車の輸送は自身で輸送するよりも業者に任せた方がラクです。しかし、車の輸送方法にはいろいろなパターンがあります。
また、輸送時のシチュエーションによって最適な輸送方法は異なるためどんな方法が最適か考えることは大事です。
本記事では車の輸送サービスの概要を説明しながら、どのような輸送パターンがあるか紹介します。
車の輸送ってどんなサービス？
はじめに、車の輸送サービスの概要・使い道を紹介します。
目的地まで車を輸送する
車の輸送サービスとは「目的地まで車を輸送するサービス」のことです。サービスの概要・注意点は下記の通りです。
・キャリアカーやフェリーで輸送する
輸送会社のキャリアカーやフェリーに乗せて輸送するケースが多いです。なかには、車を数台詰めるトラックを使って輸送する業者もいます。車の届け先場所・届け時間については、前もって業者と打ち合わせをして決めるのが基本です。
・積載時や乗降時、地域の輸送時はドライバーが運転する
車の積載時や乗降時、地域内で輸送をする時は原則自身での運転となります。業者が代わりに、あなたの車を運転してくれるわけではありませんので覚えておきましょう。
・受け渡しには立ち会いが必要（置き去りは不可）
車を受け渡す場合は、業者との立ち会いの下で行われます。置き去りでの受け渡しは対応していません。受け渡し日時に必ず指定された場所へ行きましょう。
こんなときに便利
下記内容に当てはまる人は、車の輸送サービスを使った方が良いかもしれません。
・長距離の移動が大変なとき
長距離に移動が大変なときは便利です。たとえば、数百km先の場所まで自分で車を運転して持っていくのは大変です。そこで輸送サービスを使えば、数時間かけて運転する必要がなく非常に楽になります。
しかも、キャリアカーやフェリーに載せての輸送であれば、輸送中に車のガソリンが減ることもありません。
・個人間売買した車を輸送したいとき
個人間売買した車を輸送したいときも利用できます。「購入者に車を輸送したい」「販売元まで車を取りに行くのが大変だから、指定の場所まで届けてほしい」というときに活用できます。
遠くまで車を受け取りに行かなければいけない人におすすめのサービスです。
・旅行先に輸送したいとき
旅行先で自家用車を走行させながらの旅行を楽しみたい人にもピッタリです。たとえば、「大阪に車があるけど沖縄まで車を輸送して海沿いを走行したい」「東京に車があるけど、北海道まで車を輸送して広大な道路を走りたい」など、いろいろな場面で車の輸送が役立ちます。
自家用車と共に旅行を楽しみたい人におすすめです。
車を輸送してくれる業者の種類は？
ひと口にクルマの輸送といっても、業者にはいろいろな種類があります。
各業者によって、メリット・デメリットは異なります。ここからは、各業者ごとの特徴・メリット・デメリットを紹介していきます。
引っ越し業者や専門業者など
車を輸送する業者には、下記の業者が存在します。
・引っ越し業者
引っ越し業者では、サービスの一環で車の輸送を行っています。引っ越し業者自体が車の輸送をする場合もあれば、外部の業者へ委託して車の輸送をしてもらうパターンもあります。
ただし、引っ越し業者のなかには車の輸送サービスを行っていない場合があるため、前もって業者に確認しておきましょう。
・車輸送の専門業者
車の輸送を専門に行っている業者もあります。車の輸送を専門に行っているため引っ越し時に生ずる、車の手続き関連についても気軽に聞けます。
・フェリー会社
一部フェリー会社でも車の輸送サービスを請け負っており、指定された受付所に車を持っていくと船で運んでもらえます。車の引き取り時も到着港付近の受付所に取りに行くだけでOKです。
それぞれのメリットとデメリット
各業者ごとのメリットとデメリットは下記の通りです。
・引っ越し業者
引っ越し業者への依頼であれば、引っ越しの見積もりと同日程で車輸送の見積もりもしてもらえます。引っ越しついでに車の輸送を依頼したい人におすすめです。
しかし、クルマの輸送を外部業者に委託する引越し会社に依頼すると、仲介手数料が発生するため費用は割高になる可能性が高いでしょう。
・車輸送専門業者
車輸送専門業者に頼むメリットは、車関連の手続きサービスが付いている場合が多いことです。オプションで「車の住所変更サービス」「陸運局での登録変更サービス」など、自身での手続き変更が厳しい人向けのオプションを豊富に取り揃えている場所もあります。なかには、行政書士と提携している業者もあるようです。
デメリットは、引越時の手続きが面倒に感じやすいことです。引っ越し業者とは別に打ち合わせをする必要があるため手間がかかります。引っ越しのスケジュールと日程調整することをお忘れなく。
・フェリー会社
フェリー会社へ依頼するメリットは、大型車でも気軽に輸送してもらえること。船の運航時間に合わせて車が輸送されるため、車の到着予定時間を把握しやすいです。
デメリットは、船が欠航すると車を運べないことです。台風通過時など海上が大しけになると、車を船に乗せて輸送してもらえなくなります。また、車の受取場所を指定できないのもデメリットだといえるでしょう。
車の輸送を利用するときの注意点
車の輸送サービスによっては、トラブルに見舞われる恐れがあります。最後の章では、輸送時のトラブルを防ぐために重要な項目を紹介します。廃車の輸送についても載せてあります。
未然にトラブルを防ぐために
輸送サービスでトラブルを防ぐためには、前もって下記のことを確認しておきましょう。
・輸送金額・対象車の確認
輸送金額の内容は車の種類によって異なります。「輸入車・旧車」に別途追加料金がかかるケース・輸送を受け付けてもらえない車もあります。内容を確認してから車の輸送を依頼しましょう。
・車体の傷を確認しておく
輸送後に、車体の傷の有無でトラブルになるケースもあります。輸送前には、車体に付いている傷を確認しましょう。輸送前に車体の画像や動画を撮影しておけば輸送後に付いた傷か分かるため、業者との言い争いになる確率は減ります。
・荷物は全て降ろす
輸送後に「車内の荷物に傷が付いた」「車内の荷物がなくなった」などのトラブルを防ぐため、車内の荷物を全て降ろした状態で輸送してもらいましょう。
・寒冷地へ移動する場合は、対策を講じておく
寒冷地へ車を運ぶと、気温の低さで車にトラブルが起こるケースもあります。それを防ぐためにもバッテリーの点検・ラジエーター液（冷却水）の注入を行って、車がトラブルを起こさないようにすることが大事です。
廃車にするための輸送なら廃車買取へ
廃車にすることを前提にした輸送であれば、廃車を専門に買い取る「廃車買取業者」への依頼をおすすめします。最後の章では、廃車買取業者へ依頼した方が良い理由を紹介します。
・移動のための輸送代は無料
廃車買取業者への車の輸送代は無料で、業者側がレッカー車を用意してくれるケースが多く、基本的に輸送コストは発生しません。ただし、廃車の輸送費用を請求する（悪徳）業者もあるためご注意ください。
・事故車や不動車も引き取り可能
事故車や不動車の引き取りも可能です。0円以上の引き取り（買取）を提示している業者でしたら、引き取り費用を支払う必要はありません。しかし、廃車買取業者のなかには買取対象エリアが狭い場合もあります。
そこでおすすめしたいサービスが当社「カーネクスト」です。カーネクストは日本全国の買取に対応しており、廃車手続きの委託もできます。公式サイトでは、買取価格のチェックも可能です。
まとめ
車の輸送サービスはいろいろな業者が展開していますが、廃車の輸送・処分を考えている人は「廃車買取業者」へ依頼した方が費用は安く済みます。
気になった人は、お電話にてその場で買取価格の確定金額のご提示も可能ですので、お気軽にご相談ください。
