タイヤのホイール交換は自分で出来る?店舗での費用は

タイヤのホイール はじめての方へ

夏タイヤと冬タイヤの取替えが必要な地域に御住まいの方や、車のメンテナンスに慣れている方は、タイヤのホイールを付け替えたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。特に社外品のホイールに付け替えをしたいと考える方や、通販・インターネットオークションなどでホイールを購入し、ご自身のタイヤに取り付けを試みる方も今は少なくないでしょう。こちらでは、ホイールの付け替えの方法や注意点、さらに店舗で依頼した場合のホイール付け替え費用はいくらくらいかかるのか等、タイヤのホイールに関することをまとめています

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タイヤのホイールの役割を知ろう

タイヤを使用するにはホイールが必要です。タイヤを大きな円とすると、その内側にはめこむ一回り小さな円がホイールになります。タイヤとサイズの合ったホイールを選び、取り付けることで、ホイールが鎹となり、車にタイヤを装着することが出来るのです。

ホイールには種類がある

ホイールにはいくつか種類があります。まず種類の分け方として、素材で分けることが出来ます。ホイールの製造過程として、最初に金属の素材を型に流し込み鋳造するところから製造は始まります。

スチールホイール

安価で低コストなホイールの素材は、スチールホイールです。大量生産に適しているため新車などの基本装備になることが多くなっています。スチールホイールは、放熱性が低い点、重量がある点からスピードを出す車には不向きとも言われています。そのため、スポーティグレードや、スポーツカータイプで軽量を目指す方はスチールホイールではなく、アルミホイールを選ぶ方が多いでしょう。

アルミホイール

アルミホイールは、軽量アルミニウムを使ったアルミ合金製のものです。鋳造方法だけでなく、鍛造方法も可能で、デザイン性も高いため社外品でアルミホイールを購入し装着している方は、タイヤなどの足回りにこだわりがある方が多い印象です。

マグネシウムホイール

最も高価で市販で購入できるさらに軽量で剛性が高いホイールが、マグネシウムホイールです。マグネシウム合金のホイールは、もともとの金属素材自体が高価な上に加工も難しいことから、ホイールだけをとっても高価です。ドッグレースなど、レーシングカスタマイズをする方から人気のホイールですが、新品を購入すると高価なため、廃車から取り出したリサイクルパーツなどから探す方も多くなっています。

ホイールを付け替えるメリット

新車購入時の基本装備であるスチールホイールから、社外品のアルミホイールに交換をするとしたら、どのようなメリットがあるのでしょうか。まず、スチールホイールに比べて軽量化できるため足回りが軽くなり、運転性能が上がります。また、大量生産が多いスチールホイールに比べると、デザイン性があるため見た目も良くなります。足回りに重量があると、エネルギーの消費量が多いため燃費面にもマイナスがあります。ただしスチールホイールには重量感がある分、耐久性が高いというメリットもあります。オフロードや山道などの凹凸があり整備されていない道路では、スチールホイールの重量感と耐久性がプラスになることもありますので、車の使用状況や用途次第ではありますが、街乗りや普段から燃費に気をつけている方は、アルミホイールなどの軽量化したホイールへの付け替えはメリットとなるでしょう。

ホイールを自分で付け替える方法とは

タイヤホイールを既存の物から、自分で購入したものに付け替える場合のホイールを付け替える手順と、手順を行う中で注意すべきポイントをご紹介します。

1.付け替えるホイールを選んで購入

まずは、付け替えるホイールを探します。ネットで見つけたデザインがカッコ良くて購入したものの、いざ装着しようとするとサイズが合わず再出品したという方も少なくありません。ここでの注意点は、サイズに気をつけることです。手元に付け替えたいタイヤを装着する車の取り扱い説明書を用意し、適合サイズを確認します。
取り扱い説明書に記載されているホイールサイズの見方は、リム径(ホイールの直径)×リム幅(ホイールの幅)-フランジ形状・ボルト穴数-P.C.D・オフセットの順に記載されています。ホイールを通販等で探す場合は商品説明欄に記載されている内容と、取り付ける車両の取扱説明書に記載されている装着サイズが一致するものを選びましょう。

2.ホイールを付け替える際に準備するもの

ホイールを付け替える際に準備する工具は、ジャッキアップ・ソケット・十字レンチ・トルクレンチです。また、タオルや軍手などの工具以外にも必要なものがあります。すでに社外品のホイールをつけている方は、ホイールだけでも高額なものも多く、価値をご存知の方も多いと思います。車の売却前に純正のスチールホイールに戻して、車とは別に売却したい方や他の車に付けるために置いておきたいという方も多いと思います。このように、社外品のアルミホイールを取り外す場合は、ホイールのナットに合わせてレンチをそろえておきましょう。せっかく気に入って外すことにしたホイールが、合っていない車載工具のレンチを使って取り出したせいで、ナット周辺に傷がついてしまうことがあるため注意が必要です。

3.ホイールを取り外す

まずは現在装着されているホイールを外します。パンタグラフジャッキは、タイヤがパンクしてしまった時用に車載されていることも多いため、もともとから基本装備の車も多くなっています。ジャッキアップをする時の注意点は、ジャッキアップポイントを前もって確認しておくこと。メーカーのウェブサイトや整備マニュアルを調べて、ジャッキアップポイントの位置を見ておきます。ジャッキアップポイントを確認したら、まずはナットを少しだけ緩めます。タイヤを浮かしてしまってからだとタイヤが回ってしまいナットを緩めることが難しくなるため、少し緩めておくことがポイントです。ナットを緩める際は、ナットに合ったレンチを使い、反時計回しにまわします。緩めたら、タイヤが少し浮く程度までジャッキアップします。この後緩めたナットを手で外します。ナットを全て外したらホイールを外すことが出来ますので、水平方向に抜き出します。

4.ホイールを取り付ける

次は購入したホイールを取り付けます。ボルト穴の位置を合わせたらソケットにナットをいれ、まずは手で差込み、ソケットを時計周りにまわします。手で回せるところまでまわしたら、ソケットにあったクロスレンチでさらに締めます。強く締めすぎるとソケットに傷がついてしまうこともあるので、ある程度クロスレンチで締めたらジャッキを下ろしタイヤを接地した状態で、付け替えたホイールナットに合ったトルクレンチで締め込みます。これでホイールの付け替えは完了です。

ホイールの付け替えはジャッキアップが必要な作業のため、必ず平坦な場所で安全に作業を行うようにします。

ホイールの付け替えを店舗で依頼する場合

ここまでホイールの付け替えの方法をご紹介しましたが、作業が難しそうと感じた方や、工具の準備が心配という方も多いでしょう。ホイールの付け替えは、カー用品店やディーラーで依頼することが出来ます。店舗で依頼した場合、時間や費用はどの程度かかるのでしょうか。

ホイールの付け替えにかかる時間

店舗で依頼した場合の、タイヤ・ホイールの交換の所要時間は4本で30分~となっています。ただし、店舗によっては持ち込みのタイヤ・ホイールの交換を受け付けていないところもあるため、持ち込む前に問い合わせておくと安心です。また、現在はカー用品店だけでなく、タイヤの交換専門の予約サイトもあるようです。車を利用できるタイミングが限られている方などは、このような予約サイトを利用することも良いかもしれません。

ホイールの付け替えを依頼した場合の費用

店舗で持込をしたタイヤ・ホイールの付け替えを依頼した場合、交換費用はインチのサイズ次第にはなるものの16インチ以下~21インチ以上までのタイヤ・ホイールの交換費用相場は4本で、15,000円~25,000円程度となっています。ただし、カー用品店で購入をしたタイヤやホイールに付け替えてもらうなら、4本6,000円~となっています。また、オートバックスなどピットサービスがある店舗では、ホイールバランスの調整も工賃に含めてしてもらえるため、高速走行をする予定がある方などはお任せするのも手かもしれません。

後記

カーネクストでは愛車の廃車のご依頼をいただくことも多く、こだわって取り付けていた社外ホイールを取り替えてから廃車を行いたいという方も多くいらっしゃいます。純正ホイールに戻していただければ引き取り自体に問題はありませんので、前もってご相談いただければ、取り外しの日程を想定しての引き取り日の設定なども可能です。ただし、タイヤなどすべて外してしまっている場合、車を引き取りトラックに車載する際に、吊り上げトラックを準備する必要があったり、広い敷地がなければ対応が出来ないこともあります。ご依頼をいただく際に前もってご相談いただければ、愛車をお引取りのために出来る限りの対応をさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

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