ちょっとアウトドアっぽくて、タフな感じで、どこでもガンガン乗れそうで、キャンプ行ったりしちゃう感じの車がほしい！そういう車はRVって呼ばれてるみたいだけど、詳しくはよくわからない。あと最近ではSUVって言葉もあるけど、何が違うの？
そんなあなたに、今回はRV車について、詳しくご説明いたします。メリット・デメリットも解説いたしますので、ぜひ賢い車選びにお役立てくださいね！
RV車の定義とは？
みなさん、なんとなくRV車のイメージはお持ちかと思いますが、厳密にはどんな車のことを指すのか、またどんな流れで生まれた車なのか、ご存知の方は少ないのではないでしょうか。
まずはRV車について解説いたします。
RV車の定義と歴史
RVとは「Recreational Vehicle＝休暇・楽しみのための車」を略したもので、もともとアメリカではキャンピングカーに該当する車のことを指していました。日本ではレジャーに適した車の総称としてRVが使われています。ステーションワゴン、ワンボックスカー、ミニバン、オフロード車など、家族でレジャーに出かけるのにふさわしい車のことをRV車と呼ぶのです。
RVという言葉は、四駆でないといけないなどの機能面での決まりはなく、サイズやデザインなどにも特定の規定はありません。つまり、明確な定義はなく、ブランドのイメージやコンセプトを打ち出すために使う、言わばブランディングのためのカテゴリーといえるでしょう。
RVという言葉は、1990年代のアウトドアブームにのってその名を広め、当時は爆発的なRV車人気を集めました。休日には郊外に出かけ、自然の中でキャンプやバーベキューを楽しむというレジャーのスタイルが定着した時代です。それに合うアウトドア仕様の車が流行したのも当然の流れだったのです。
RVとSUV
RV以外に、SUVという言葉も聞いたことがあると思います。というより、最近ではRVよりSUVの方が耳にする機会が多いかもしれませんね。SUVもRV車と似たイメージの車に思えますが、どう違うのでしょうか？
カテゴリーとしては、RV車のなかに、ワンボックスカー、ミニバンなどがありますが、その中のひとつとしてSUVがあると考えればよいかと思います。
RV車のメリット・デメリット
それぞれの生活スタイルや求めるものによって、車の特徴はメリットにもデメリットにもなり得ます。以下にRV車のメリットとデメリットをご紹介いたしますので、しっかりと特徴を把握して、自分に合う車かどうか見極めましょう。
RV車のメリット
まずは、RV車に多くの人が求めるポイント、アウトドアやウィンタースポーツに適していることです。ボディや駆動の構造、大きいタイヤを装着できるなど、悪路に耐えられるように設計されていることが多いです。砂利の河原まで車で降りられたり、スキー場への雪道も安心感があったりと、レジャーには強い味方といえるでしょう。
アウトドアの道具がたくさん積めるように、荷物スペースを広く設計してあることが多いですし、ルーフキャリアを取り付けてサーフボードやスノーボードなどを乗せる場合にも安定感があります
また車高が高いのもRV車の特徴で、運転席からの視点が高いのもメリットです。視界が広く遠くを見渡せるのは、非常に気持ちがよく、運転もしやすいです。
もうひとつ、RV車が人気を集めている大きな魅力が、大きなボディサイズ、ずばり見た目です。がっしりとした車体はステータス感たっぷり、心まで安心感を感じられます。先ほどもご説明した通り、最近はバリバリのアウトドアというデザインではなく、豪華さを全面に出したデザインも多く出ていますので、アウトドア自体が目的ではなく、ゴツくてかつ高級感があるデザインを求めて購入する方も多いようです。
RV車のデメリット
次にデメリットを見ていきましょう。
車高が高いというのは、視界がよいというメリットにもなる反面、同時にデメリットにもなります。それは車高が高いがために、立体駐車場に入らない場合が多いのです。
立体駐車場の高さは、低いところだと1,550ミリしかありません。セダンなどは心配なく入れられますが、SUVやミニバンとなるとアウトの場合が十分あります。なかなか空いている駐車場が見つからないときなど、やっと見つけた駐車場が高さ制限で入れないとなれば、それなりのストレスになりますね。また、マンションなどで立体式の駐車場を導入していることも増えています。車幅の制限がある場合もあるので、事前にしっかり確認しておく必要があります。
次に、車体が重く頑丈に作られているため、軽い車に比べると当然ながら燃費が悪くなります。車体が高いことで空気抵抗も受けやすいので、この点も燃費を下げてしまう要因です。最近では燃費のよいハイブリッドモデルも出ていますので、購入される場合は入念に比較検討することをおすすめします。
また、保険料が比較的高くなる傾向にあるのも事実です。RV車は他の車に比べて重量が重く、事故を起こした時に、相手に大きな損害を与えてしまうことがあることから、保険料が高めに設定されているようです。燃費や保険料、その他維持費など、総合的に見るとコストは割高といえそうです。
RV車の人気車種
では次に人気の車種をご紹介いたしましょう。
スバル レヴォーグ
スバルを代表するステーションワゴン。レガシィ・ツーリングワゴンの後継車種として2013年に発売されました。日本の交通環境で乗りやすいサイズ感でありながら、積載性にすぐれたカーゴルームと、ゆとりある室内空間を実現させている車種です。
トヨタ カローラフィールダー
カローラの乗り心地はそのままにカーゴルームを広くとり、レジャーに最適なモデルになっている。低重心を基調にした伸びやかなデザイン。
トヨタ ヴォクシー
ミニバン販売台位数ナンバーワンとも言われるトヨタが2001年から販売しているミニバン。ゆったり乗れる空間でファミリーにも最適で、スタイリッシュな外観にもこだわり、かっこよさと機能性を求めるパパ世代からの支持を得ている。
日産 セレナ
日産を代表する人気車種ともいえるセレナは、日本のミニバンのなかでも上位の出来栄え。考え抜かれた快適性は他の追随を許さないほど。
日産 エクストレイル
アウトドアでタフに乗れることをコンセプトに開発されたモデルで、悪路での走行性能は抜群。同時に街乗りでもその性能は充分に発揮される。
ホンダ ヴェゼル
コンパクトクロスオーバーSUVであるヴェセルは、外観の力強さとコンパクトさをあわせもった、バランスのよいSUV。
まとめ
RV車がどういう車であるか、またそのメリットとデメリットについてお分かりいただけたでしょうか。
RV車とひとことでいっても多くのバリエーションがあり、車種によって性能やデザイン、ブランドコンセプトは様々です。裏を返せば、多様なニーズに応じた車を選べるということでもあります。
ぜひ自身のライフスタイルや家族構成、こだわりポイントなどを整理して、今のあなたにぴったりのRV車を選んでください。
なお、RV車を車の買い替えで検討されている場合は、現在の車を高く売る事で出費を抑える事ができますので、海外販路により日本市場よりも数十万も高く売れる可能性があるカーネクストで高値で売れる車かどうか、一度ご確認ください。
