乗ろうと思えば20年だって乗れてしまうのが車です。そのため、買い替えのタイミングが難しいと感じている方も多いでしょう。
購入から3年ごとに買い替えてしまう人もいる一方で「壊れてから買い替える」という人も少なくありません。今回は、車を買い替えるベストタイミングはいつなのか、よりお得に車を入れ替える方法について解説します。
どんな車でも原則0円以上で買取します!廃車引取費用・手続き手数料は一切無料!
車の買い替えを考えるべきタイミング
まずは、一般的に車の買い替えを考えるタイミングについてみていきましょう。
車検のタイミング
「車検は高いから」と、車検のタイミングで車を買い替える人も多くいます。車検前の無料点検で、あちこち修理箇所が見つかってしまうことが要因でしょう。
「高い車検代を払うよりも新しい車を買う」というタイミング以外にも、車検を取ってすぐの時期も買い替えに適しています。車検を取ってすぐは「車検が多く残っている」ため、買取り額や下取り額が高くなるからです。
自動車税支払いのタイミング
自動車税が高く、「ハイブリッド車にして自動車税を安くしたい」と考え、買い替える方もいるでしょう。自動車税は排気量にともなって納税額が上がっていきますから、自宅に届いた納税通知書の金額を見て買い替えたくなってしまうようです。
また、もともと買い替えを検討していた場合、「納税通知書が届く5月の前に買い替えよう」と考える方も多いようです。しかし普通車であれば自動車税には還付制度がありますから、払いすぎてしまう、2重に納税してしまう、ということはありません。
つまり、自動車税だけ考えたときには、買い替えの時期はあまり重要ではないということです。
車の年式や走行距離
車の初年度登録から3年、5年、10年など、区切りのいい年数で買い替えを決めてしまうこともできます。走行距離であれば、5万㎞、10万㎞、20万㎞が区切りとなるでしょう。しかし、10年および10万㎞を超えると、売却時に査定額がほとんどつきません。
「そろそろ車を買い替えたい」と考えているのであれば、査定額が下がってしまうこれらの区切りの前に買い替えることをおすすめします。
今の車を売却する、下取りに出すといったことを前提にしているのであれば、初年度登録から5年もしくは10万㎞未満で買い替えましょう。
ライフスタイルに合わせて買い替える
転職、引っ越し、結婚、子どもの誕生、退職など、ライフスタイルの変化も買い替えのタイミングです。
若いころはお手頃価格のコンパクトな車、結婚後は車内スペースの広い車、退職後は高級セダン、というように欲しい車種・必要な車種に合わせ買い替える方も多いようです。
リセールバリューが高いタイミング
新車購入から3年目は第1の買い替えタイミングです。この期間は高品質な中古車として需要があり、高く買い取ってもらえる可能性が高い時期です。
ただしこの場合、注意したい点が1つあります。今の車の「次のモデル」が出ている場合は、次のモデルが出ていない場合に比べ査定額が下がってしまうでしょう。「より新しいものを欲しい」というのは多くの人に共通する感情です。
しかし、次のモデルが出ていなければ、リセールバリューの高さからより高額査定が出る可能性があります。新車から3年で買い替えるかどうかは、次のモデルが出ているかどうかを基準に考えてみましょう。
車を買い替えるときの具体的な手続き
車の年数や走行距離、車検のタイミングなど車の買い替えを考えるタイミングは多々ありますが、「お得に」買い替えられる時期は限られています。
よりお得に買い替えたいとき、考えたいのは「高く売れる」かつ「安く買える」ときはいつか?ということでしょう。売却ではリセールバリューが高いタイミング、購入では決算期がその時期です。リセールバリューの高いタイミングについては上記の通りですが、決算時期はいつなのでしょうか?
自動車販売の決算期は9月と3月です。決算期に購入する際には、「決算期中に納車される」ようにしてください。納車日が10月や4月に入ってしまうようではいけません。
3月納車を目指すなら2月上旬から、9月納車を目指すなら8月上旬から購入したい車種に目星をつけ、見積もりを取っておきましょう。
ベストタイミングを逃さないよう、効率的に車を買い替えるために手続きについて理解しておきましょう。
査定額の算出
まずは今使用している車の査定額を確認しておきましょう。買取額がおおよそ分かれば、次に購入する車の予算が立てやすくなります。また、ローンの残債がどれだけあるかも調べておく必要があります。
自動車税の確認
次に自動車税の支払い状況を確認してください。万が一支払い忘れがあれば、車を売却することができません。売却手続きには車税の納税証明書が必要になりますので、納税証明書も車検証に添えて保管しておきましょう。
書類を用意する
車を売却するための書類を用意します。車検証、自賠責保険証、印鑑登録証明書、納税証明書、実印、リサイクル券が必要です。
保険の変更
自動車の任意保険を変更しましょう。「車両入替手続きをしたいのですが」といえば、保険会社の人が手続きを開始してくれます。
車両入替には、新しい車の車検証が必要です。変更する車によって、保険料に追徴金が発生したり、逆に返戻金が発生したりします。
ETCの切り替え
車を買い替えた後、ETCの切り替え忘れがないよう、新しい車の購入先にETCの切り替えを依頼しておきましょう。ETCには車のナンバーと種類が登録されているため、買い替え後は変更が必要です。
廃車の概念がかわります。無駄を省いた方法教えます。
今の車を手放すタイミング
車が安く買える時期として決算期を挙げましたが、この時期は中古車の需要も高まり、買取価格もそれに比例します。決算期の上旬までに売却することで、他の時期よりも高く売却することができるでしょう。
しかし、決算期にこだわりすぎてはいけません。「なるべく早く売ること」、つまり「なるべく新しい状態で売却すること」が大切な場合もあります。
また、気を付けたいのが売却先です。決算期にディーラーで車を買おうとすると、下取りを条件に値下げ交渉をされますが、このとき安易に下取りを決めてはいけません。
必ず「複数社に買取査定」を実施してもらい、その価格とディーラーの価格をよく照らし合わせてから売却先を決めるようにしましょう。
お得に今の車を手放すには?
よりお得に今の車を手放せるのは、ディーラーと買取業者のどちらなのでしょうか?ディーラーの下取りについては上記の通り注意点もありますが、一概にディーラーが損だとはいえません。
新車を購入する際には、下取りを条件に大幅な値下げ交渉が可能となることもあります。ただしあくまでも可能性であって、購入する車種や下取り車種によっては思ったように値下げしてもらえなかった、なんてこともあるでしょう。
売却先がディーラーにせよ買取業者にせよ、大切なのは「複数社に査定を依頼すること」です。もっとも高く買い取りしてくれる業者を探し出し、より高く売却しましょう。
まとめ
車は決して安いものではありませんから、買い替えの際にはなるべく高く売り、安く買えるよう動いていきましょう。売却のポイントは、「複数社に査定依頼」すること、リセールバリューが高い時期、決算時期に売却することです。購入時期は同じく決算時期が最適です。
3月及び9月に売却・購入するのがベストな買い替え時期ということになります。ただしそれにばかり気を取られてはいけません。中古車は時間がたてばたつほど価格が下がりますから、今すぐ査定し、いくらで売却できるのか調べてみることをおすすめします。