過走行車の燃費が悪くなる本当の理由とは?燃費向上のための対策法

自動車のコラム

過走行の車は燃費が悪いと言われていますが、そうなる本当の原因を知っている方はあまり多くないかもしれません。

そこで今回は、過走行の車の燃費が悪くなる本当の理由、さらに過走行の車の燃費を上げる方法について詳しく解説していきたいと思います。

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過走行の車の燃費が悪くなる理由

10万キロを超えた過走行の車の燃費が悪くなる理由は、①部品が劣化してしまっている②アクセルを踏んで走り出すまでに時間がかかる③エンジンオイルが古くなっているという3つの理由があります。

部品が摩擦で劣化してしまっているため

走行距離が多くなればなるほどエンジンやサスペンション、タイヤやブレーキなどの部品が摩擦によって劣化していきます。燃費に関わる部品が劣化して本来の性能を発揮できなくなっていくと、当然ながら燃費も悪くなっていきます。

エンジンやサスペンション、ブレーキなどが劣化しているかどうかは専門的な知識がないと判断しにくいところですが、タイヤの劣化具合は簡単にチェックすることができます。溝がなくなっているタイヤを履き続けていたり、空気圧が低い状態で走っていたりすると燃費は悪くなりがちですので、そうしたところは改善していくようにしましょう。

ただ、全体的に車が古くなってしまている場合は、全てを修理交換してしまうとかなりの費用になってしまいますので、その場合は廃車買取に売ってしまう方法も考えましょう。

ただし、廃車買取の業者は、手数料が完全に無料でカーネクストの様に海外販路などで他社よりも高値で買い取れる販路を持っている業者に申し込みしましょう。

アクセルを踏んで走り出すまでに時間がかかる

ガソリンが最も消費されるのは大きなパワーを使うとき、つまりアクセルを踏み込んだときです。具体的には停止時から急発進したり前の車を追い越そうと急加速をしたりするとき、急な坂道をのぼるときなどにガソリンが多く消費されます。

過走行の車になるとエンジン周りの部品が劣化してくるため、アクセルを踏み込んでから駆動系にパワーが伝わるのに時間がかかってしまうことがあります。そうなると、より多くのパワーを使わざるを得なくなるため、ガソリンがより多く消費されて燃費が悪くなってしまいます。

エンジンオイルが古くなっている

走行距離が10万キロを超えてくると「もう車の寿命も近いから」と考えて、エンジンオイルの交換などのメンテナンスを疎かにしてしまいがちです。

エンジンオイルを定期的に交換しておくと、燃費が向上するだけでなく車の寿命も伸ばすことができますが、多くの方は「車の価値がもうなくなっているから」という理由であまりお金をかけたくないようです。

とはいえ、まだしばらくは乗り続ける意志があるのであれば、燃費をよくするためにもエンジンオイルを交換しておくことをおすすめします。

過走行車でも燃費は上げられる?燃費が悪くなった時の対処法!

過走行車であってもちょっとしたテクニックを使えば燃費を上げることができます。ここでは、だれでも簡単にできるテクニックを5つご紹介していきます。

タイヤの空気圧を上げる

タイヤの空気圧が低いと、地面に接するタイヤの面積が増え摩擦抵抗が多くなります。抵抗が多くなるということは、それだけ車を前に進ませるのにパワーが必要になるということです。したがってガソリンが多く消費され、燃費が悪くなってしまいます。

タイヤの空気圧を適正値よりも少し高めにしておくと、摩擦抵抗を減らすことができます。そのため、より小さなパワーで車を走らせることが可能です。今度ガソリンスタンドに寄った際には空気圧をチェックして、適正値よりも少し高めに入れるようにしてみてください。

定期的にエンジンオイルを交換する

エンジンオイル交換の目安は5千キロ、もしくは半年に1回といわれています。定期的にエンジンオイルを交換しておくと、エンジン内部のパーツ同士がスムーズに動いていくため燃焼効率が向上し、燃費もよくなっていきます。

エンジンオイルの定期的な交換で、車のパワー低下やオーバーヒートのリスクを回避することができますので、忘れないように交換するようにしましょう。

急発進・急停止を避ける

急発進や急停止を避けるというのは運転の基本ではあります。しかし、急いでいたりすると急発進・急加速・急停車することが多くなりがちです。“急”がつく運転をしていると燃費はどんどん悪くなってしまいますので、過走行車で燃費が気になっているという場合は、ゆっくりとアクセルを踏んで加速すること、車間距離を十分に取ること、無理な追い越しをしないことなど丁寧な運転を心がけるようにしましょう。

短距離での走行はなるべく控える

5キロ未満の短距離走行を繰り返していると、エンジンが毎回十分に暖まるまえに走行が終わってしまいます。そのため燃焼効率が落ちてしまい、燃費が悪くなってしまいがちです。また、エンジンが暖まっていない状態で走行しているとエンジンオイルの劣化が進んでしまうので、燃費が悪くなりやすくなります。5キロ未満の距離であれば、車を使うよりも自転車や徒歩などで移動することを考えてみてもいいかもしれません。

車内に無駄なものを置かない

車重が重くなるとそれだけで燃費が悪くなります。なので、車内には無駄なものをできるだけ置かないようにして車重を軽くするようにしましょう。

荷物を置く際にトランクにまとめて荷物を置いてしまうと、車体が上向きになるため空気抵抗が増し、燃費が悪くなってしまうことがあります。荷物を積まないといけないときには車内の前のほうにも置くようにすることで、車体のバランスを整えて燃費が悪くなってしまうのを避けるようにしましょう。

まとめ

過走行の車の燃費が悪くなる本当の理由は、

①部品が劣化してしまっている
②アクセルを踏んで走り出すまでに時間がかかる
③エンジンオイルが古くなっている

の3つにあります。

とはいえ、過走行車であっても燃費を上げることは可能ですので、ぜひこちらでご紹介した方法を実践してみてください。

もし、エンジン交換や部品取替えで費用がかさんでしまうとなれば廃車買取に売ってしまうという選択肢も考えてみましょう。

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