車のシートを洗浄したい!業者に頼む場合と自分で洗浄する場合を解説

シート洗浄 自動車の困り事

車のシートが汚れた場合、放置してしまうとシミになったり、カビや雑菌が繁殖してしまう原因になってしまいます。そのため、洗浄して綺麗にする必要があります。とはいえ、自分でシートを洗浄した経験がないと、必要な道具や手順もわかりませんよね。もちろん、業者に頼む方法もありますが、その場合もメリットとデメリットをきちんと把握しておく必要があります。ここでは、車のシートを洗浄する場合の2つの方法について解説します。自力で洗浄する際の手順についても説明しているため、チェックしてみてください。

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車のシートを洗浄する方法①業者に頼む

車のシートを洗浄する方法として、まず業者に頼むという選択肢があります。業者にシートの洗浄を依頼する場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。

手軽に綺麗にしてもらえるのがメリット

業者に洗浄を依頼した場合、手軽に綺麗なシートにしてもらえるのが大きなメリットです。自分で必要な道具を買い揃えなくても、業者に頼めば綺麗に洗浄してもらえます。洗浄に必要な道具を持っていない方や、忙しくて洗浄する時間が取れない方におすすめです。

また、業者に頼むとただシートの汚れを落とすだけでなく、除菌・抗菌処理をしてくれることもあります。除菌・抗菌効果のある処理を施してもらうことで、雑菌の繁殖を防ぎ、長く清潔なシートを保つことが可能です。自力でできない除菌・抗菌処理など、効果の高い洗浄をしたい場合には業者に依頼するのがおすすめといえます。

デメリットは価格

業者にシートの洗浄を依頼する際にデメリットとなるのが、価格です。時間と手間を大幅に省ける分、価格が高くなってしまうのは避けられません。シートの洗浄にかかる費用は安くても数千円汚れ具合によっては数万円かかることもあります。

業者によってシートの洗浄にかかる費用は異なるため、価格を抑えたい方は安い業者を探さなければなりません。洗浄の質も幅広いので、自身が求めるクオリティで洗浄してくれる業者を見つける必要があります。

お金がかかっても良いから手軽さを重視したいという方は、業者に洗浄を依頼するのが良いでしょう。

車のシートを洗浄する方法②自分で行う

車のシートの洗浄は、ご自身で行うことも可能です。自分でシートを洗浄するメリットや、使用する道具を確認しておきましょう。

安く綺麗にできるのがメリット

自分でシートを洗浄する最大のメリットは、安く洗浄できることです。業者に依頼するより時間も手間もかかってしまいますが、その分安く洗浄できます。洗浄に必要な道具を最初に揃えてしまえば、あとはお金がかかりません。長期的に見ると、業者に頼んだ場合と比べてかなりの節約効果が期待できます。

自分でシートを洗浄するときに使用する道具

自分でシートを洗浄するためには、道具が必要です。シート洗浄に使用する道具はたくさんありますが、ここでは一般的に使われることの多い道具をチェックしましょう。

まず、汚れを出したり吸い取ったりするための道具として、布団たたきや掃除機がおすすめです。車のシートが布製の場合、縫い目や繊維の隙間に埃や砂などの汚れが溜まってしまいます。布団たたきでシートを叩いて汚れを出したり、出てきた汚れを掃除機で吸い取ったりすることで、溜まった汚れを綺麗にすることが可能です。

また、汚れをしっかりと落としたい方からはスチームクリーナーも人気があります。スチームクリーナーとは、内蔵されているボイラーでスチームを加熱・圧縮し、約100℃で噴射することでシートの汚れを浮かせ、効率的に洗浄するものです。複雑な手順を踏まなくても効果的に汚れを落とせるため、初めて自分で車のシートを洗浄する方でも安心して使えます。

スチームクリーナーがない場合は、布シート用のシートクリーナーや中性洗剤、重曹などを使用して汚れを落とすのが一般的です。さらに仕上げとして消臭剤や除菌剤を使うと、清潔な状態を長く保てます。

車のシートを洗浄する際に知っておきたいポイント

自分で車のシートを洗浄する際に、知っておきたいポイントがあります。正しい洗浄手順や注意点などを知って、効果的にシートを洗浄しましょう。

シートを洗浄する手順

  1. 換気を行いながら、シートの汚れをかき出す
  2. かき出した汚れを掃除機で吸い取る
  3. シートを濡らして良く絞った布で拭き取る
  4. 乾いた布で乾拭き後、しっかり車内を乾燥する

1. 換気を行いながら、シートの汚れをかき出す

シートを洗浄するときは、まずシート内の汚れをかき出す必要があります。汚れを出すときは、車内に砂や埃が舞ってしまいます。ドアを開けて換気をしながら、マスクを着用した状態で行うのがおすすめです。布団たたきを使ったり、シートとシートの隙間や縫い目などの細かい部分には、歯ブラシや綿棒を使って擦ると汚れを取り除きやすいです。

2. かき出した汚れを掃除機で吸い取る

掃除機を使って、かき出した汚れを取り除きましょう。スティッククリーナーはハンドクリーナーなどノズルが細いものを使うとシートの溝に残っていたほこりも取り除きやすくなります。

3. シートを濡らして良く絞った布で拭き取る

ある程度汚れをかき出して掃除機をかけたら、シートを水拭きします。なるべく柔らかい布を使うと、シートを傷つけにくいです。水で濡らして固く絞り、汚れを拭きましょう。十分に絞っていない布を使うと、シートに水が残りやすくなってしまいます。放っておくとカビシミになってしまうことがあるため、きちんと絞った布を使ってください。

水拭きで落とせる汚れも多いですが、なかには水だけでは綺麗に取り除けないシミや汚れもあります。水で落とせない汚れには、シートクリーナーや中性洗剤が効果的です。車のシート専用のクリーナーには、拭くだけでOKという手軽さがあります。食器を洗うために使う中性洗剤を使用する場合には、水で薄めたものを使いましょう。

また、汚れを落とすときには重曹水も効果的です。重曹は手垢や油シミ、タバコのヤニ汚れなどに効果的です。車内の消臭もできるため、重曹を使うという選択肢もおすすめです。ただし重曹は長時間放置されてこびりついてしまった汚れには効果が薄いため、シート表面の汚れを取り除くときに使いましょう。

4. 乾いた布で乾拭き後、しっかり車内を乾燥する

しつこい汚れを取り除いたら、乾いた布でシートを拭いてください。汚れを拭き残してしまうと新たなシミを作ってしまうことがあるため、仕上げとして乾拭きすると安心です。最後に車のドアをすべて開けて、車内を十分に乾燥させましょう。

シートを洗浄するときに注意すべきポイント

車のシートを洗浄するときは、いくつか注意しておきたいポイントがあります。まず、日頃からこまめに汚れを取り除くことを心がけましょう。水拭き以降の洗浄は、シートを乾燥させる時間なども考慮すると頻繁にはできません。

しかし、汚れを出したり掃除機で吸ったりするのは、定期的に行なえます。シートの内部や隙間に入った汚れは悪臭の原因になり、しつこい汚れやシミになりがちですので、こまめに掃除をして汚れを溜め込まないようにしましょう。

次に、洗浄が終わったあとはしっかりとシートを乾燥させてください。シートに湿気が残ったままだと、新たにシミができてしまったり、カビが発生したりしてしまいます。晴れていて風通しも良いときであれば、2〜3時間程度で車内の乾燥が可能です。乾燥時間も考慮し、十分な時間が取れるときにシートの洗浄を行う必要があります。

そして、汚れは気になったときにすぐ取り除くことを心がけましょう。ちょっと食べ物や飲み物をこぼしただけでは汚れている範囲が少ないため、洗浄を後回しにしてしまうことも珍しくありません。

しかし、汚れは時間が経てば経つほど染み込み、取り除きにくくなってしまうのです。時間が取れず本格的な洗浄が難しい場合でも、軽く汚れをかき出して気になる部分を水拭きすることは可能です。なるべく早く洗浄をして、汚れを溜め込まないようにしましょう。

車のシートを洗浄する方法のよくあるご質問

車のシートを洗浄する方法について、よくいただくご質問にお答えします!

Q.車のシートを洗浄する方法って?

A.車のシートを洗浄するには、専門の業者に依頼をして掃除してもらうか、ご自身で洗浄し掃除する方法かどちらかを検討することが出来ます。室内クリーニングを専門業者に依頼をした場合、車の大きさや作業内容によって金額に開きがありますが、40,000円から100,000円前後となっています。ご自身で行う場合は時間はかかるものの、掃除機や洗浄剤の準備に必要な数千円程度で洗浄することが出来るでしょう。

Q.車のシートを自分で洗浄する時に必要なものは?

A.ご自身でシートを洗浄する時に準備するものは、スティッククリーナーなどの掃除機、布団たたき、綿棒、布、シートクリーナー(中性洗剤)です。重曹も臭い取りや脂取りに効果的と言われています。

Q.車のシートを自分で洗浄する時の注意点とは?

A.車のシートを洗浄する時に注意すべきポイントとは何があるでしょうか。シートの水拭きを行う場合は、しっかりその後の乾燥を行うことが大切です。特に濡らしてしまったままで放置すると、カビや雑菌が繁殖し臭いが発生してしまうこともあります。また、汚れがついてしまったらすぐに取り除くようにしましょう。長期に置いてしまうとすぐに掃除すれば取れた汚れも取れなくなったり、シミになる可能性が高くなってしまうのです。

まとめ

車のシートを洗浄するためには、業者に頼む方法と自分で洗浄する方法があります。どちらにもメリットがあるため、自分に適している方法を選びましょう。

自分で洗浄するのであれば、必要な道具を揃えて正しい手順で行う必要があります。慣れればスムーズに洗浄が完了するため、自分でシート洗浄にチャレンジしてみることをおすすめします。

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