ナンバープレート盗難被害増加!盗難被害の対応や盗難対策を紹介

自動車の困り事

自動車の盗難被害を訴えるSNSにより、被害車両発見につながったニュースをご存知の方も多いのではないでしょうか。近年は車本体の盗難だけでなく、自動車の部品を狙った盗難【部品狙い】の被害件数も増加傾向にあります。その【部品狙い】による盗難で、最も大きな被害件数のシェアを占めているのが、ナンバープレート盗難被害となっています。

「ナンバープレートを盗難してどうするの?」と思われるかもしれませんが、ナンバープレートがない車は公道を走行する事が出来ず、車の所有者にとっては大きな損失につながります。

こちらでは、ナンバープレートが盗難被害にあってしまった時の対処方法、ナンバープレートの盗難被害に遭わないための対策方法をご紹介します。また、ナンバプレートがない車を廃車する方法も合わせて解説しますので、参考にご覧ください。

どんな車も0円以上買取保証

ナンバープレートが盗難被害に遭った時の対処方法

ナンバープレートが盗難被害に遭ってしまった時に、まず行うべき対応方法からご紹介します。

警察署で盗難届出を出す

ナンバープレートの盗難被害に遭ってしまったら、まずは警察署へ盗難届を提出します。盗難届は詳細を記載する必要があるため、予め盗難被害にあった場所の住所などを確認しておく必要があります。特に、自宅ではなく月極駐車場などに車を置いている場合は、番地等を控えておきましょう。

警察署で盗難届を出し受理されると、盗難届受理番号が取得出来ます。この時の盗難届を提出した警察署の名称や、盗難届出を行った日付、盗難届出受理番号は後程ナンバープレートの再交付申請をする際に必要となりますので、控えておくようにしましょう。盗難届受理証明書が発行される警察署と、発行されない警察署があるため、必要事項を控えておくためのメモなどを準備しておくと安心です。

また、盗難届の受理番号は当日すぐに受理されないこともありますので、ナンバープレートの再交付申請を早めに行うためにも、被害に遭ったと気づいた時はすぐに盗難届出を提出することをおすすめします。

ナンバープレートの再交付申請をする

車はナンバープレートが付いていなければ、公道を走行することが出来ません。盗難による被害を受けた場合、もともとのナンバープレートを返納することが出来ないため、同一番号の再交付ではなく番号変更後のナンバープレートの再交付のみ依頼することが出来ます。再交付申請には、警察署へ届けた盗難届の受理番号や届出を行った日付、どの警察署へ盗難届で出したのかを理由書へ記載する必要があるため、まずは警察署へ届出してから再交付申請をするという順番になります。

普通車のナンバープレートの再交付申請先と、軽自動車のナンバープレートの再交付申請先は異なりますので、車種ごとに申請先を確認し再交付申請を行いましょう。

普通自動車のナンバープレートの再交付申請

普通自動車のナンバープレートの再交付申請(番号変更)は、管轄の運輸支局で行います。
ナンバープレートの再交付申請に必要な書類は、下記の4点です。

  1. 自動車検査証
  2. 申請書(OCRシート第3号様式)
  3. 手数料納付書
  4. 理由書

申請書(OCRシート第3号様式)と手数料納付書は、運輸支局で用紙を取得することが出来ますので、当日運輸支局で取得し必要事項を記入します。遺失または盗難によりナンバープレートの返納が出来ない旨を記載する理由書は、用紙自体の取り決めはありませんので、様式例等を参考に持参しましょう。

上記の必要書類の他に、ナンバープレートの交付料金が約2,000円かかります。再交付申請にかかる申込手数料は無料です。

軽自動車のナンバープレートの再交付申請

軽自動車のナンバープレートの再交付申請(番号変更)は、軽自動車検査協会事務所・支所近隣のナンバープレート取扱窓口で行います。ナンバープレートの再交付申請に必要な書類は、下記の3点です。

  1. 自動車検査証(車検証)
  2. 車両番号標未処分理由書
  3. 自動車検査証記入申請書(軽第3号様式)

自動車検査証記入申請書(軽第3号様式)は、軽自動車検査協会事務所・支所で用紙を取得することが出来ますので、当日必要事項を記入します。車両番号標未処分理由書には、ナンバープレートの紛失の理由や、盗難の場合は盗難届出を提出した警察署の名前、届け出た日、盗難届で受理番号を記入する必要があります。車両番号標未処分理由書については取り決められていませんが、様式例は軽自動車検査協会のウェブサイトからダウンロードし、印刷することが可能です。

また、上記の必要書類の他にナンバープレート代が別途かかります。

ナンバープレートの再交付申請時の注意点

ナンバープレートの再交付申請は一日で完了出来ますが、当日ナンバープレートの交付を申請する当該自動車を運輸支局(または軽自動車検査協会)へ持ち込む必要があります。この時、当該自動車はナンバープレートが付いていないため、移動するには移動用仮ナンバープレートを申請するか、車両本体を積載車で運ぶ必要があります。出来るだけ費用を抑えるのであれば、仮ナンバープレートの申請が最も費用がかからない方法となります。仮ナンバープレートは役所・役場へ申請し、車に取り付けることで、予め設定したルートの走行が可能になり自走して持ち込むことが出来ます。仮ナンバープレートの許可期間は、取得から約3~5日間となっており、使用する予定のルートは前もって申請しておきます。また、ナンバープレートの再交付申請が完了したら、不要になった仮ナンバープレートは返却の必要があるため、時間と手間がかかることを想定し余裕を持って行わなければいけません。もしも車の保険等に加入していて積載車のサービスが付帯している場合は、運ぶ際に利用出来ないかなど確認してみましょう。

また、もともと盗難に遭ってしまったナンバープレートの登録番号が人気番号の場合、抽選となりすぐに交付してもらうことが出来ません。もしも気に入っているナンバープレートの登録番号であっても、盗難被害に遭ってしまった時は同一番号の交付が出来ないため、まずは盗難被害に遭わないように対策することが大切です。次項では、ナンバープレートの盗難被害に遭わないための対策方法をご紹介します。

ナンバープレートの盗難被害対策

警察庁によると、盗難されたナンバープレートは偽造ナンバーなどの犯罪に利用されてしまうことが多いようです。また、盗難されたナンバープレートが、海外で転売されるといった報道もあります。日本製の自動車や自動車部品は、海外でJDM(Japanese domestic market)として人気が出ていることが、転売の要因にもなっているようです。

では、ナンバープレートが盗難被害に遭わないために出来る対策はあるのでしょうか。

ナンバープレート盗難防止ネジやボルトを活用

ナンバープレートの盗難防止には、盗難防止ネジやロックボルトの活用が効果的といわれています。盗難防止ネジ等は自動車メーカーのディーラーや、カー用品店等で販売されています。ネジ・ロックボルトのデザインや料金は、販売するメーカーごとに異なります。ナンバープレートに適合するかどうかや、ネジやロックボルトをつけているとオイル交換やメンテナンス時に取り外しが必要なものなどもありますので、取付前に確認しておくと良いでしょう。

トヨタ自動車純正アクセサリとして販売されているロックボルトは、普通車用クロームメッキ仕様のものが2,860円、普通車用ゴールド塗装を施したものが4,510円となっています。軽自動車用ロックボルトは3,850円で販売されています。また、純正品だけでなくカー用品店等で盗難防止ネジやビスを購入しご自身で装着することも可能です。

ナンバープレート防止ネジを装着していると、ナンバープレートの取り外しに時間がかかるため、盗難被害から狙われにくくなる効果があります。

駐車中のセキュリティ対策を行う

ナンバープレート自体に取り付ける盗難防止対策の他にも出来ることがあります。それは、駐車中の車の周囲環境や、車自体のセキュリティ対策を強化する方法です。駐車場に防犯カメラを設置したり、センサーで反応するライトの設置は、盗難や車上荒らしの対策に有効といわれています。また、車両本体にドライブレコーダーを設置したり、車に振動や負荷がかかった時に反応するセキュリティアラームの設定をすると、駐車中の車から離れている間の防犯対策になります。

ナンバープレート盗難に遭った車の廃車は出来る?

車検が切れて置いていた車で、廃車するか再度車検を通すか悩んでいて長期間放置してしまっていたという人は少なくありません。車を長期放置している間に、ナンバープレートが盗難に遭ってしまったというお客様からの廃車の相談もあります。このように、ナンバープレートがついていない車であっても廃車することは可能なのでしょうか。

ナンバープレートが盗難に遭った車の廃車方法

保管中に車のナンバープレートが盗難に遭った場合、ナンバープレートがなくても廃車することは可能です。
本来は、廃車手続きをする時にナンバープレートの返納を運輸支局または軽自動車検査協会へしなくてはいけませんが、ナンバープレートが盗難されてしまい手元にありません。
そのため、ナンバープレートが盗難されてしまったらまずは警察署へ盗難届を提出します。ナンバープレートの再交付は不要ですが、ナンバープレートの返納が出来ない旨を理由書で提出する必要があるからです。ナンバープレートの盗難届を警察へ提出したら、理由書に記入する届出受理番号・届出日・届け出た警察署の名前を控えておきます。ナンバープレートの返納の代わりに理由書を用意し、廃車手続きに必要な書類を準備したら、管轄の運輸支局または軽自動車検査協会で通常の廃車手続きを行います。

まとめ

今回は、ナンバープレートの盗難被害件数が増加しているため、盗難被害に遭った時の対応方法や、盗難被害の対策方法についてご紹介しました。

カーネクストでは、ナンバープレートの盗難に遭った車の廃車買取も行っています。廃車をしたいと考えていても、ナンバープレートの盗難被害にあい移動が出来ない車でも、車の保管場所まで無料で引取に伺いますので問題ありません。ナンバープレートの盗難被害に遭ってから、どうすればいいかわからず廃車予定の車を置いたままにしてしまっている場合は、お気軽にお問い合わせフォームまたは、年中無休のフリーダイヤルよりご相談ください。

タイトルとURLをコピーしました