タイヤの空気圧って燃費に影響する?

自動車のコラム

タイヤの空気圧を小まめに確認できていますか?タイヤを交換して以降、車検などのメンテナンス以外では確認していないということはないでしょうか。できだけ確認するようにしていても、年に数回程度で収まっている人も少ないでしょう。

実は、タイヤの空気圧は燃費にも影響しているといいます。できれば、燃費性能を低下させずにお得に車に乗りたいものですよね。今回は、そんな空気圧と燃費の関係から、空気圧の確認のしかた、燃費以外で注意したい空気圧のことまで説明していきます。

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タイヤの空気圧は小まめにチェックしよう

タイヤの空気圧はしっかり確認できていますか?少なくとも1カ月に1回、小まめにチェックすることが大切です。

約4割がタイヤの空気圧不足?

日本自動車タイヤ協会の調べによると、約4割、整備不良の車に限っては約8割がタイヤの空気圧が不足したまま走行しているといいます。それではなぜ、このように多くの車が空気圧の不足した状態にもかかわらず走行を続けているのでしょうか?

理由は、小まめに空気圧をチェックできていないためです。タイヤの空気圧は、何もしなくても自然に抜けていきます。1カ月で5~10%の減少は通常の範囲内です。つまり、小まめにタイヤの空気圧をチェックせずに乗り続けていると、空気圧の低い状態で車に乗っていることになります。

空気圧はどこで調べてもらえる?

タイヤの空気圧は知らず知らずのうちに抜けているものだとお話ししましたが、もし空気圧を調べたいと思ったらどこに行けばいいのでしょう?実は、案外身近なところで空気圧は調べられます。

代表的なところだと、ガソリンスタンドやカー用品店などです。セルフサービスのガソリンスタンドでも、空気圧の計測器や充填機が置かれている所が多いです。なお、こうした空気圧の調査や充填はサービスで行っているところがほとんど。空気圧を調整するために、わざわざ整備工場にお願いする必要はありません。

空気圧の適正量はどれくらいか

タイヤの空気圧の確認をガソリンスタンドなど、店舗側でやってもらえることもありますが、セルフサービスであることも少なくありません。その場合、空気圧の目安がわからないことも多いかと思います。適正量が分からず、空気圧の点検を自ら行うことを避けている人もいるかもしれませんね。

空気圧の適正量を知る方法は案外簡単で、運転席のドアを開ければすぐに分かります。ドアを開けたところに、適正な空気圧を書いたシールなどが貼ってあるためです。車種によって適正な空気圧は異なるので、人から聞いた数字などで判断するのではなく、必ず自身の車で確認するようにしましょう。

空気圧が適正でないとどのくらい燃費に差が出るのか?

空気圧の適正値は、各車の運転席ドアを開いたときに確認できると説明しました。それでは、仮に空気圧が適正量でないとどのくらい燃費に差が出るものなのでしょうか。

空気圧が高めの場合

車には適切な空気圧がそれぞれ設定されていますが、仮に空気圧が指定より高めの場合燃費が少し伸びる可能性があります。しかし、空気圧が高すぎるのは良くなく、タイヤの寿命を縮めてしまうことに繋がりかねません。タイヤの消耗が激しくなるためです。他にも、ブレーキの利きが悪くなる、乗り心地が悪くなるといったデメリットもあります。

空気圧が低めの場合

それでは反対に、タイヤの空気圧を低めに設定した場合はどうでしょうか。空気圧が適正よりも低いと、燃費は悪くなります。理由は、タイヤの接地面が増えるためです。抵抗が大きくなることで、適正で走った場合と比べ多くのエネルギーが必要になり、燃費性能は低下します。

燃費よく乗ろうと思ったら、やはり小まめに空気圧を点検して、しっかり空気を補充する必要があるのです。ちなみに、同じ車でも、ミニバンのような大きな車の方が、小さい車で乗車人数が増えるよりも空気圧による燃費への影響が大きくなります。

結局空気圧はどのくらいにするべき?

空気圧が高すぎることによるデメリット、低すぎることによるデメリットを解説してきました。やはり、空気圧は指定されている適正値にする方がいいようです。

しかし、常に適正量で走行するために小まめに点検する方が良いとは分かっていても、なかなか空気圧を月単位で小まめに確認できない状況にある人も少なくないと思います。そうした場合は、適正値で補充するのではなく、少し多めに空気を入れるようにするといいです。

空気圧が高すぎると、紹介したようにタイヤの消耗などにかかわってくるので、指定の適正値よりも10%程度多くを目安にするのがおすすめです。

空気圧が低すぎると危険

ここまで、タイヤの空気圧が燃費にどう影響するかを説明してきました。適正量を目安に、少し高めにするのが燃費には良いとお話ししましたが、反対に空気圧が低いのは燃費には良くありません。

しかし、気を付けるべきは燃費低下だけではないことをご存じですか?タイヤの空気圧が低すぎると、燃費だけでなく他のトラブルに繋がる場合があります。

空気圧が低すぎると危険

空気圧が低すぎることによるトラブルで特に注意したいのが、バースト、つまりタイヤの破裂です。少し空気が足りない程度なら問題ありませんが、少なすぎるとバーストの危険性が高まります。

他にも、タイヤの空気圧が低いと、ハンドルがとられ気味になったり、タイヤの損傷が激しくなったりと、良いことはありません。事故の危険性が増すばかりです。

バーストは事故にもつながる

タイヤのバーストが停車中であればまだ良いですが、走行中であると事故にも繋がります。実際に、走行中のバーストの事例は多く報告されており、高速道路でのバーストも多いです。

特に高速道路のバーストについては、たとえ脇に停車できたとしても、ほかの車に追突される事例も起きているので危険であることに変わりありません。大きな事故につながる可能性もあるため、日ごろからバーストしないためにタイヤの状態を確認しておくことは重要なのです。

空気圧が低すぎるかどうかは見てわかる?

それでは、バーストの危険があるほどの空気圧とはどの程度を指すのでしょうか。空気圧が低すぎるタイヤというのは、実は見た目で分かるものです。タイヤが潰れているのが目で見て判断できる場合は危険な状態なので、すぐに空気を充填するようにしましょう。

また、空気圧のほかにも、タイヤのバーストに繋がる原因はいくつかあります。たとえば、タイヤの劣化の状態です。タイヤの溝がほとんどなくなってきている場合、あるいはタイヤ自体の状態は良くても表面に何か刺さっている場合は、バーストをはじめタイヤトラブルが起こる可能性が高いです。

タイヤの空気圧を確認する場合は、合わせてタイヤの状態がどうか確認しておくと、より安全を保てます。

まとめ

今回は、空気圧と燃費の関係を説明してきましたが、空気を入れてもタイヤの状態が回復しない場合があります。タイヤが劣化して、寿命が近い場合です。これからも同じ車に乗り続ける場合はタイヤの交換でも問題ありませんが、タイヤの交換には10~30万円程度かかることも少なくありません。(軽自動車は5~10万円程度)

車が古い場合は、新しくタイヤを付け替えてさらに乗り続ける以外の選択肢も考えなくてはならないでしょう。廃車をして新しい車に乗り換える、もしくは車の出番があまりない場合は、廃車だけする方法もあります。

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