洗車機は車に傷をつけてしまう?洗車機利用で上手に車を綺麗にする方法

洗車機は車を傷つける 自動車の困り事

1962年、日本で初めての量産型移動式ブラシ付門型自動洗車機「竹内鉄工のCAR BEAUTICIAN」が完成し、普及開始しました。それまで洗車機といえば水噴射のみで、洗車は人力となっていましたが、回転ブラシによる機械化された洗車が可能となったことで、CAR BEAUTICIANは日本のモータリゼーションの発展に大きな影響を与えたとされています。

日本初の量産型自動洗車機登場から60年、サービスステーションや洗車場、洗車専門店等に自動洗車機は設置されています。2020年のアンケート調査では、ガソリンスタンドのサービスステーションでセルフ洗車機を利用している人の有無は60%以上となっていました。

こちらでは、利用することで手軽に自動車を綺麗にすることができる自動洗車機について、仕組みや利用方法、洗車機利用時の注意点など詳しく解説します。

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洗車機の仕組み

一般的な洗車機は水でボディ全体を濡らし、洗剤を噴射してブラシで洗ったあと、ブラシと水で洗剤を洗い落とすという仕組みになっています。

洗車機の種類

洗車機には、移動式型洗車機と全自動洗車機があります。また、洗車機の種類を分けるのであれば、数種類あるブラシ付洗車機と高水圧ジェットで洗車するノーブラシ洗車機があります。

洗車機に取り付けられているブラシは素材ごとにわけると4種類あります。一般的にガソリンスタンドに設置されている洗車機の9割は、スポンジブラシとなっています。他に、シルク製の布ブラシ、特殊ゴムを使用したゴムブラシ、古い洗車機に多いプラスチックブラシがあります。

シルク製布ブラシを使用した機器は器機自体の価格が高いため、利用料金も高くなることがネックとなりますが、布ブラシは車体への負担が少なく、音も静かなため人気があります。スポンジブラシ、ゴムブラシは作動中の音が大きいことが特徴です。減少しているプラスチックブラシを使用した洗車機は旧型が多く、車体への負担が大きいことから利用はすすめられていません。

移動式型洗車機の仕組み

移動式型洗車機は、ドライブスルー洗車とも言われています。洗車機のスタート指定位置までご自身で車を運転して移動し、指定されている停止位置に着いたらギアをパーキングに入れて車のエンジンを停止、まもなく洗車が始まります。洗車中はエンジン停止の状態で車内で待ちます。洗車が終わると終了のランプが点灯し、終了と退出を促すアナウンスがありますので、エンジンをかけて洗車機の出口へと移動しましょう。

全自動洗車機の仕組み

洗車機ブラシ

全自動洗車機は、洗車機の指定位置に車を停めるとドライバーは車を降りて、車外で洗車が終わるのを待ちます。その後、外側から受付装置を操作して洗車機を始動させ、洗車が終わると再度車に乗り込み、洗車機から後退して車を移動します。全自動洗車機の場合は車外での待機になりますので、洗車コースで時間がかかるものを選んだ場合も、自由に待つことができます。しかし、待機する場所が屋外しかない洗車場の場合、夏は暑く、冬は寒いといった外気温の影響がありますので、待ち時間が負担になることもあります。

洗車機のグレードや、コーティング等目的はどこに重きを置いているのか、となっています。移動式型洗車機と全自動洗車機どちらが設置されていて、どんな洗車場となっているのか、前もって調べてから利用することをお勧めします。

洗車機の利用方法

年末年始や季節の変わり目、花粉や黄砂の飛来時期終わりなどのタイミングで、車の洗車を考える方も多いのではないでしょうか。洗車機を利用する方法や流れ、洗車機を利用する前に準備することなど、こちらで解説します。

洗車機利用前に準備すること

拭き上げクロス

まずは、洗車機があるところを探して場所を確認します。洗車機は、セルフ洗車場やガソリンスタンドに設置されています。できるだけ、車の保管場所から近いところを選ぶと良いでしょう。

洗車機を利用する前に準備しておくと良いものは、洗車後に拭き上げ作業をするためのタオル(クロス)です。洗車機を設置しているところによっては、タオルを貸し出していたり、販売していることもありますが、使い捨てではない吸水クロスなどの洗車用クロスを持っていくことで、無駄なコストをかけることなく、余分な水滴をとることができます。

洗車機利用の流れ

洗車機利用にかかる時間は、5~6分から長くて20分前後となっています。前もって時間予約できるところもあるようですが、飛び込みで洗車機利用をする場合は、先客がいる可能性もありますので、時間に余裕を持っていくことをおすすめします。

洗車場に着いたら、移動式型洗車機・全自動洗車機どちらでも洗車機ごとに指定されている開始位置まで車を移動し、停車します。停車後、パーキングにギアを入れてエンジンを停止します。

洗車機が洗車を始める前に、窓や扉、トランク、ハッチバックなどがしっかり締まっているか確認しておきましょう。移動式型洗車機を利用する場合は、車内で洗車が終わるのを待つことになりますが、その間エンジンはかけず、アナウンスや移動可能ランプの点灯を待っておきます。

洗車機の工程が完了したら、乾燥では拭き上げきれなかった水滴を持参したクロスやタオル等で拭き取ります。

洗車機利用にかかる費用

洗車機にかかる費用は、洗車機の機種と対応するコースごとに異なります。最も低価格な水洗いのみのコースや、コーティング剤などオプション設定をつける上位グレードコースまで対応している機種もあり、コーティングなど目的がある場合は、前もって洗車場を調べる際に対応しているか確認が必要です。

洗車機コース内容 利用料金平均相場
水洗いのみ+乾燥 ~1,000円
洗剤+水洗い+乾燥 1,000円~1,500円
洗剤+コーティング+水洗い+乾燥 2,000円~

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洗車機を利用するうえでの注意点

移動式型洗車機

こちらでは洗車機を利用する上で気を付けたい注意点について報告します。

全自動洗車機や移動式型洗車機の利用後、車体に傷がついてしまって困ったという方も少なくありません。

車体に傷がつく原因は洗車機のブラシではないか、と考える人は多いかと思いますが、実は近年の洗車機のブラシは旧来多く使用されていたナイロン製の硬いブラシから変化しており、スポンジやゴム、布ブラシなどの柔らかい素材になっているため、以前よりもボディに傷がつきづらくなっています。

洗車機に傷がつく原因

「最近の洗車機を利用して傷がついた」という方もいらっしゃるかと思いますが、ほとんどの原因は車の表面に付着して残っていた砂粒や泥が原因によるものです。砂粒などが残ったままのボディに洗車機のブラシをかけると、ボディの表面の砂粒を引っ掻き回してしまうため、細かい洗車傷がついてしまうのです。

しかも肉眼では気付かないようなサイズの小さな砂粒による傷も、白やシルバーなどの傷が目立ちにくいボディカラーはともかく、黒や紺といった濃いボディカラーになると目立つことがあります。

洗車機による傷を防ぐ方法

前述したような洗車機による傷を防ぐためには、洗車機の利用をする前に車を予洗いしておくことをおすすめします。事前に高圧水で十分な予洗いをしておくことで、砂粒や泥を落とすことができ、洗浄効果も上げることができます。

洗車機の機種によっては、洗浄ブラシを掛ける前に高圧洗浄による予洗いをしてくれるモデルもあります。このような機能が付いている場合は、洗車工程の開始前に車全体の汚れを落とすよう水洗いを行いますが、あくまでも工程の一つになっているため、多くの水を使って洗い流すようなことはしません。すべての汚れを落とし切れているのるか?というと確実ではないのです。できれば、洗車機の前に砂汚れなどの汚れは洗い流しておくと車に傷などがつく不安も減りますし、汚れも落ちやすくなるでしょう。洗車場やガソリンスタンドによっては、事前に予洗いができるように設備を設置されているところもありますが、有料サービスとなっている可能性がありますので、できれば自宅等で前もって行っておくことをおすすめします。

洗車機の洗い残し

洗車機の機能として、全体を一定の力で洗うよう自動システム化されています。例えば、細かい水垢などが洗い落とせず残ってしまうこともあります。手洗いであれば、念入りに洗っておくようなところも、一定の力による洗浄になるため、ムラが出てしまう可能性があるのです。

また、ボディは洗浄するものの、足回り洗浄には対応していない洗車機もあります。土や泥飛びで汚れやすい下周り、タイヤホイールの汚れはそのまま残ってしまうことになります。車体の全体を洗浄できるような洗車機を選ぶとなると、洗車機利用料金自体が高くなるかもしれません。洗車機の機能と料金を比較して選び、洗車工程終了後には水垢や足回りなどの洗い残しについて確認しましょう。

洗車機の洗車工程後は、汚れの洗い残しだけでなく、水洗いのあとの水滴が完全に乾燥できていないことも、後の汚れやシミの原因になります。水滴が残っていると汚れがつきやすくなり、せっかく洗車したとしても帰り道には汚れてしまうかもしれません。拭き上げ用のクロスを持参し、ふき取りを行ってから帰路につくようにしましょう。

まとめ

最近の洗車機は洗浄ブラシの素材が変わり、センサ―の性能もアップしていることから、車体に傷は付きにくくなっているようです。さらに、洗車機でブラシをかける前に、水で十分な予洗いを行うことを徹底すれば、より綺麗に車体を仕上げることができるでしょう。

ただ、洗車期間の間を開けると汚れが蓄積して落ち辛くなります。洗車機を使うという人も、定期的に自宅駐車場等で砂粒や泥汚れなど、水洗いだけでも行っておくことをおすすめします。

洗車機をかけた後にワックスがけやガラスコーティングをしておけば、しばらくは水洗いだけでもある程度汚れは落ちてくれます。洗車機は手間がかからず非常に楽ですが、定期的なメンテナンスを欠かさないことが車体を綺麗に保つコツとなっています

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