車のガラスやボディについたウロコ取りの方法とおすすめの予防策

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初夏や梅雨の時期は気温も高く、日照時間も長いため、車に雨や水が掛かってもすぐに乾く傾向にあります。そのため起こりやすい現象が、車のウロコです。こちらでは、車のウロコをきれいに除去する方法や、ウロコが付きにくい車にするための予防策をご紹介します。

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車のウロコとは

車にウロコが付いた」と嘆くドライバーの声を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

車のウロコとは、車の窓ガラスやボディの表面に雨や洗車後の水分が残っていて、そのまま水分が蒸発すると、元々含まれていたミネラルなどの成分だけが残って固着してしまう白っぽい汚れのことです。水の流れによって下に垂れたような汚れがウロコ状に見えることから、車のウロコと呼ばれています。また、水に含まれる成分が残った時斑点状にも見えるため、ウォータースポットと呼ばれることもあります。

車のボディカラーがブラックやネイビー系の場合、ボディの表面に白っぽく残るウロコは目立ちやすく、目に付いて気になってしまうドライバーも多いでしょう。また、フロントガラスやサイドガラスにウロコがついてしまうと、視界の妨げにもなります。

この車についたウロコですが、実は拭き取るだけでは取り除くことができません。また、拭き取って取り除こうとすると力を入れて擦ることになり、車の表面に擦り傷が付いてしまう可能性もあります。

次項では、車にウロコがついてしまった時、上手に取り除く方法を解説します。

車のウロコを除去するおすすめの手順

雨が降った次の日や、洗車後の車にウロコがついてしまっていると、がっかりする方も多いでしょう。完全に乾ききってついてしまったウロコは、拭き取るだけではきれいに除去することができません。

こちらでは、車についたウロコを取り除く手順を解説します。

  1. 車のボディやガラス面についた砂埃等の汚れをシャンプーで洗い流す
  2. ウロコ取り用の液剤クリーナー、スポンジ、拭き上げ用のクロスを準備する
  3. 液剤クリーナーをスポンジに付けて、ボディやガラス面に塗り広げる
  4. 水をかけてクリーナーを洗い流し、拭き上げ用クロスで水分を拭き取る

車のボディやガラス面についた砂埃等の汚れをシャンプーで洗い流す

まず、車のボディやガラス面など、ウロコ取りをする部分についている砂埃等の汚れを洗い流す必要があります。これは、ウロコ取りをする時に砂埃等が表面に残っていると、クリーナーで擦る際に洗車傷が残ってしまうためです。この予洗いをしておくことで、表面がフラットになって汚れも取りやすくなります。

表面についた砂が多い場合は高圧洗浄機等を使用し、たっぷりの水で洗い流す必要があります。砂粒等も時間が経つと落としづらくなりますので、砂等がつきやすい場所を走行した時や、黄砂等が吹いた日は速やかに水で洗い流すようにしましょう。

ウロコ取り用の液剤クリーナー、スポンジ、拭き上げ用のクロスを準備

ウロコ取り用の液剤クリーナーは、ボディ用とガラス用で違います。汚れを取りたい部分によって選んで購入するようにしましょう。液剤クリーナーとスポンジが一つになっているセット商品なども販売されています。セット商品は使いやすいものの、使い切りの商品としてはやや高額です。説明や口コミを確認してみましょう。

ボディやガラス面を水で洗い流す工程がありますので、汚れを取ったあとに水滴を残してまたウロコを作ってしまわないために、短時間で拭き上げやすいマイクロファイバー製などの大きめのクロスを用意しましょう。

液剤クリーナーをスポンジに付けて、ボディやガラス面に塗り広げる

車のウロコは、雨や水分に含まれるミネラル成分などの不純物が表面に残って固着したものです。そのミネラル等の不純物を溶かして取り除くため、専用のクリーナーが必要になります。クリーナーの成分は、メーカーごとに異なります。中には撥水効果があるものや、油膜の除去も同時に出来るものなどさまざまです。ウロコ取りをしたい部分にあったものを選ぶようにしましょう。

また、液剤クリーナーのなかには、成分のなかに車のコーティングも剥がしてしまうものが含まれていることがあります。車のボディやガラス面にコーティングが施されている車の場合は、誤ってコーティングを剝がさないように気を付けてください。

塗り広げたクリーナーを水で洗い流して拭き上げ用クロスで水分を拭き取る

クリーナーを塗り広げることができたら、一気に水で洗い流します。クリーナーで汚れを溶かして浮かせている状態ですので、擦らず流して落とすようにしましょう。満遍なく洗い流しを終えたら、自然乾燥で乾く前に拭き上げ用クロスで水分を残さず拭き上げます。

車のウロコを増やさないための対策3選

前項では、車のウロコ取りの手順について解説しました。ウロコや雨ジミがついてしまった時は、上記のような手順で汚れを取ることが可能です。しかし、汚れが付くたびに洗車を繰り返すとなると、コストも手間もかかります。こちらでは、できるだけ車にウロコがつかないようにするための予防策をご紹介します。

ガラスのウロコ対策にはボディカバーが有効

車のボンネットとフロントガラスといえば、最も直射的に太陽光受ける部分です。雨で濡れるような場所に車を停めていると、ガラス面は雨で濡れたあと乾いた部分が太陽光に焼かれてしまうことで、雨ジミ(ウォータースポット)やウロコがつきやすくなります。普段から屋外の駐車場へ車を停める機会が多い方は、ボディカバーをつけることで、車の日焼け対策やガラス面のウロコ汚れ対策になります。

撥水コーティングを依頼する

前述のウロコ取りの手順の中でもご紹介しましたが、車のウロコ取りの液剤クリーナーの中には水分を弾く、撥水効果があるものも販売されています。これは、水を弾くことでウロコの付着を対策することができるからです。

ウォッシャー液を使ってワイパーで擦るなど、最もウロコがつきやすいフロントガラスの付着汚れを減らしたい方は、カー用品店でフロントガラスコーティング剤を購入して塗って対策を取ったり、コーティングショップでフロントガラス専用コーティングを依頼してみても良いでしょう。

定期的な水洗いと拭き残しに気を付ける

ウロコ取り用のクリーナーを使って洗車するとなると、予洗いも含めて時間や手間もかかるため、実施するまでのハードルが高いという方もいらっしゃるでしょう。普段から車の水洗いをしておくだけでも汚れが着きづらくなり、ウロコ取りクリーナーの使用回数を減らすことができます。また、砂埃等を洗い流しておくことで車に小さな傷がついてしまうことを予防し、クリーナーを使用した時の使用後の洗いあがりに差をつけることができます。

普段から車を水洗いする度に水滴が残ってしまうと、コーティングしていたとしてもウロコの原因になりかねません。いつもの洗車の工程の際も、マイクロファイバークロスによる拭き上げの工程をしっかり行うことをおすすめします。

まとめ

こちらでは、車のウロコ取りの手順や詳しい方法について解説しました。

車のウロコは、車のボディ部分であるボンネット等だけでなく、フロントガラスやサイドガラスにもつきやすくなっています。それぞれの汚れがついた部分によって、ウロコ取りクリーナーの種類や洗浄の仕方も異なっていますので、クリーナー選びの際は、汚れがついている場所にあったものを選ぶ、スポンジ等の使いやすさを口コミ等で確認するようにしましょう。

また、ウロコ取りの工程や普段の洗車時の水分を拭き取る工程で、拭き上げのクロスは大切なカー用品となっています。あまり小さいものを選ぶと拭き上げに時間がかかり、途中で乾いてしまうとウロコの原因にもなりかねません。十分な大きさがあり、洗濯すると何度も使えるマイクロファイバー素材のものを選ぶと、コストパフォーマンスが高くおすすめです。

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