ラインロックでバーンアウトできる車にしたい!車検は通るの?

自動車のコラム

2台の車で短距離のスピードを競う「ドラッグレース(ゼロヨン)」では、スタート前に空転したタイヤが白い煙を上げる「バーンアウト」が有名です。

それを実現する機能が「ラインロック」ですが、車検には通るのでしょうか。

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「ラインロック」って何?日本車でもできる?

「ラインロック」とは駆動輪でない車輪を意図的にロックする機能です。本来であればブレーキペダルを踏むと、ブレーキオイルを通して力がブレーキパッドに伝わり、4つのタイヤすべてが止まります。アクセルを踏んでも動きません。

けれどもラインロックを作動させると、ブレーキとアクセルを同時に踏んだときに駆動輪だけが動き、それ以外のタイヤは動かなくなります。結果として前に進まず、その場で駆動輪のタイヤだけが空転するのです。

例えばFFなら後輪だけにブレーキがかかり前輪が空転、FRなら前輪だけにブレーキがかかり後輪が空転します。空転したタイヤは路面との摩擦によって白い煙が上がります。これは見映えを良くするのではなく、タイヤを温めるためです。さらに路面が乾きタイヤのゴムが溶けて、グリップが利くようになります。

これらによってタイヤがしっかりと路面に接地して、スタートダッシュができるようになるわけです。「ゼロヨン」の通称どおり、1/4マイル(約400m)の短距離を一気に駆け抜けるためには欠かせません。

「ラインロック」と呼ばれるのは、ブレーキオイルが通るラインをロックする仕組みに由来しています。ブレーキペダルを踏んでもブレーキオイルがロックされるのですから、その力はブレーキパッドまで伝わりません。

バーンアウト自体はギアのポジションとアクセル、ブレーキ、クラッチペダル(マニュアル車のみ)の踏み加減によっても実現できます。例えばオートマチック(AT)車のやり方は、ギアをLに入れてブレーキを踏みながらアクセルを踏むだけです。ブレーキを適度に緩めるコツを掴めばすぐに習得できるでしょう。

一方、マニュアル(MT)車は左足でクラッチを踏んで1速にギアを入れ、右足でアクセルとブレーキの両方を踏むという高度なテクニックが必要になります。いずれにしても4WDではできませんし車が壊れる原因にもなるため、ラインロックを用いるのが一般的です。

ドラッグレースが盛んなアメリカであれば、フォードのムスタング全車種やシボレーのカマロZL1などに標準搭載されています。けれどもトヨタの86やマツダRX-7のFD3Sといったドラッグレースに向いていそうな日本のスポーツカーには、ラインロックのパーツを購入して取り付けるしかありません。

そもそもラインロックは普通に公道を走るだけなら不要な機能です。強いていえば、マニュアル車で坂道発進するとき役立つくらいでしょう。むしろ最近の車はタイヤが空転しないように制御する装備が充実しています。

日本車でラインロックするには?費用はどれくらい?

ラインロックには手動式と電気式の2種類があり、手動式は車内にブレーキラインを引いて手元でオンオフを切り替えます。電気式はブレーキのマスターシリンダーとフロントブレーキホース(またはABSユニット)の間に電磁バルブを設置し、スイッチを室内へ配線する方法です。電気式のほうが簡単に導入できて人気があります。

専用パーツは、やはりドラッグレースの本場であるアメリカのハースト(Hurst)社のものが有名です。日本でもいくつかの輸入パーツ専門店で取り扱いがあります。電磁バルブにスタートスイッチ、ランプ、配線がついて3万円前後です。

取り付けにはさらにブレーキとつなぐためのアダプターやホース、プラグなどが必要で、これらをまとめたキットが8,000~20,000円くらいで販売されています。どちらかといえば昔の車のほうがブレーキシステムはシンプルですから取り付けは簡単です。

ただしブレーキは正しく作動しないと命の危険に関わりますし、他人を巻き込む恐れもあります。またブレーキシステムの配管がX型だったり、ABSを組み込んでいたりするとメーカーが自身での取り付けを推奨していません。知識が豊富で信頼できる業者に依頼したほうが安全です。パーツ代と工賃で6~7万円くらいかかるでしょう。

ラインロックって車検に通るの?査定額に影響する?

このように車をラインロックできるようにするのはブレーキの改造にあたるので、車検に通るか心配です。結論からいうとラインロックがOFFの状態でブレーキが正しく作動すれば問題なく通ります。装置の有無は関係ありません。

ただしブレーキオイルが滲んでいたり、漏れていたりするのはNGです。ラインロックの取り付けは配管をいじりますから、滲んだり漏れたりするリスクも大きくなります。その点では改造が煩雑な手動式よりも電気式のほうが比較的安心です。

むしろラインロックは車を買い取ってもらうときの査定で大きなネックになります。まず標準状態とは異なるので、取り付けたままだとマイナスです。ドラッグレースの愛好家になら高く売れるかもしれませんが、そこまでの需要も人気もありません。たとえ買取時にラインロックを取り外したとしても、ブレーキを改造した跡は残ってしまいます。

さらにバーンアウトした車は足回りが劣化しているでしょう。タイヤやブレーキパッドの摩耗も大きいはずです。エンジンへの影響も少なからずあるかもしれません。これらはすべて査定でのマイナスになります。だからといって事前に修理や交換をしても、査定額がその費用を上回る可能性は低そうです。

よって、基本的にバーンアウトするためラインロックを取り付けた車は、徹底的に乗りつぶして廃車にしたほうがお得といえるでしょう。

そんな場合は廃車買取業者のカーネクストなら、たとえ他社で買取額がつかなかったとしても廃車の手続きは無料で行う事が可能です。これは車を引き取るためのレッカー費用もかかりません。廃車後も海外で利用したり、パーツをリサイクルできたりするからです。

まとめ

ラインロックはドラッグレースでバーンアウトするために必要な機能ですが、それ以外の用途はほとんどありません。標準装備の車は限られ、パーツの取り付けで実現します。車検には通りますが、査定ではマイナスになるので注意しましょう。

弊社カーネクストでは、ラインロックを取り付けた車でも廃車買取をしております。買取額が低くて処分に困っているときは、ぜひご検討ください。もちろん廃車の手続きは無料で行います。

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