トヨタが”高級サルーンの乗り心地と快適性を兼ね備えたクロスオーバーSUV”として開発し、1997年に初代モデル発売を開始、2021年現在は4代目モデルが販売中の高級クロスオーバーSUV【ハリアー】をご存知でしょうか。ハリアーは他のコンパクトSUVやクロスカントリーやオフロード走行に主な用途をおいたSUVとは異なり、日本の道路事情に合わせた都市型SUVとなっているため、高級車の価格帯でありながら人気の高い車です。
こちらでは、2020年にフルモデルチェンジを行った現行モデルのハリアーについてや、発売開始から24年経ったハリアーの廃車買取事情などを詳しく解説します。事故車や故障車のハリアー、実は廃車買取業者では高い買取額がつくことも。なぜハリアーの廃車買取は高い査定がつきやすいのか?ぜひご覧ください。
ハリアー4代目モデルはグローバル都市型SUV!
今所有するハリアーから、新型の4代目モデルのハリアーに乗り換えを考えているハリアー乗りの方へ向けて、購入前の参考にしていただけるよう新型モデルの最新情報からご紹介します。
トヨタエンブレムになった新型4代目ハリアーのスペックは?
ハリアーといえば、フロントグリルのチュウヒのエンブレムが特徴的でしたが、4代目ハリアーからはフロントグリルのエンブレムがトヨタエンブレムへと変更されています。これはトヨタが販売チャネル制度を廃止したことにより、旧ネッツ店でもハリアーの販売が開始されることになったためです。
トヨタエンブレムになった今の4代目モデルのスペックを、ハイブリッドモデルとガソリンモデルで比較した表がこちらです。
ハイブリッド | ガソリン | |
全長/全幅/全高(mm) | 4,740/4,855/1,660 | |
乗車定員 | 5名 | |
最小回転半径(m) | Zグレード5.7、GSグレード5.5 | |
総排気量 | 2.487L | 1.986L |
燃料消費率(WLTC) | 22.3km/L | 15.4km/L |
車両価格(グレードS・2WD) | 3,580,000円 | 2,990,000円 |
チュウヒとは?
ハリアーというと、フロントフェイスに動物のロゴエンブレムがついているイメージを持つ方も多いですよね。例えば外国産車のプジョーのエンブレムはライオンのロゴ、フェラーリのエンブレムは跳ね馬です。ハリアーについていた動物のロゴはチュウヒというタカ目タカ科チュウヒ属の鳥類でした。チュウヒは、宙を飛ぶ鳥(宙飛)が由来という説もある低空飛行が得意な鳥のようです。チュウヒを英語でハリアー、という車名の由来からチュウヒのフロントエンブレムは3代目モデルまでつけられていました。
2020年フルモデルチェンジした新型ハリアー購入者の口コミ
2020年6月17日にフルモデルチェンジした新型ハリアーの販売が開始されました。販売開始から約一年弱が経ち、実際に新型ハリアーを購入された方の口コミを見ていると、いくつか気になる点がありましたのでこちらで紹介します。
新型ハリアー人気過ぎて納車まで8か月待つことに…
ディーラーで新型ハリアーの購入を検討していて、何度か通いやっと車両の内容を決めたもののいざ車両購入の契約を結んだところ、納車まで8か月かかるとのこと。現在所有する車の車検はもう切れてしまうため困った末ディーラーに相談し、代車対応でどうにか待つことになりました
トヨタ自動車は新型が発売されるタイミングに乗り換えを考える方が多く、その分母も大きいため一気に発注が入ります。2021年5月14日現在の工場出荷時期目処を確認しても販売店問い合わせになっているため、納車までの期間がかかる可能性があります。乗り換え前の車両がいつまで乗ることが出来るか、車検切れのタイミングや、代車費用の見積もりなど、早めに動くことがポイントとなりそうです。
ハイブリッド新型ハリアーはちょっと高かった…
ハリアーの見積もりをとり、ガソリン車モデルのエントリーモデルが最も車両価格としては抑えられていて2,990,000円となり約300万円。値引き交渉し、カーローンを組んで購入しました。就学児童もいる家庭のため、約50万円高くなるハイブリッドモデルの購入は見送りました。
高級都市型SUVであるハリアーの新車を購入するとなると、ガソリン車エントリーモデル2WDで約300万円、ハイブリッドモデルで同じグレード2WDが約358万、確かに約50万円前後の差額があります。燃費で考えるとハイブリッドモデルを選択したいという方も多いと思いますが、起伏のある土地や地域で使用する方は4WDにされたり、オプション装備として寒冷地仕様を選択する方もいるでしょう。ガソリン車モデルであれば、4WDを選択して寒冷地仕様オプションをつけても約322万円。予算と希望との折り合いもあるかもしれませんが、ガソリン車モデルを選択する方も多いかもしれません。下取り値引き等で価格交渉も可能ですが、所有する車が他社メーカーであったり、低年式多走行車の場合、下取りは厳しくなることがほとんどです。このような場合は、廃車買取業者に一度買取相談されてみることもおすすめします。買取がつけば頭金に充当することが出来ます。
ハリアー(トヨタ)の廃車買取相場は高い?
ハリアーは中古車買取市場、廃車買取市場でも高い買取金額がつきやすい車であることはご存知でしょうか?初代モデル登場から2021年で24年目に入るハリアーは、長く乗ってこられた方もいるでしょうし、所有するハリアーが低年式車や多走行車の場合、経年劣化による故障も起きやすいため不動車になってしまうこともあるかもしれません。買取よりも廃車出来るかと悩んでいる方もいるかもしれませんが、ハリアーは廃車前提の状態でも廃車買取が可能なお車です。
ハリアーはリセールバリューが高い
リセールバリューというと、購入してから数年後に再度その車を売った時の価格価値のことで「新車購入時に〇年後、この車の価値は新車価格の~%残っている」という残価のことです。残価が高い車であれば、新車購入後所有者にとって資産になります。ハリアーはもともと買取価格が高い車でリセールバリューが高いことで知られていますが、モデルチェンジやフルモデルチェンジがあると、リセールバリューに影響が出ます。特に2020年にはフルモデルチェンジがあったため、3代目のリセールバリューは下がっています。また、3代目モデルでも前期と後期の間にマイナーチェンジがあったため、3代目ハリアー後期モデルはマイチェン後の車両となり、前期に比べるとリセールバリューが高い傾向です。特に3代目モデルは国内専売車種でしたが、デザインが秀逸で人気があるモデルのため現状まだそこまではリセールバリューは下がっていません。
3代目ハリアー後期モデル(ガソリン車)の3年落ち車のリセールバリューは60%~75%となっています。3年落ちとなると、平成30年式で車検が切れるタイミングです。新型に移行する方や乗り換えのきっかけに悩む方もいるかもしれません。リセールバリューは年式相応の利用であり、多走行ではなく故障や傷などがない状態を想定した残価です。買取査定時の参考にしてみてください。
ハリアーは海外で人気!故障車でも買取出来る
ハリアーの3代目モデルは国内専売車となり海外ではもともと販売されていませんでしたが、実は東南アジアで人気が高い車です。日本の業者専用中古車オークション会場でも輸出のため、東南アジアから買い付けに来る業者が多く、特に日本とは異なるルールがある国や地域では、走行性能がアップするターボ付き車両が人気となっています。故障車や事故車など、車にトラブルがあり中古車としての再利用が難しい状態のハリアーでも、海外へ中古車部品輸出を行っている業者であれば、引取後リサイクルパーツを取り出し、輸出後海外で売却が可能なため買取をつけることが出来ています。
ハリアー(トヨタ)の廃車買取実績をご紹介
2020年の一年間で、カーネクストが実際に廃車買取したハリアーの廃車買取実績をこちらでご紹介します。低年式や多走行、事故車や故障車でも買取していますので、見積もり前の参考にご覧ください。
多走行ハリアーハイブリッドの廃車買取実績は
- 年式:H19
- 走行距離:310,000km
- 買取金額:200,000円
法人による営業車として利用されていたお車のため、多走行車となっています。外装には目立つ傷や錆もなく綺麗な状態でしたが、エンジンが少しオーバーヒート気味のため積載トラックによるお引取りをさせていただきました。ハイブリッド自体は問題なくエンジンもかかりますので、こちらの金額で買取させていただきました。
低年式ハリアーハイブリッドの廃車買取実績は
- 年式:H17
- 走行距離:56,000km
- 買取金額:400,000円
ワンオーナーの方が15年保有されているハリアーで、使用頻度が少ないお車だったため低走行車となっています。年式としては15年経過と、リチウムイオンバッテリーの劣化がややあったものの走行問題なく、大きな傷やヘコミも見受けられませんでしたので、こちらの金額で買取させていただきました。
長期放置で動かないハリアーの廃車買取実績は
- 年式:H15
- 走行距離:110,000km
- 買取金額:30,000円
車検も切れていて2年以上放置されている不動のハリアーの廃車のご相談をいただきました。タイヤは転がる状態でしたので、不動車引取専用トラックを使用しお引上げさせていただきました。エンジン周りは部品の劣化もあり、始動できませんでしたが、車自体は目立つ傷等もありませんでしたので、こちらの金額で買取させていただきました。
事故で動かないハリアーの廃車買取実績は
- 年式:H21
- 走行距離:110,000km
- 買取金額:70,000円
フロント追突事故のため破損があり、修理見積もりをとったところ高額だったとのことで、お手放しのご相談をいただきました。エンジンはかかるものの、左フロントの損傷が大きく車軸にも影響が出ていたため、不動車引取対応させていただきました。エンジン等の部品どりとして価値あるお車でしたので、こちらの金額で買取させていただきました。
まとめ
こちらではトヨタのハリアー現行モデルの4代目はどんな車なのか詳しく解説しました。また、ハリアーは中古車としてのリセールバリューも高く、廃車買取でも高値がつきやすい理由についてもご紹介しています。
3代目モデルのハリアーは日本国内専売となり、海外では販売されていませんでしたが、正規輸入で購入する方がいるほど海外から人気のモデルとなっています。特に人気が高い国や地域が東南アジアで、3代目モデルの人気を受けて、4代目モデルはマレーシアでの販売が決定しています。
事故車や故障車・多走行・低年式のハリアーでも、海外での人気が高いことから輸出販路をもつ廃車買取カーネクストでは、廃車買取が出来て費用もかかりません。お得に廃車できる可能性がありますので、廃車に悩んでいる方は、お気軽に無料査定よりお問い合わせ下さい。