車のローンは審査が厳しい?どうすれば審査に通るか

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車はかなり高額な買い物であるため、ローンを利用して購入する人も多いです。

しかし、ローンには審査があります。審査に通るかどうか不安な人もいるでしょう。ここでは、車のローンの審査について解説していきます。

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車のローンの審査基準って?

車のローンの審査に通るかどうか不安な人は、審査基準をある程度把握しておきましょう。

そもそものローンの審査基準

ローンを申し込む際には、勤務先や雇用形態、年収額、勤続年数などを申告しなければなりません。ローンを返済する能力があるかどうかを判断するためです。勤務先は大企業や官公庁なら有利ですが、中小企業でも審査に通っている人はたくさんいます。雇用形態は正規雇用が有利です。

年収額は、毎月の返済額と比べて、無難に返済できるかどうか判断する材料になります。毎月の返済額は、月収の20パーセントくらいまでなら返済可能と判断される場合が多いです。ボーナス払いをする場合なら、1年間の返済額は年収額の40パーセントくらいまででしょう。

また、ローンの審査を行う上で、信用情報を参照しています。信用情報というのは、現在と過去の借金に関する情報です。借金というのは、他のローンやクレジットカードなども含まれます。主に借りた時期や金額、返済状況などです。

信用情報は、お金を借りて期日まできちんと返済したという記録が審査上有利に扱われます。これまで利用したローンで、返済に遅延があると不利に扱われることが多いです。債務整理をした記録が確認されれば、ローンの利用は難しくなります。

マイカーローンの審査基準

車のローンは銀行のマイカーローンと、ディーラーで新車購入と同時に申し込むディーラーローンがあります。どちらも、自動車の購入資金に充てるためのローンです。使途が限定されているという点以外は、車のローンでも他のローンと大きく変わるところはありません。審査の際に有利になる項目や不利に扱われる項目も他のローンとほとんど同じです。

ただ、マイカーローンとディーラーローンでは、金利が大きく異なります。マイカーローンの方が金利が低いため、利息の負担が小さいです。トータルで支払う金額も、少なくて済むということになります。その分、マイカーローンは審査がやや厳しめです。最初にマイカーローンの方に申し込んでみて、もし審査に落ちてしまったら、ディーラーローンに申し込むといいでしょう。

ディーラーローンは、ディーラーが提携している信販会社のローンです。申込の窓口はディーラーですが、ディーラーからお金を借りるわけではありません。申込の際にディーラーを通して行うので、自分で直接申し込むマイカーローンよりも、審査に通りやすいことが多いです。

ただ、ディーラーローンを利用する際には、購入した車を担保にします。そのため、滞納すると車を取り上げられてしまう可能性もあるので注意しましょう。

車のローンの審査に落ちた!その理由とは?

車のローンに申し込んで審査に落ちてしまったら、その原因を考えましょう。原因を特定し、解消した後に再び申し込めば、審査に通る可能性が高いです。

よくある審査に落ちる原因としては、勤続年数が短すぎるケースが挙げられます。勤続年数が短い人は、まだその職場に十分に馴染んでいません。自分に合わない職場だということで、近々辞めてしまう可能性も考慮して、やや不利に扱われてしまうこともあります。そのため、勤続年数は1年以上あるのが望ましいです。もし、転職したばかりだということであれば、新車を買うのは1年程度待ってみるのが得策でしょう。

年収額に対してローンの金額が高すぎる場合にも、審査に落ちる原因になります。毎月の返済額が高いと、滞納のリスクも高くなるでしょう。高額なローンの審査に通るためには、相応の年収額が必要です。

マイカーローンの審査に通る自信のない人は、多数の金融機関に申込をして、どこか1つ通ればいいと考えるかもしれません。しかし、これも審査に落ちる原因になっていることが多いです。

ローンの申込をした記録は信用情報機関に登録されます。そのため、審査の際に他の金融機関にもたくさん申込をしていることが知られてしまうのです。他に金融機関で審査落ちしているという点が不利に扱われてしまいます。無理をしていると受け取られてしまうこともあるでしょう。同時期に申し込むのは2社か3社くらいに止めておくのが無難です。車のローンを申し込む際には、最初に銀行のマイカーローンを申し込んで、落ちてしまったらディーラーローンを申し込むのがいいでしょう。

また、近い時期にマイカーローン以外のローンを多数申込している人や利用中の人も要注意です。マイカーローンを複数同時に申し込んでいなくても、近い時期に他のローンを申し込んだことが原因で、審査に落ちる可能性もあります。

これまで、ローンやクレジットカードで支払が遅れたことがある場合も、審査に落ちる原因になることが多いです。特にその回数が多いとかなり不利になってしまいます。支払が遅れるに止まらず、債務整理までしてしまったことのある人もいるかもしれません。その場合には、債務整理の記録が残っているうちは、車のローンは利用できないと考えていいでしょう。

車のローンの審査に通るためのコツとは?

信用情報機関に登録されている情報は一生残るわけではありません。一定期間経過すると、消える仕組みになっています。信用情報があまり良くないために、車のローンの審査に落ちてしまった場合には、良くない情報が消えてから申込をしてみるといいでしょう。良くない情報がなくなれば、審査に通るかもしれません。

信用情報機関は3種類あり、金融機関によって利用している信用情報機関が異なります。遅延などの情報の保存期間も、やや異なりますが、おおむね5年程度経過すれば消えていることが多いです。債務整理の場合には、もっと長めで消えるまで7年から10年程度かかります。

もし、良くない情報が残っているかどうか分からない場合には、自分の信用情報の開示を行うことも可能です。念のため開示をして、信用情報が綺麗であることを確認してから申込をするのが1つのコツといえるでしょう。

また、信用情報機関に何も情報がない人も、審査で不利になる可能性があります。これまでクレジットカードやローンなどを全く利用したことのない人は、返済実績を作ることも審査に通るコツです。金額が小さくても、信用情報機関には返済実績として残ります。

信用情報には問題がなくても、購入したい車の値段と年収額との関係で審査に通らない人もいるでしょう。その場合には、頭金を多く用意することで審査に通ることがあります。頭金が多ければ、その分だけ借りる金額が少なくなり、毎月の返済額も少なく設定できるでしょう。無理なく返済可能な金額と判断されれば、審査に通る可能性が高くなります。

頭金をできるだけ多く用意しても、なお審査に通らないような場合には、車選びを見直してみるのがいいでしょう。買おうとしている車が年収額に対して高級すぎるのかもしれません。運良く審査に通ったとしても、毎月返済するのがきつく感じられるでしょう。なるべく、自分の年収額に合った車を選ぶことが大切です。

車を持っていると維持費もかなりかかります。車両価格が高い車ほど維持費も高いことが多いです。審査に落ちてしまうのは、その車を買っても維持するのは大変だというシグナルとして受け止めましょう。

審査に通りやすい車のローンってあるの?

ローンは銀行が提供しているものと銀行以外の金融機関が提供しているものを比べると、銀行の方が金利が低く魅力的です。銀行だと、安心できるという人も多いでしょう。しかし、銀行のマイカーローンは、審査が厳しめなのがネックになります。正社員として同じ勤務先で長く働いている人でないと、銀行のマイカーローンを利用するのは難しいかもしれません。アルバイトや契約社員として働いている人も、銀行のマイカーローンを利用するのは難しいです。

銀行の他に、信用金庫などでもマイカーローンの取り扱いがあります。銀行とほぼ同じくらいの金利であるため、金利の安いマイカーローンを探しているのなら、信用金庫もいいかもしれません。ただし、信用金庫のマイカーローンも審査は厳しめです。銀行とそれほど大きな差はないでしょう。

審査に通りやすいローンとしては、カーディーラーローンがおすすめ

銀行や信用金庫のマイカーローンを利用するのが難しい場合には、カーディーラーローンに申し込んでみるといいでしょう。新車を購入する際に、ディーラーのスタッフが勧めてくることも多いです。

カーディーラーローンは、銀行や信用金庫のマイカーローンと比べて、審査はあまり厳しくありません。その理由は、ディーラーが信販会社と提携して行っているサービスだという点にあります。

ディーラーは新車がたくさん売れれば、それだけ利益も上がるでしょう。しかし、ローンの審査が厳しいと、車を購入できず、新車は売れにくくなってしまいます。そのため、ディーラーにとっては、カーディーラーローンは、あまり審査が厳しくない方が都合がいいのです。

銀行や信用金庫のマイカーローンに落ちた人でも、カーディーラーローンなら、審査に通る可能性は十分にあります。新車を買いたいなら、諦めずにカーディーラーローンに申し込んでみるのがおすすめです。

ただ、カーディーラーローンは金利が高めである点に注意しましょう。ローンの金額が大きい場合や、返済期間が長期にわたる場合には、利息の負担が大きくなります。利用する際には、無理なく返済できる金額に止めておきましょう。もし返済が滞るようなことがあれば、信用情報機関に記録が残ってしまいます。そうなると、次に車を買うときには、カーディーラーローンの利用も難しくなってしまうかもしれません。

まとめ

車のローンに申し込む際には、信用情報を綺麗な状態にしておき、多重申込を避けましょう。カーディーラーローンなら、中小企業に勤務している人や勤続年数が短い人でも、審査に通ることが多いでしょう。

また、計画的に利用することが大切です。返済が遅れるようなことは、極力避けましょう。

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