必見!中古車選びに必要な車の年式の調べ方と良車を選ぶ3つの方法

車の売却・買い替え

中古車を選ぶときに確認したい「年式」とは一体何なのでしょうか。

ここでは、車の年式についてご説明します。「年式の調べ方がわからない」「年式と走行距離はどちらが大切?」などと困っている人は参考にしてください。

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車の年式って?

資料を見る男性

「年式」という言葉には2つの意味があります。

中古車選びで失敗しないためにも、車の年式の意味を確認しておきましょう。

年式とは初めて検査された年のこと

一般的に車の年式とは車が初度登録された年のことです。初度登録年月とは車が初めて登録された年月を意味し、軽自動車の場合は初度検査年月といいます。

購入した車は運輸支局や軽自動車検査協会で検査を行い、ナンバープレートを発行します。年式はその車が初めて運輸支局や軽自動車検査協会で初めて検査された年のことで、初めて公道を走れるようになった年と同じです。

新車を購入した場合、年式と購入年は一致しますが、中古車を購入した場合は年式と購入年は異なります。中古車の最初の持ち主が初度登録した年が年式として表されるので、年式は車の新しさを判断する目安となるのです。

・初度登録年月の調べ方

年式を調べたいときは車検証の一番上の段の「初度登録年月」や「初度検査年月」の欄を確認しましょう。車検証に書かれている年月は和暦ですが、中古車販売業者は西暦で年式を表示することもあります。

モデル年式

輸入車の場合、初めて運輸支局に登録された年ではなく「モデル年式(モデルイヤー)」を年式として採用することが多いです。

モデル年式とは、その車が作られた期間を大まかに示す年です。欧米では、毎年9月に翌年モデルの車を販売するので、2017年9月から2018年8月までに販売する車は2018年式として表示します。

・モデル年式と初度登録年月の差

輸入車では、モデル年式と初度登録年式に差が出ることがあります。

例えば、2017年の9月から販売が始まった車を2017年末までに日本で登録した場合、モデル年式は2018年なのに、初度登録年は2017年です。

反対に、2018年モデルの車が売れ残り、2020年に日本で登録された場合は、モデル年式が2018年で初度登録年が2020年になります。

そのため、モデル年式と初度登録年に違いがある車でも、大きな心配はありません。どちらが採用されている場合も製造された年と年式が必ずしも一致しないことを理解した上で、年式を中古車選びの判断材料の一つにしましょう。

中古車選びは年式と走行距離どちらが大切?

はてなマークを浮かべる女性

年式と走行距離はどちらも中古車選びの指標です。基本的に「年式が新しく、走行距離が短い車」は「年式が古く、走行距離が長い車」と比べて価値が高いです。

では「年式が新しく、走行距離が長い車」と「年式が古く、走行距離が短い車」を比べた場合、どちらを購入するのがお得なのでしょうか。

中古車の年式について

同じ車種の中古車は年式によって価格が異なります。

・高年式車とは

高年式車とは、年式が新しい車を意味します。明確な定義はありませんが、初度登録から3年程度の車を「高年式車」ということが多いです。

高年式車は中古のなかでも高品質だといわれており、価格も高いです。特に、高年式で走行距離の短い中古車は高額になる傾向にあります。

車の走行距離は1年間におおよそ8,000~10,000kmです。初度登録後3年以内の高年式車は走行距離も30,000km以下であることが多いので、エンジンの損傷などによる故障の心配も少ないでしょう。

もし、購入後に車が故障しても、年式が新しければ部品を揃えやすいので、安価で修理できることも高年式車のメリットです。

・低年式車とは

低年式車とは、年式が古い車です。高年式車と同じく低年式車にも明確な定義は存在していませんが、初度登録から7年以上が経過した車を低年式車と呼ぶことが多いです。

中古車は年式が古いほど、価格も安いです。特に、初度登録から10年以上経過した低年式車を激安で販売することも珍しくありません。

しかしながら、低年式車は修理費が高く、走行前に消耗品の交換も必要になることがあります。また、年式の古い車は新しい車と比べて燃費が悪いため、ガソリン代も高い傾向にあります。そのため、一概に低年式車が高年式車よりもお得だとはいえません。

性能を重視するなら年式の新しい車

年式が新しい車は中古車でも高額ですが、性能も良いです。

車の製造技術は年々進歩しています。古い車と比べて新しい車は、エンジンなどの機能や安全性能が向上しているため、中古でも高性能の車が欲しい人には高年式車がおすすめです。

特に、高年式で走行距離が少ない車は性能が劣化しておらず、コンディションの良いものが多いので、長期間乗り続けることができるでしょう。

しかしながら、高年式でも走行距離が極端に長い車は低年式車よりも品質の劣ることがあるので注意が必要です。1回の走行距離が長い車や走行する機会の多い車はダメージを受けている可能性があるので、性能を重視するなら走行距離の確認も欠かせません。

価格を重視するなら年式の古い車

価格を重視して中古車を選びたい人は年式の古い車を探しましょう。

年式の古い車を購入する場合は、コンディションの良い車を見極めることが大切です。できれば、購入前に試乗をしてエンジンからの異音やオイル漏れ、シートやハンドルの損傷具合を確認しておくと、購入後に後悔することが少ないでしょう。

特に、初度登録から13年が経過した車やCO2排出量が多い車は燃費が悪く、新しい車と比べて税金が高いので、維持費もかさみます。年式の古い中古車を購入するときは、車検証に記載されている初度登録年月やCO2排出量が分かる型式を確認して、必要な税金も計算しておきましょう。

なるべく年式の新しい良車を選ぶための方法

車

品質の良い中古車を購入したい人は年式が新しく、コンディションが良い車の選び方を知っておきましょう。

車検証を確認

年式の新しい車を選びたい人は車検証に記入されている初度登録年月(初度検査年月)が新しい車を選びましょう。

初度登録年月は初めて車が運輸支局に登録された年月なので、車が製造された年月と一致するわけではありません。しかし、一般的に車は製造から1年以内に販売するため、車検証の初度登録年月を確認すると、車が作られたおおよその時期を予想できます。

また、悪徳な中古車販売業者から誤って走行距離の長い車を購入しないためには、車検証に書かれている走行距離の確認も必要です。

現在、中古車販売業界では、悪徳業者による総走行距離を示すメーターの改ざんが問題となっています。中古車の購入前には、車のメーターと車検証の走行距離を見て数字が一致していることを確認しておきましょう。

走行距離を確認

一般的に走行距離の短い車は品質が良いといえます。

特に、走行距離が30,000~50,000kmの中古車はダメージが少なく、走行距離が長い車と比べて長期間に渡って乗り続けることができます。その一方で、走行距離が短い車は価格が高くなります。

予算を重視しながらも、できるだけ良い車を買いたい人は50,000kmか100,000kmを少しだけ超えた車を選びましょう。

中古車の値段は性能に関係なく、走行距離が50,000kmを超えたときと100,000kmを超えたときに大幅に値下がりしますので、そのような中古車はお得といえるでしょう。

・走行距離の調べ方

走行距離は車のODOメーターと車検証で確認できます。中古車の場合はODOメーターが壊れて交換されている可能性もあるので、整備記録で故障や交換の有無も確認しておくと安心です。

ワンオーナー車を選ぶ

ワンオーナー車は品質が高いといわれています。

ワンオーナー車とは、その名の通り、車の所有者が一人だけだった中古車です。この場合の所有者は個人のみを指すので、事業所で使われた車はワンオーナー車に含まれません。そのため、ワンオーナー車は駆使された可能性が低く、品質が良いと考えられています。

また、ワンオーナー車の以前の所有者は新車で車を購入しています。新車を購入できる経済力がある人はディーラーなどで定期的に車をメンテナンスしている可能性が高いので、コンディションが維持されていることも多いです。

10年落ちの中古車はダメージが大きいといわれていますが、丁寧にメンテナンスされたワンオーナー車であれば、長期間乗り続けることも可能でしょう。

まとめ

車の年式は、中古車を選ぶときの指標の一つです。年式の新しい車が必ずしも良車とは限りませんが、新しい車は修理費が安く、燃費が良いものが多いです。

性能が良く、維持費を節約できる中古車が欲しい人はできるだけ年式が新しく、コンディションの良い車を見つけて新たなカーライフを楽しみましょう。

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