるのです。

オルタネーターが故障したらどうするべきか

バッテリーを交換したり、上がってしまったバッテリーを充電したのにも関わらず直らなかったりという場合には、オルタネーターの故障が考えられます。

オルタネーターは故障することが少ない寿命が長い部品ですが、交換するとなると費用が高くなる部品です。オルタネーターを交換するのには、新品のパーツで5万円から10万円が部品代となります。さらに工賃がかかりますので、簡単に交換を決意できるパーツでもありません。

中古品を分解してきれいにし、ブラシなどの部品は新品にしたリビルド品であれば2万円から5万円ほどで手に入れることができます。新品の部品は非常に高いので、一般的にはリビルド品への交換をされるケースが多いです。

中古品を自分で探してくると、さらに費用を抑えることができますが、中古品の場合にはどの程度の状態なのかを判断できないので、リスクがあります。少しお金をかけたとしても、リビルド品への交換が安心できます。

なお、車自体が古くなってしまっている場合に関しては、修理よりも買い替えを行った方が長い目で見ると安くなる事がありますので、走行距離が10万キロを超えている場合は故障車でも買い取れるカーネクストに買取に出すといいでしょう。

カーネクストであれば、パーツ単位での買取に加えて海外販路もあるため、他社よりも高く買取できる可能性が高くなります。

まとめ

車の電圧が不安定になるのは、バッテリーが弱くなっているのか、もしくはオルタネーターの不具合が考えられます。どちらの部品も車を走行させるのに、非常に大切な部品ですので、寿命が近づいているのであれば、早めに交換することが求められます。

もちろん交換費用によっては、車の乗り換えを検討するかもしれませんし、思い入れのある車であれば修理して乗り続けることを選択されるでしょう。いずれにしても電圧が不安定な状態では安心して走行することができませんので、ディーラーや修理工場で何が原因となっているのか判断してもらいましょう。

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