出先で車が故障した、動かなくなった。そんな時は、レッカー車で牽引し、修理をしてもらいましょう。
事故対応の強い味方ではあるのですが、いくらかかるのか、到着時間、受付時間、問い合わせ方などわからない点がたくさんあります。
もしもの時も冷静に対応できるよう、今回はレッカーについて解説します。
事故を起こしたときに発生するレッカー代は
事故で車が動かなくなった場合、修理のためにレッカー車を呼ぶべきです。しかし、レッカー車で牽引してもらうのにもお金がかかります。
もしかしたら、想像以上に高額な費用を請求されるんじゃないかと、不安に感じてしまうでしょう。
その不安を無くすために、まずは、レッカー代の目安から知りましょう!
レッカー代の費用目安
高いんじゃないかな、と思っている方も安心して下さい。保険に入っていれば、ほとんどの場合、格安で済むのです。まずは大手保険会社の指定整備工場までのレッカー代の料金表を見ていきましょう。
SBI損保 無料
イーデザイン損保 無料
アクサダイレクト 無料
ソニー損保 無料
となっています。指定整備工場までなら、どこに頼んでも無料です。
※2019年6月時点
次に移動先が顧客指定の場所だった場合、保険会社にレッカーを頼めばほぼ無料で利用できます。
SBI損保 50kmまで無料
イーデザイン損保 60kmまで無料
アクサダイレクト 35kmまで無料
ソニー損保 50kmまで無料
またJAF会員でもレッカー代がお得になります。非会員の場合だと、「基本料金+作業料金+牽引料金」で12880円以上かかるのに対し、会員だと牽引料金のみ。
15kmまでの移動料金が無料となっており、それ以降は1kmにつき720円と格安で利用できます。依頼先が近く、指定の場所に送って欲しい時に利用するのも良いでしょう。
それ以外にロードサービス業者に依頼する場合もありますが、「基本料金+出張料金+牽引料金」を合わせて、8000円〜15000円と割高です。
さらに、警察にレッカー業者を依頼してもらうと、50000円以上も費用がかかる可能性があります。
このようにレッカー代は依頼先によって料金が異なります。レッカー代を安く抑えるのなら、保険会社に加入しておくか、JAF会員になるのをおすすめします。
事故に遭った場合のレッカー代費用
事故に遭った場合のレッカー代費用は、自己負担ではなく、事故を起こした側の保険会社によって補償されるケースが多いです。
相手が保険会社に入っていれば、その後の費用負担などもスムーズに進むのですが、相手が保険会社に入っていない場合は要注意です。
さらに、相手が費用を支払えない状況だと、修理費諸々泣き寝入りすることになる可能性も・・・。
ただ、こちらが保険に加入していれば、仮に警察が紹介するロードサービス業者で対応してしまった場合も、後日精算してくれます。
保険会社によっては費用を負担しないこともありますが、相手に請求できないのなら、自分が加入している保険会社に相談してみましょう。
レッカー業者が到着する時間は
レッカー業者を呼んだのに、いつまでも来ず立ち往生。保険会社に入っていれば、無料で利用できるので便利ですが、いざって時になかなか来ないのは困ります。
どうせ頼むのなら、なるべく早く来てくれる業者に依頼したいですよね。
レッカー業者を呼んで到着するまでの時間
レッカー業者の規模によって、到着する時間は異なります。全国にロードサービス拠点がたくさんある業者ほど、駆けつけられるスピードは早いです。
逆に、拠点が少なければ、事故ポイントと拠点が離れ過ぎていることがあります。その結果、駆けつけるのが遅くなってしまうのです。
なので、早く駆けつけてくれる業者を探すのなら、全国にロードサービス拠点が多い業者を選んだほうが得策です。
もっと言えば、一部に集中しているとかではなく、全国にまんべんなく拠点を置いている業者の方が、スピーディーな対応に期待できます。
そして、到着する時間ですが、早ければ50分以内に到着することが可能です。周りの交通状況なども影響しますが、事故現場が拠点から近いほど、到着時間も短縮されます。
さらに、大手保険会社では、迅速に対応できるよう、GPSを使いトラブルの連絡を受けてから、最寄りの拠点と連携して移動時間を短縮するなど、質の高いサービスを提供しています。迅速な対応を求めているのなら、大手保険会社に頼った方が確実ですね。
レッカー業者の受付時間・問い合わせ方
すぐに助けが欲しいのに、問い合わせ方がわからない。問い合わせてもレッカー業者の受付時間外だったということもありえます。それ以外にも、時期によっては受付に繋がりづらくなることもあるでしょう。
次にレッカー業者の受付時間や問い合わせ方を説明します。
レッカー業者の受付時間は24時間対応が多い
レッカー業者は24時間対応のことが多いです。加えて、365日休みなく営業している業者もたくさんあるので、いつ事故が起こっても大丈夫です。
しかし、24時間対応でも正月や盆など、帰省ラッシュや道路状況が悪くなりやすい時期は、電話に繋がりづらくなるようです。
仮につながったとしても、帰省ラッシュなど交通状況が悪いと移動時間が遅くなることもあります。バッテリー切れなどのトラブルで自力走行ができない場合は、レッカーよりも軽作業の修理サービスに頼った方が迅速に解決するかもしれません。
特に事故が多い時期では、状況に応じてレッカーが必要か一旦考えてから受付に連絡しましょう。
また、保険会社やJAFのレッカーを呼ぶ場合、事故状況を詳しく説明するよう心がけた方が良いでしょう。到着したレッカーでは対応できない状態だと、別のレッカーを呼ぶことになり時間をロスします。
スムーズに解決するなら、車の状況や車体の大きさ、物損事故かどうかなど受付に伝えると、迅速に対応できるでしょう。
問い合わせは電話orメールでできる
問い合わせは電話やメールからできます。ただ、緊急の場合などは電話の方が、現場のリアルな状況や必要な情報を、レッカー業者に伝えられます。
また、ロードサービスに加入していなくても、依頼した時に申し込める場合が多いです。なので、加入していないからといって、依頼を躊躇する必要はありません。
それに、業者によっては事故があった場合に、保険会社に対応してくれることもあるので、安心して頼れます。もしトラブルで車が動かなくなったら、とりあえずレッカー業者へ連絡しましょう。
まとめ
事故で自力走行ができなくなったら、レッカー業者に対応してもらいましょう。その際、保険会社のレッカーを使った方が、費用もグッと抑えられます。
ですが、レッカーで牽引しても、事故の被害が大きければ修理できず廃車になるかもしれません。弊社では廃車の処理や運ぶためのレッカー代、書類代行も無料で対応しています。もし廃車でお困りなら、カーネクストへご相談ください。