車の壊し方が知りたい!壊す方法や解体方法をご紹介

廃車の知識

動かなくなった車をスムーズに壊すのは難しいです。車を安全に壊すには最適な壊し方を知るのが重要です。

本記事では車の壊し方を中心に紹介します。また、車の保有者が自ら解体をしても大丈夫かについても載せてありますのでお見逃しなく!

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車の壊し方にはこんな方法がある

車の壊し方には、いろいろな種類があります。はじめに、車の部品ごとに壊し方を見てみましょう。

エンジンを壊すには?

はじめに、車の部品で最も壊しやすいエンジンについて紹介します。主な方法は下記の2つです。

・オイル交換をしない

エンジンオイルに含まれる「潤滑・防錆」作用などが発揮されなくなったり、エンジン内に黒い焦げがたくさん溜まったりするとエンジンに大きな負担がかかります。そのため、オイル交換をしない状況を作るとエンジンは壊れやすくなるといえます。

・ガソリンを劣化させる

長期間車を利用しないなどでガソリンの劣化が進むと、エンジンに大きな負担を与えるため壊しやすくなります。逆に、何度もガソリンを入れ替えるとエンジンは壊れにくいと思った方が良いかもしれません。

エンジン以外の箇所を壊すには?

車を解体する場合は、エンジン以外の箇所を壊すことも必要です。ここでは「クラッチ、L.S.D、ドライブシャフト」の壊し方・壊れやすくなる方法を見てみましょう。

・クラッチ

クラッチペダルを何度も蹴ったり踏み続けたりするとクラッチ部が摩耗されます。摩耗されるとクラッチ部の強度が減ります。つまり、クラッチを踏む回数や強さを増やせば壊れやすくなるといえるのです。

・L.S.D(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)

L.S.Dとはカーブを曲がる際にタイヤの差動を抑え過ぎるデフの働きを制限させる装置のことです。このL.S.Dは左右で大きさが違うタイヤを取り付けて走行すると、L.S.Dは壊れやすくなります。オイル交換しない状況が長期間続くとL.S.Dの摩耗が進んでL.S.Dが抱える負担も大きくなるため、壊れる確率がアップするのです。

・ドライブシャフト

ドライブシャフトは、ベアリングの劣化で壊れます。車が動く場合はコーナーを走行し続けると、ドライブシャフトに負担がかかるため壊れやすくなるでしょう。

車の壊し方~解体方法~

実際に車を壊すとなると、どんな手順で行われるのか、知っている方は少ないでしょう。車にはさまざまな部品で構成されているため、適切な手順で進めないと危険な目に合ってしまうことがあります。ここでは車の壊し方について詳しくご説明します。

おおまかな流れ

車を解体する時の大まかな流れを紹介します。

・再利用できるものを取り外す

車の部品の中で、再利用できるものがあればあらかじめ外しましょう。「建築物の材料」「別の乗り物の部品」として再利用できるからです。タイヤ・ホイール・車内設備など、再利用できそうな部品は価値が付くこともあります。

国内で価値がない部品でも、海外へ輸出すると高額で買い取ってもらえるケースもあるようです。

・解体

再利用できる部品を外したら、フロン類やエアバッグ類などを解体したりガソリンやエンジンオイルなどを抜いたりします(詳しい解体手順は、のちほど紹介します)。

・破砕処理

解体後、シュレッダーなどの装置を使って「破損処理」をします。金属類とプラスチック類に分類されながら破損処理が実施されます。なお、リサイクル可能な金属類であれば、他の製品での再利用も可能です。

解体の手順を紹介

ここでは、解体の詳しい手順を見てみましょう。(手順は作業者によって若干異なる場合もあります)。

1.タイヤを取り外す

解体を行う時は、車体を持ち上げてタイヤを取り外します。タイヤを再利用する場合は、空気を抜かずにタイヤを保管するケースが多いですし、利用価値がないタイヤの場合はホイールと切り離して処分されます(ホイールはアルミの買い取り専門店で売却できます)。

2.ガソリンタンクを取り外す

ガソリンを抜く場合は「ガソリンタンク」を取り外します。その後、ガソリンを全て抜き取ってタンクはプレス機などで潰します。

3.オイル・冷却水を抜き取る

「エンジンオイル」と「ミッションオイル」・「デフオイル」を抜き取ります。抜き取ったオイルは燃料として再利用することも可能です。また、オイルを抜いた後に冷却水も抜き取って別容器に移します。

4.フロンガスを抜いた後にエンジンルームを解体する

エアコン部のフロンガスを抜いた後に、エンジンルームの解体をします。エンジンルームの解体時には、バッテリーやフェンダなどの取り外し作業が発生します。

5.車内のパーツ・車体のボディを解体後、プレス機に投入

車内のパーツ・車体のボディ(ドア)などの部品解体が終わったら、プレス機への投入となります。

自分で解体するのは違法行為!?

自分で車の解体をすると違法行為になる恐れがあります。最後の章では、車の解体で違法行為になるパターンを見てみましょう。

自分で解体してはいけない

自身での車の解体が、違法行為になるパターンを見てみましょう。

・解体業の免許が必要

車の解体を行う場合は「解体業」「破砕業」の免許が必要です。これを破ると「自動車リサイクル法」「廃棄物処理法」違反となって法律で罰せられます。

・修理目的以外での解体

修理目的以外での解体は違法行為になります。もちろん、車を異常な状態にするための解体もNGです。

・自分で解体しても部品を売ることはできない

自分で車の解体をして法律違反にならなくても、解体した部品を売ると法律違反になるため気を付けましょう。

解体はプロに頼もう

自分で解体をすると法律違反になる恐れがあります。解体は手間がかかるため、正直プロに頼んだ方がラクです。解体を依頼する場合、主にディーラーか廃車買取業者で代行してもらうことになります。

もし解体をスムーズに行いたいのであれば、ぜひ廃車買取業者を使用した方がおすすめです。理由は下記3つあります。

1.費用が安い

廃車買取業者に依頼するのであれば、費用が安く済むことも多いです。レッカー代・買取手数料が無料なのはもちろんのこと、廃車手続きまで無料で行ってもらえるケースがあります。ディーラーと違って廃車の解体を外部へ委託することも少ないため、廃車手続きの費用が無料になる場合も多いです。

ただし、業者によっては法外な手数料を請求する場合もあるためご注意ください。

2.買取をしてもらえる可能性がある

廃車でも値段がつくケースはあります。たとえば「貴重な部品が使われている車」「別の材料に使えそうな車」など、需要が高い車であれば価値が付く確率も上がります。

3.廃車処理の知識がある

廃車処理の知識もあるため、廃車時の手続きが不安な人にも安心して依頼出来ます。廃車処理で不安点がある場合も質問をすると答えてくれます。

また、廃車処理の知識を持たない人が手続きをすると不備が生じてしまい、自治体から呼び出しを食らうケースもあります。廃車処理の手続きをする時間がない人にも、廃車買取業者はおすすめの業者といえるでしょう。

ひと口に廃車買取業者といっても、いろいろな業者が存在します。業者を選ぶ時は下記のことを意識すると良いかもしれません。

・高額買取をする

廃車買取価格は業者ごとで異なるため、高額買取をしてもらえる所を選びましょう。仮に同じチェーン店の店舗でも、店舗の場所で買取価格が変わる場合もあるためご注意ください。

・契約書にないことを言ってこない

契約書に載っていないことを言わない業者を選ぶのも大事です。たとえば「廃車処理後に契約書に載っていない手数料を請求する」といったイメージです。

契約後に顧客に聞き覚えがない内容のことを言ってくる業者は悪徳業者ですので危険です。被害に遭われた場合は「消費者生活センター」などに相談すると解決できることがあります。

まとめ

自身で解体をすると法律違反になる恐れがあるため、プロへ依頼した方が最善と言えます。

もし廃車処分を考えているのであれば、「廃車買取業者」への依頼がおすすめです。他の業者と比べて費用も安く済みますので活用してみてください。

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