日本国内では8月中旬より酷暑が続いています。8月16日には静岡県の天竜で40.0℃を観測していますし、熱中症警戒アラートは危険を示す赤色の地域も増えているようです。外出しただけでチリチリと肌が感じるような日差しの強さで、日焼け止めを欠かせないという方も多いと思いますが、実は車も日焼けしてしまうことをご存知でしょうか。
こちらでは、夏に起こりやすい車の劣化や色あせの対策についてご紹介します。また、車の劣化や色あせが廃車買取にマイナス査定はあるのか?についても解説しますので、ぜひご覧ください。
夏の車のダメージ、劣化や色あせが起こる理由
夏の前後から紫外線が強くなり、日焼け止めを肌に付けているという方も多いですよね、肌と同じように実は車もダメージを受けています。また、海などへお出掛けの方は日焼けだけでなく、別のダメージを受けてしまうことも。こちらで詳しくご紹介します。
車も日焼けする?紫外線が車に与えるダメージとは
車のボディは新車で購入後すぐはつやつやと光沢があり綺麗なイメージですよね。ところが、月日が過ぎるごとに少しづつ色が褪せてきてしまったと感じるのではないでしょうか。車のボディカラーの塗装は紫外線を浴びることによって分子結合が破壊されます。紫外線という名の電磁波によって分子結合が破壊され、チョーク現象が起こると結果、車が色褪せしてしまうのです。集合住宅にお住いの方の中にはもともと駐車場がついておらず、付近に月極駐車場を借りているという方も多いでしょう。屋根のない駐車場に置いている場合、車は耐えず紫外線を浴びていますので、色あせが起こってしまいます。
車で海へ!海風、砂が車に与えるダメージとは
今年は海開きをしている海岸は少ないようですが、夏になると海へ泳ぎに行ったり、海沿いでバーベキューを楽しむ方も多いでしょう。海の近くまで車で移動する場合、気を付けたいポイントが二つあります。海というと海水に含まれる塩分です。海風に乗って潮の匂いを感じたという方もいらっしゃると思います。海水に含まれる塩分は、塩害の原因になります。塩害のダメージによって車が錆びやすくなってしまうのです。また、海風などにより吹き飛ばされた砂が車のボディに張り付いている可能性もあります。細かな砂がついている状態で、車のワックスがけなどを行おうとするとこすり傷などの原因になりますので、注意が必要です。
車を劣化やダメージなどから守るには
夏特有ともいえる車のダメージを最小限にとどめるために、ドライバーが出来る対策についてこちらでまとめています。まずは車のケアやメンテナンスとなりますが、外は出るだけでとても暑くドライバーの体力も奪われますので、熱中症に気を付けながら対策していきましょう。
車の日焼け対策に有効な手段
紫外線による車の日焼け対策に有効な手段とはどのようなものがあるのでしょうか。車の日焼け対策、紫外線を車が浴び続けないために、まずは屋根のある駐車場に置くことが大前提として良いでしょう。ただし都市部など車の駐車場の確保も大変というところも少なくありません。どうしても青空駐車場に停めなくてはいけないという方もいます。サンデードライバーのように、週末のみ車を利用する方なら、車にボディカバーを掛けるのも一つの手段です。ただし、ボディカバーは材質などによって蒸れやすかったり、車に摩擦傷がつくこともあります。生地の素材などを確認してから使用するようにしましょう。また、現在はコーティング剤によって紫外線対策も可能になっています。車のメンテナンス時や購入時に、車の保管場所がすでに決まっている方で屋根がない駐車場の方は、コーティングの相談をしてみるのも良いでしょう。
海から帰ったら車のケアを欠かさずに
海水浴やBBQなどで、車で海にお出掛けをされたという方が出来る車の劣化対策があります。それは、海風や砂などの汚れがついている状態を長期で放置せず、水で洗い流すことです。砂や塩分を含んだ海風だけでなく花粉や、黄砂、鉄粉などが車についている場合も、車は傷がつきやすい状態になっています。この状態で放置してしまうと細かな傷がついてしまい、そこから錆が発生することもあります。まずは水で全体を洗い流し、砂汚れを落とします。この時に高圧洗浄機などがあると、暑い夏でも時間短縮が出来るかもしれません。水洗いで砂汚れを落としたあとに、余力があればカーシャンプーをするのも良いでしょう。ただし、猛暑日が続いていますので洗車時間を短くしたい場合は、砂汚れがしっかりと水で洗い流せたらふき取りをおこないましょう。ふき取りが甘いとウォータースポットの原因になりますので、ふき取りはしっかり行います。
ウォータースポットとは
車のボディに雨粒や洗車後のふき取りがあまく水滴が残っていると、水滴がレンズの働きをおこなって日光を集め、塗装面の日焼けなどの原因となってしまいます。この水滴の残り、水ジミをウォータースポットといいます。
車が劣化、色あせしたら廃車買取は
もしも車が夏の日焼け、海水や砂などによる塩害などで劣化してしまっていたら、いざ売却する時の車の査定はマイナス評価となってしまうのでしょうか。また、マイナスになるとしたらどのくらい下がってしまうのか気になりますよね。
車が日焼けや塩害で劣化したらどうなる
車のボディカラーは色褪せすると、だんだんと色が薄くなってきたり艶がなくなってしまいます。また、特に紫外線に弱いポリカーボネート製のヘッドライトは紫外線を浴び続けると黄ばみやすくなっています。このように色あせや黄ばみなどがあると、中古車買取査定の業者では車の外装も評価に含むため価値が下がりやすくなります。また、塩害などにより足回りや、バンパー付近などに錆が出てきてしまった場合は、部品交換に高額な費用がかかると車の直接買取、直接販売を行う中古車買取業者では売却時のデメリットが大きくなるため買取査定に大きくマイナスの影響が出る可能性があります。
劣化した車はどこで車買取査定を受ければ良いのか
中古車買取業者の中でも、車を買取後自社の設備で整備点検修理を行い、自社の店舗で直接販売を行っている業者では、鈑金修理で補えるダメージに対しては大きくマイナス査定になることはありません。しかし、錆などによって部品交換などが起こる場合は部品取り寄せや取付整備なども必要となるため買取を断ることもあります。そのため、劣化状況などによって、中古車として再販が難しいと判断をされた車なら、中古車買取業者での買取査定ではなく、廃車買取の査定を行っている業者でパーツごとに査定を受けた方が買取価格が高くなる可能性があるのです。
劣化・日焼け・色あせの車も廃車買取できる業者とは
車が紫外線による日焼けで色褪せてしまったり、塩害により錆が発生してしまっても買取が出来る業者は、廃車買取専門の車買取業者です。廃車買取を専門に行っている業者では、車のパーツごとに必要な販路へ売却をしたり、リサイクルをすることが可能です。そのため、部分によっては劣化しているところがあったとしても、まだまだ再利用が可能な部品があればリサイクルパーツとしての販路を獲得することが可能ですので、廃車買取業者は買取ができるのです。特に人気の車種で部品需要が高かったり、海外で人気の車種で海外への販路がある業者ならば廃車買取であっても、良い査定結果が出ることもありますので、一度見積もりをとってみることをおすすめします。