車を廃車手続きする時に、一時抹消登録証明書が必要になります。廃車証明書として、とても重要な書類なので、大切に保管すべきですが、ふとした時に紛失してしまうことも・・・。
今回は一時抹消登録証明書がどんなものなのか、再登録の流れなどを解説します。紛失してしまった方、紛失した時の対処を知りたい方は参考にしてください。
一時抹消登録証明書を紛失時の再発行方法
一時抹消登録証明書を紛失時、どういった方法で再発行をすればいいのでしょうか。再発行までの具体的な流れを解説します。
一時抹消登録証明書の概要
そもそも一時抹消登録証明書ってなに?という方もいるでしょう。簡単に説明すると、マイカーの「廃車証明書」です。車を乗り換える、廃車にする時に必ず必要となる書類です。
中でも一時抹消登録証明書は、一時的な登録抹消に使われる証明書であり、
- 保険の解約
- 自動車の再登録手続き
- 任意保険の引き継ぎ
などで必要となります。ということは、紛失してしまえば、保険の返納手続きや引き継ぎができなくなるのです。
早く手続きを終わらせたいのなら、紛失が発覚した時点で再発行に動かなければいけません。
一時抹消登録証明書紛失時の再発行のながれ
流れを説明する前に知っていただきたいのは、一時抹消登録証明書に限って紛失しても再発行は不可能です。そのため、今回は紛失した状態で再登録する方法を説明します。
・警察へ届ける
一時抹消登録証明書を紛失してしまった場合、まずは警察への届け出から始めましょう。盗難されている恐れなどがありますので、遺失届け、または盗難届を提出して下さい。
また、その際に「届け出警察署」「届け出年月日」「受理番号」を控えておきましょう。これらは再登録する時に必要となります。
・登録事項等証明書を取得
警察への届け出が完了したら、次は運輸局などで登録事項等証明書を取得しに行きましょう。マイカーの最終の所有者などを確認するには必要な作業です。
登録事項等証明書を取得したら、その他の必要書類を持って再登録を行いましょう。再登録に必要なものは次の項目で説明します。
一時抹消登録証明書再発行時に準備する書類
上記の手順が済んだのなら、いよいよ一時抹消登録証明書の再登録です。一時抹消登録証明書は再交付ができないため、新規登録と同じように一から書類を集めなければなりません。さらに、必要な書類は多いので漏らさず用意しましょう。
準備する書類
一時抹消登録証明書は再発行はできませんので、今回は再登録に必要な書類を紹介します、
一時抹消登録証明書の新規登録で必要なものは以下の通り。
- 登録識別情報等通知書の遺失等に係る新規検査・登録申立書
- 登録事項等証明書
- 譲渡証明書
- 車台番号の拓本
- 実印
- 所有者の印鑑証明書
- 新規検査願出誓約書
- 自動車検査証返納証明書紛顛末・誓約書
- リサイクル券
- 自賠責保険証書
上記の書類を用意しなければいけません。自分で用意すれば、印紙代ほどに抑えられるのですが、その分、手間がかかります。
書類を用意するのが面倒という方は、1万円ほどかかりますが、これらの書類作成を行政書士などに代行してもらうのも可能です。
また、一般的に廃車証明の発行は1ヶ月を要します。その間は保険の解約などは行えないため、無くさないことが第一です。一時抹消登録証明書はわかりやすいところで、大切に保管しておきましょう。
まとめ
一時抹消登録証明書を紛失してしまうと、再発行はできません。もう一度取得したいのなら、警察に届け出てから再登録の手続きを行いましょう。
紛失などのトラブルは、いくら注意していても起こる時は起こってしまいます。そんな時、相談できる場所があれば安心です!