大事故を引き起こす原因になることもあるスリップ。雨の日にスリップしてヒヤッとした思いを経験した方も少なくないのではないでしょうか?
ここでは、廃車になりかねないスリップの原因に何があるのか、スリップしたときの対処法、スリップで廃車になってしまった場合にどうしたらいいかといった点について詳しく解説していきます!
廃車になりかねない!スリップの原因
走行中に車がスリップしてしまい操作不能になると恐怖を感じるものです。
廃車になりかねない大きな事故の原因にもなるスリップですが、その原因はどこにあるのでしょうか?
原因を知っておくことでスリップする危険を下げることもできますので一緒に確認していきましょう。
水分の上を走る
車を運転している方であれば「ハイドロプレーニング現象」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。これは、水たまりの上などを走った際にタイヤと地面の間に水分が入り込んで車が水の上を滑ってしまう現象です。
このときタイヤは地面と接していないためハンドルやブレーキが効かず操作不能の状態になってしまいます。
タイヤの空気圧が減っていたり、タイヤの溝がなくなってきたりしているとハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。また、速度が出ている状態で水たまりなどに侵入することもスリップする原因になります。
砂や土などの上を走る
日本ではほとんどの道が舗装されており、砂や土などの上を走る機会というのはめったにありません。ただ、いまでも郊外の山道に入っていくと道の舗装が突然なくなってしまうということはあります。そして、砂や土の上を走らなければならないときに起きるのがスリップ事故です。
実は、砂や土の上を走っているときにスリップしてしまう確率は舗装されている道路を走っているときよりも格段に高くなります。その理由は、細かい砂がタイヤの溝に入り込んでいってタイヤのグリップ力を低下させてしまうからです。タイヤの力を地面にしっかりと伝えられていない状態で急ハンドルや急ブレーキをすると、スリップしてしまい廃車になってしまうということも起こります。
雪道を走る
道路がツルツルのアイスバーンになっているときはタイヤのグリップが効かないためスリップする危険性が非常に高くなります。また、積もった雪が解けかけてシャーベット状になっている道路も注意が必要です。
雪がシャーベット状になっているとタイヤの力を地面に伝えやすいと思いがちですが、シャーベット状になった氷がタイヤの溝に入り込むため、タイヤのグリップ力が低下してスリップしやすくなってしまうのです。雪道を走る際にはどんなコンデションだとしても慎重に運転しましょう。
廃車に繋がる!スリップをしたときにしてはいけないこと
車がスリップしてしまったときにどう対処するかで一命を取りとめるか、大事故に繋がってしまうかが変わってきます。ここでは、スリップしたときに絶対にしてはいけないことを3つお伝えしていきます。
アクセルを踏む
スリップしているということはタイヤの力が地面に伝わっていないということなので、アクセルを踏むことには意味がありません。むしろ、タイヤのグリップ力が急に戻ったときにアクセルを踏んでいると、急加速してしまい前方の車に追突してしまうなどの危険がでてきます。スリップしている状況ではアクセルは踏まずに、落ち着いてタイヤのグリップ力が戻るのを静かに待ちましょう。
ハンドルの急操作をする
スリップしたときにパニックになりハンドルを急に操作してしまうと、タイヤのグリップ力が戻ったときに車がどこに向かっていくのかが想像できなくなるため非常に危険です。ただし、スリップの対処法としてハンドルを緩やかに操作していくことは間違ったことではありません。
もしも車が右側にスリップしているのであればハンドルも右に、左側にスリップしているのであればハンドルも左へ操作するとよいでしょう。あくまでもハンドルを左右にグルグル回したりすることだけはしないでください。スリップしてしまったらハンドルをしっかりと握って、タイヤのグリップが戻ったときにすぐに対応できるようにしておきましょう。
急ブレーキ
スリップしたときに一番やってはいけない対処法が急ブレーキを踏むというものです。急ブレーキを踏んでしまうとタイヤがロックされ、それまでかろうじて利いていたコントロールもまったく利かなくなってしまいます。
なので、スリップしてしまったらアクセルをゆるめ、複数回に分けてブレーキを踏んでいくことでタイヤのグリップが戻ってくるのを待つことができます。
スリップしてしまったときに廃車になるほどの大事故になってしまうかどうかはそのときの対処の仕方で大きく変わってきます。いざというときのためにも、ここでお伝えしたアクセルを踏まない、ハンドルの急操作をしない、急ブレーキを踏まないということは覚えておくようにしてください。
スリップ事故を起こしてしまい板金工場で「修復が不可能」と言われてしまった場合でも、廃車買取業者に依頼すると買い取ってもらえる可能性もあります。廃車にするしかない状態の車を買い取ってもらえるというのは、つらい状況の中で、せめてもの救いといえるのではないでしょうか。
廃車買取業者に依頼するメリットとしては、手間がかからない、手数料が取られない、買い取ってもらえる可能性があるという3つのメリットがあります。
手間がかからない
自分で廃車しようと思うと、まずは解体業者に連絡して解体してもらい、その後自分で書類を準備して陸運局で廃車手続きをすることになります。この一連の手続きを行なうと、かなりの時間と労力が必要となります。しかも陸運局は土日が休みですので、サラリーマンは平日に時間を作って手続きをしなければいけなくなります。
手数料が取られない
廃車買取業者に依頼することの別のメリットは、廃車手続きに関わる手数料が取られないということです。自分でディーラーや解体業者に依頼して廃車しようと思うと、基本的に手数料が請求されてしまいます。
しかし、廃車買取業者なら手数料無料で引き取ってくれるところもあります。この違いがなぜ生じるかというと、ディーラーは廃車をリサイクルするという観点で見ることがないのに対し、廃車買取業者はどの部分がお金になるのかを計算して買い取るので、手数料を取らなくてもいいと判断できるのです。
買い取ってもらえる
業者が廃車予定の車を見て解体処理費用や廃車手続き費用などを差し引いてもお金になるパーツが多くあると判断すると、買い取ってもらえる可能性があります。
たとえば、カーネクストではスリップして土手に落下し、全損と判断された廃車にするしかない車でも買い取っている実績があります。
カーネクストは0円買取保証があるため、どんなにひどい状態の車でも買取を断られる心配がありません。カーネクストに依頼することで廃車手続きをする手間がかかりませんし、廃車するための手数料を払う必要もなくなります。なので、「廃車したいけど面倒」「費用がかかるのはちょっと」といった理由で、手続きができていないという方はカーネクストの査定を試してみてください。
まとめ
車がスリップしてしまう原因、またスリップしてしまった場合の対処法についてご紹介しました。
普通の舗装された道路を天候がいい日に走る場合は問題がありませんが、雨や雪の日、また砂や土の上を走る場合はスリップしやすくなるので注意が必要です。スリップで事故をして廃車する必要がある際は、ぜひカーネクストへご相談ください。