この記事を読んでいるということは、近々結婚の予定があるということでしょう。
「結婚したらどんな車に乗るべきか」「住所や名字などの変更手続きはどうするか」「双方とも車を持っていたら、結婚後そのまま持ち続けるべきか」など、さまざまな点が気になると思います。
そこで、結婚と車についての疑問を解消しましょう。
結婚したときに車関係の必要な手続き
結婚する際に車関係で必要になる手続きは、大きく分けて「行政機関で行う手続き」と「自動車保険の手続き」が挙げられます。
行政機関で行う手続き
結婚を機に名字や住所が変わった場合、車検証と免許証の変更手続きを行わなければなりません。
車検証と免許証では手続きする場所や必要な持ち物が異なるので、以下の内容をよく確認してから行くようにしましょう。
車検証の氏名変更と住所変更の手続きをする場合
現在、車を使用している住所を管轄する運輸支局で手続きを行います。管轄の運輸支局については、国土交通省のウェブサイトで確認することができます。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などが掲載されています。
手続きには以下の必要書類を用意しておきましょう。
- 車検証の原本
- 新しい姓の印鑑
- 戸籍謄本または抄本
- 所有者の委任状(車検証の所有者と使用者欄が一致していない場合)
- 住民票(新・旧住所の記載されている、発行から3ヶ月以内のもの)
- 車庫証明書(警察署発行日から1ヶ月以内のもの)
また、所有する車が軽自動車の場合、車を使用している住所を管轄する軽自動車検査協会の事務所もしくは支所で手続きを行います。必要書類は上記と同じです。
免許証の氏名変更と住所変更手続きをする場合
警察署の他にも、運転免許センターや運転免許試験場などでも手続きできますが、近場の利便性を考慮すると警察署が最も便利だと思われます。
以下の必要書類を用意してください。
- 結婚前に取得した免許証
- 本籍地が記載されている住民票
- 申請用写真1枚(他の都道府県からの住所変更の場合に必要となる場合がある)
- 印鑑
自動車保険の手続き
住所や氏名の変更手続きをするときは、加入している保険会社の代理店やコールセンターに連絡して、必要な手続きを済ませます。また、「ダイレクト自動車保険」の場合は、ウェブサイト上で手続きが完了する場合もありますので確認しておきましょう。
もし、親から等級を引き継ぐ場合には、入籍前かつ引っ越し前に手続きを済ませておくことをオススメします。
これは結婚を機にそれまで実家で使っていた車をそのままもらうというケースで、車と一緒に自動車保険も等級ごと引き継ぐことができます。
ただし、その条件として同居している場合に限られる、という条件があります。つまり結婚して新居に移ってからは親の等級を引き継ぐことができなくなってしまうので、入籍する前・別居する前に手続きをしておく必要があるのです。
自動車保険では、住所や氏名の変更手続きに限らず、保証内容を見直していくことも重要です。自動車保険は、基本的に利用者の環境・状況等に応じて最適なプランに設定されています。結婚した後の生活は、環境・状況が大きく変わるため、結婚後の生活に最適なプランに見直す必要があるのです。
結婚後は車を夫婦で1台にするべきか
結婚する人の片方が車を持っている場合であれば良いのですが、双方が車を持っていたというケースも珍しくありません。では、結婚を機に、どちらかの車は処分してしまうべきなのでしょうか?これは、ケースバイケースであると言えますので、それぞれの利点等について解説します。
1台にまとめた方がいいケース
まずは夫婦で1台にまとめた方がいいケースについて解説します。車を1台にすると、税金や車検代、駐車場代、任意保険料などを1台分節約できます。合わせると年間30万円から40万円程度節約できるので、かなり大きな節約になるでしょう。
また、どちらかが専業主婦(主夫)になる場合も1台にまとめた方がいいでしょう。買い物は、近場へ自転車や徒歩で行ければ十分です。遠出しなければならない用事については、仕事をされている方が運転すれば問題なので、1台の車でも生活にあたえる悪影響は最小限で済みます。おそらくは、それ以上に節約効果のメリットが大きくなるはずです。
お互いに1台ずつ持っていた方がいいケース
次に、夫婦で1台ずつ持っていた方がいいケースについて解説します。
お互いに通勤で車を使う場合、通勤経路はさまざまですが、遠方で、しかも交通の便が悪い場所に勤務地があると、通勤には車が重要です。
また、公共交通機関があまり充実しておらず、車が1人1台ないと厳しい地域に住んでいる場合もあります。 自転車で行ける場所に生活に重要な施設が揃っているとは限らず、日常的な買い物にも遠出が求められる生活なら、交通機関が充実していないと車を使えないことのダメージは大きくなります。
結婚後も2台ずつ車を所持したいが、費用の面で気になる場合、1台を軽自動車にしておくと維持費を抑えることができます。普通車よりも車にかかる税金が少し安いため、検討してみるといいでしょう。
結婚を機に車を手放すという選択もあり
思い切って「車を手放してしまう」という選択肢も、ありといえばありです。車を保有するにはコストがかかるので、手放すことで節約になります。ただし、お住まいの地域の環境を考慮するなど、車を手放すことによる影響をきちんと検討した上で決めてください。
車は維持費がかかるので手放すと経済的に助かる
2人とも結婚前から車を持っていて、結婚後これを手放せば合計で年間60万円から80万円程度の節約になります。子供を生むことを考えると、将来的に何かとお金がかかるものです。そのお金を少しでも貯めやすくするためには、年間60~80万円というお金は決して無視できるものではありません。
通勤で車を使用していなければ、車のない夫婦生活もありです。車を手放すことで困る人は、あくまでも自動車通勤していた人に限られます。昨今、運動不足が嘆かれる中で、徒歩や自転車、電車通勤などで体を動かす機会を日常的に作ることは、健康面でもメリットになるでしょう。
もし車を使いたい場合には、タクシーやレンタカー、カーシェアリングなどを利用できます。それらにも当然ながらコストがかかりますが、必要なときにだけ車を使えるというメリットは大きいです。
以上のように、結婚生活において車を手放して節約と貯金につなげることで、将来の不安を取り除くことにもなります。もし車を手放すことを考えているならカーネクストにご相談ください。廃車予定の車であっても0円以上で買い取ることが可能です。
住んでいる地域の環境を考慮して決める
ただし、お住まいの地域によっては車が必須のところもあります。車の所有率が高い地域で車を持っていないと、子どもができたときに他所の家を羨ましがってしまうこともあるでしょう。必然的に人の車に乗せてもらう機会が多くなり、肩身の狭い思いをすることもあります。
車を手放すということは、好きなタイミングで車を使えないだけでなく、「車を持っていない」というステータスを抱えることになります。手放すことが決して良いことばかりではなく、年間で数十万円のコストを支払うことも妥当と判断できることもあります。車を持たないことによるリスク・デメリットを充分に考慮した上で、手放す決断をしてください。
まとめ
結婚をすれば、生活環境や状況が大きく変わり、車に求められる需要も変化していきます。結婚を機に車を手放すだけでなく、新しく車を購入することもあるでしょう。
お手持ちの車を手放すなら、ぜひカーネクストにお任せください。