デフが故障!?きっかけは異音から!

トラブル・修理

車を走行させていると、カーブを曲がる際などに異音が発生することがあります。もしくはカーブが曲がりにくいと感じる場合、「デフ」が故障している可能性が考えられます。

車には、普段目につきにくい重要な部品がありますが、このデフも車の重要な部品です。

デフから異音が発生しているのであれば、早期に修理をすることが必要になりますが、この記事では、デフの機能や故障した際の症状について解説します。

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デフとは?

デフというのは、左右のタイヤの回転差を制御するための装置です。

車がスムーズに走行するために、大切な役割を果たしているパーツになります。

デフはディファレンシャルギアの略

まず「デフ」という名称は、ディファレンシャルギアの略になります。車がカーブを曲がる際には、カーブの内側と外側では移動距離の差から、速度差が発生します。高速で走っている車の場合には、左右のタイヤに速度差が発生したからと言って、タイヤを滑らせる訳にはいきません。

カーブの外側を走っているタイヤは、内側を走っているタイヤよりも大きく回る(速く回転)する必要があります。内側のタイヤと外側のタイヤの回転数の差が制御するために、デフが活躍します。デフが故障すると、車の左右のタイヤの回転数の差を埋めることができずに、スムーズにコーナーを曲がることが難しくなります。

デフが無いと、直進以外は走らせることが難しくなるので、どの車にもデフが装着されているのです。このデフは、「デフギア」とも呼ばれています。

デフが故障した時の症状と原因

デフが故障してしまった時の、症状や故障の原因について見ていきましょう。

異音が聞こえる

一番わかりやすいのは、「バキッ」や「ゴツン」という異音です。デフが破損してしまうと、左右のギアのかみ合わせがうまくいかないので、このような異音が発生します。デフの中にはギアが組み込まれており、通常はギアが噛み合わさることで回転差を吸収しているので、デフが破損するとこのような異音が発生します。

他のケースとしては、ハンドルを切った際に、異音と共にハンドルが振動するケースもあります。カーブを曲がる際の回転数が正常ではなくなるので、振動がハンドルまで伝わってくるのです。

カーブを曲がる際に、詰まるような感じがする場合もデフの故障が考えられます。通常、左右のタイヤの回転数が吸収されて、車がスムーズにコーナーを曲がることができるのですが、デフが故障するとコーナーを曲がるのがぎくしゃくしてしまうのです。やはりデフが故障すると、タイヤの回転数が合わないことからドライブフィールに影響を与えます。

故障の原因

デフが故障する原因として、大きく分けると3つ挙げることができます。それぞれのパターンを見てみましょう。

デフオイルの劣化

エンジンにオイルが不可欠なように、デフにもデフオイルが必要です。エンジンオイルと同様に粘度が高いデフオイルは、デフがスムーズに動くために必要になります。

また劣化防止のために定期的に交換しておく必要がありますので、異音が発生した場合にはデフオイルの交換も考えると良いでしょう。

デフオイル漏れ

デフオイルを最近交換したのにデフから異音がするというケースでは、デフオイル漏れが原因となっている可能性があります。多くの場合では、デフケースの結合部分や、ボルトのゆるみやパッキンの劣化がオイル漏れの原因となります。

愛車から異音が発生したのであれば、修理が必要な程度のオイル漏れなのかを、業者にチェックしてもらう必要があります。

デフ内のベアリングの異常

複雑な構造になっているデフ内の、ベアリングという部品が摩耗するとやはり異音が発生します。デフに組み込まれているギアがスムーズに回転するためのベアリングも、非常に重要な部品です。

ベアリングが摩耗した場合には高い工賃がかかりますが、そのままにしておくと安全に運転することができませんので、修理が必要な状況です。

デフの故障ではない可能性も…

異音が発生している箇所として、デフではない可能性があることも覚えておきましょう。ブレーキパッドから異音が発生していることもあります。特に異音が、「キィーキィー」というものであれば、ブレーキパッドからの異音の可能性が高いでしょう。

もちろん素人目では、同じ場所からの異音に感じても、デフからの異音とは限りません。少しでも異音があると感じるのであれば、ディーラーや整備工場で確認してもらうのが良いでしょう。

足回りの故障は、安全に直結する部分が多いだけに、車に詳しいという方以外は、すぐに専門業者で確認してもらうことをおすすめします。

修理費はいくらかかる?

実際にデフが故障した際の、修理費用はどのくらいになるでしょうか?もちろん車種によって異なりますが、大まかな修理費用の目安を見ていきましょう。

各故障の修理費の相場

・デフオイル交換費用→4,000円

デフオイルの交換であれば、それほど高い工賃にはなりません。交換費用はおよそ4,000円となりますので、忘れずに定期的に交換するようにしましょう。目安となるのは、2年ごと、もしくは50,000kmごとの交換になります。

・デフオイル漏れ→50,000円(デフケースの組み換えが必要な場合)

デフオイル漏れの場合は、滲む程度であれば拭き取るのみで大丈夫ですが、完全に漏れる程度にまでなるとデフケースの組み換えが必要になります。それで工賃も5万円ほどと、少し高くなります。手間がかかる作業になるので、工賃が高くなるのも仕方がないことといえるでしょう。

・ベアリングの交換→120,000円~140,000円(修理ではなく交換になり工賃も含む)

ベアリングが摩耗している場合には、ベアリングの交換となり、さらに手間が増えるので工賃が高くなります。上にあるように、10万円を超える費用になりますが、放置しておくとデフが破損することにつながりますので、早期の修理がおすすめです。

・ブレーキパット交換→14,000円

異音の発生理由が、デフではなくブレーキパッドであれば、交換で済みます。交換費用もデフの修理に比べるとそれほど高くありません。

乗り換えや廃車を検討すべき?

修理費用を考えると今の車を乗り続けるのか、それとも乗り換えや廃車を考えるべきなのか迷うこともあるでしょう。デフが故障するほどになると、年式が低い車であったり、走行距離が多い車だったりということになります。

もちろん愛車には思い入れもありますので、修理して長く乗り続けたいという方もおられます。しかし長く乗った車であれば、売ってしまって乗り換えた方がお得になるというケースも多いのです。

中古車であれば、出来るだけ年式が高い車の方が、査定額が期待できます。しかし売却や廃車をする場合には、中古車販売業者やディーラーでは手数料や諸費用が思った以上にかかるという場合も。

カーネクストでは、廃車処分にかかるレッカー費用無料で、追加費用もかかることがありません。どんな車でも0円以上で買取保障があります。デフの修理のために高い費用を払うのであれば、どんな車でも買取してくれるカーネクストで査定をしてみるのをおすすめします。

まとめ

デフの修理は、意外とお金がかかってしまう修理になることがあります。もし修理をするのか、それとも乗り換えるのかを迷っているのであれば、カーネクストに相談してみるのが良いでしょう。

想定外な高値で売ることができ、次の車の費用に充てることも期待できます。異音が発生しているような車でも買取が可能なカーネクストなら、廃車や乗り換えにかかるコストや手間を大きく削減することができます。

新しいカーライフを始める前に、カーネクストに査定依頼をしてみてはいかがでしょうか?

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