旧車に乗りたい!維持する方法や売買の注意点は?

年数の経った車は価値が下がるのが一般的です。10年以上になると、ほとんど値がつきません。一方で30年以上も昔の、いわゆる「旧車」に価値を見出す人もいます。そんな旧車の魅力を紹介しましょう。

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旧車ってどんな車?魅力は?

古い車の全てが旧車になるわけではありません。定義は様々ですが、一般的に現在は製造されていない名車を指します。例えば国産車であれば初代のフェアレディZ(S30)、3代目のスカイライン(ハコスカ)、トヨタ2000GT、初代セリカ(ダルマセリカ)あたりです。アメ車ならフォードの初代マスタングやGMの初期型コルベットが該当します。

他にも公道で行われるクラシックカーのラリーを統括する「FIVA」という団体では、製造から30年以上経った車が対象です。日本クラシックカークラブでは、1919年から1945年に製造された車と、さらに対象を限定しています。

このように私たちがイメージする格調高いクラシックカーはもちろん、かつて人気を誇ったスポーツカーもまた旧車として評価されているようです。

旧車の主な魅力はデザインです。フェンダーミラーがあり、ボンネットは低くて長く、大きいフロントガラスに細いピラー、軽いハンドルなど近年の車に無い個性があります。ヘッドライトが格納される車もありました。当時の流行もありますが、安全性についての考え方が違ったため、このようなデザインが実現できたとも言えます。

現在では歩行者の安全を考えて、フェンダーミラーや格納式ヘッドライトは姿を消し、フロントガラスは狭く、ピラーも太くなっています。ハンドルはパワーステアリングになり、エアバックを収納するために重くなりました。もし旧車を復活させるにしても、安全基準を満たすために、まったく同じようなデザインや味付けで製造することは現在においてはかなり難しいでしょう。

また、旧車独特の操作感を好むマニアもいます。現在の車と比べるとパワーウインドウではないし、後部座席にはシートベルトが無く、エアコンは効きが悪く、ABSなどの安全装置が付いているわけでもありません。そもそもエンジン自体が一癖も二癖もあり、特にスポーツカーを乗りこなすにはスキルと知識が必要でした。

その代わり、旧車のエンジンルームは簡素であり、自分でメンテナンスするのも容易です。ほとんどがコンピューターで制御されている現在の車よりも、ずっと愛着が沸くでしょう。

旧車の多くは今でも現役です。さすがにいくつかのパーツは交換されていますが、丁寧に維持されているおかげで、発売されていた当時と遜色ない走りを楽しめます。

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旧車を維持するのは大変?どんなデメリットがあるの?

いくら旧車に魅力があっても、実際に維持するのは大変です。費用がかかりますし、走る時や保管する時の環境にも気を遣います。

例えば税金です。2018年10月現在、自動車税は初度登録から13年目(ディーゼル車は11年目)になると15%割り増しになります。自動車重量税に至っては13年目で39%、18年目で54%の割り増しです。

東京都なら「ヴィンテージカー減免 」といって、1945年までに製造された車は自動車税の割り増しを免れますが、それ以外の旧車は割り増しの対象になります。自動車税は毎年、自動車重量税は車検のたびに課税されるので、大きな負担です。

また旧車は、どんなにメンテナンスをしても壊れやすく、そのたびに高額の修理費用がかかります。既にパーツが製造中止になっており、入手しづらいからです。入手できなかった場合は、一からパーツを作ることになるため、どうしても高額になります。車検に通すときも最近の車より整備費がかかるでしょう。

車両保険を付けると保険料が高額になるのも悩ましいところです。旧車に車両保険を付けられない保険会社もあります。付けられたとしても年間の走行距離が制限されるなど、加入のハードルは高いでしょう。もちろん、対人や対物、搭乗者の傷害に対しては保険をかけられ、保険料も同じクラスの現行車と、それほど変わりません。

旧車は燃費も悪く、特にスポーツカーは5~7km/ℓです。エンジンなどの劣化によって、さらに悪くなっている場合もあります。

もう一つ、旧車は保管場所の確保も必要です。塗装が弱くて錆びやすいので野ざらしにはできません。いたずらや盗難も心配です。当然、ガレージで保管することになります。ガレージを置く敷地が無ければ、別に借りなければならず、賃料は青空駐車場より高くなるでしょう。

長持ちさせるためには走る環境も選びます。雨や雪は車が傷む原因です。海辺も潮風が悪影響を及ぼします。駐車場はドアパンチを防ぐため、広くて余裕があるところに限られるでしょう。遠乗りするのは燃費の面でも、車両保険の面でもNGですし、エンジンが不調をきたす恐れがあります。

そう考えると旧車を普段使いするのは難しいかもしれません。それでもマニアにとっては所有して走れることが喜びです。

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旧車を買いたい!売りたい!どこの業者がいい?

1970~80年代の旧車であれば、まだ購入できます。旧車を専門に扱う業者がいくつかありますし、オークションでも流通しています。けれども、旧車のコンディションというのは画像や文章だけでは分かりません。やはり実物を見てから購入するのがおすすめです。

一般的にコンディションの良し悪しは価格に反映されます。安い旧車ほど何らかのトラブルが潜んでいる可能性が高いため、しっかりとチェックしたいところです。エンジンが問題なくかかるか、ドアなど開閉するところに異常はないか、ハンドル・ペダル・レバーは正しく動くか確認させてもらいましょう。雨漏りの懸念もあります。

自分でメンテナンスできるなら、安い代わりに不具合があっても、どうにかできるでしょう。そういうのが困難だったり、面倒だったりするなら、レストアされた旧車を購入する方法があります。

「レストア」とは、すべてのパーツを修理・交換して新車同様に復元することです。旧車を専門に扱う業者の中には、一部の車種のレストアに対応しているところがあり、パーツも充実しています。最近ではホンダやマツダ、日産(ニスモ)でも、特定のモデルのレストアを行っているほどです。

ただし、レストアするからには車両本体価格とは別に費用がかかります。例えばマツダのNAロードスターをレストアするサービスは、基本メニューにすべてのオプションを追加すると、総額で485万円です(2018年10月現在)。

仮に車両を30万円で購入できたとしても、500万円をオーバーします。ポルシェやフェラーリ、GT-Rよりは断然安いですが、現行のロードスターやフェアレディZ、トヨタ86と同じくらいです。もちろん性能は最近の車のほうがずっと優れていますし、維持費もかかりません。よほど旧車愛が深い人向けと言えます。

逆に売るのであれば、ディーラーの下取りは断られますし、買取も業者によっては対象外です。旧車とはいえ低年式であることに変わりはなく、需要もそれほど高くありません。やはり購入するときと同じく、旧車を専門とする買取業者に依頼するのが一番でしょう。相場は常に変動しているので、高く売りたいなら手放すタイミングが重要です。

仮に買取で値がつかなかったとしても、廃車買取なら値がつく可能性があります。なぜなら解体後のパーツを再利用できるからです。廃車買取業者は自社で解体工場を保有しているため、値をつけても簡単に利益を出せます。

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まとめ

旧車は個性的なデザインと独特の操作感が魅力です。維持する手間や費用がかかるため、心の底から旧車を愛せる人向けでしょう。購入も売却も専門業者に依頼するのが無難です。

値がつかなければ廃車買取という選択肢もあります。

弊社カーネクストでは、旧車の買取も行っております。他店では値がつかなくても0円以上の買取を保証しており、レッカーや手続きにかかる費用は無料です。処分でお困りの際にはご相談ください。

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