交通事故で壊れてしまった事故車は、ついつい放置をしてしまいがち。維持費用が結構かかり、放置するほどトラブルが増えて損をするリスクが高いのです。
事故車の放置は、おすすめできません。買い取りに出して得をするポイントについて、詳しく解説していきます。
事故車を放置しておくデメリットは?
車は便利な道具。
1家に1台どころか2台、3台と所有する家庭もあるなか、車をもつと必ずついてくるものは交通事故でしょう。
そうなると事故で壊れた、いわゆる事故車を抱え込むリスクも高いわけですが、事故車を放置するのはデメリットが大きいのは知っていますか?
特に気をつけたいのは損傷がひどい車や、動かなくなってしまった事故車です。
バンパーに少し傷がついたくらいの事故車であれば、修理をしてまた使おうとするもの。
しかしダメージが大きい場合は費用がかかるため、修理をするべきかどうか迷ってしまい、踏ん切りがつかないまま事故車を放置してしまいがちなのです。
他にも車を所有している場合は「動かない車」だと油断して、駐車場に置きっぱなしにする人も多いのかもしれません。
自宅や所有地に充分なスペースがあれば、一見問題はないようにもみえますが、実は事故車の放置は非常にもったいないのです。
なぜなら車は便利な乗り物だというだけでなく、所有するために最低限の維持費がかかる、大事な財産でもあるからです。
たとえ壊れて動かない事故車であっても、車は車です。事故車をそのまま放置していると、次のような経済的な不利益を被りかねません。
税金がかかる
まず車を所有し続けるためには、毎年税金がかかります。
これは動く動かないにかかわらず、登録している車全てに等しくかかるものですから、決して無視はできません。
ちなみに「事故車で動かないから」といって税金の支払いを免れることはできませんし、納税通知を無視して放っておくと、延滞金がついてさらに費用がかさむリスクがあります。
税金額は車種などによっても違いますが、事故車を放置すれば放置するほど無駄な税金を支払う義務が発生しますので、覚えておきましょう。
さらに劣化が進む
車はさまざまな金属やプラスチック部品から構成される、非常に複雑な機械。
当たり前のことですが部品は動かなくても時間の経過で劣化していきますので、放置された事故車はどんどん壊れていってしまいます。
特に心配なのはエンジンやバッテリー、タイヤなどの主要部分。
エンジンを回して温めていなければオイルが固まり、各パーツが動かなくなってしまいますし、バッテリーは充電もされずに自然放電をしているのです。
タイヤはそのまま重みで変形して、元には戻りません。使われない車は、事故車ではなくても動かなくなってしまうものなのです。
車検が切れて車庫から出せない
車は定期的に車検を受け、その機能が安全基準を満たしていることを証明できないと、公道上を走行できません。
事故車で動かさないからとズルズル放置を続けているといつの間にか車検が切れて、高いレッカー代を支払わないと修理業者にもっていけなくなるかもしれません。
改めて車検を取るという手もありますが、車検場に移動するのにも別途費用がかさむので、車検の有効期間には充分注意が必要です。
年式が古くなる
車の財産的価値は動く、動かないといった性能だけでなく、製造年によっても左右されます。
ようは年式が古くなればなるほど価値が下がり、買い取りや転売の際に不利になりやすいということ。
車は永遠に使えるものではなく、いずれは買い替えが必要になる道具の一つ。
事故車を放置しているといざ転売をするときに全くお金にならず、買い替え費用が捻出できなくなってしまうかもしれません。
事故車は放置せずに買い取ってもらおう
そんな困った事故車を抱え込んでしまったら、放置せずに業者に買い取ってもらいましょう。
交通事故で壊れた車は買い取ってもらえないと思い込んでいる人もいるようですが、そんなことはありません。
素人目には派手に壊れた車でも、プロの手にかかればきれいに修理をして、中古車として転売できるケースもたくさんあります。
完全に動かなくなってしまった場合でも、パーツに分けることで中古市場に出せることも。
フレームが歪んで廃車にするしかない車でも、金属やプラスチックの資源取りはできるので、事故車は決して買い取り対象外ではありません。
ただし少しでも有利な条件で買取ってもらうために、業者はしっかり選びましょう。事故車を買い取りに出す場合には、次のような選択肢があります。
- 解体屋(スクラップ業者)
- 事故車買取専門業者
- ネットオークション
- 一般の車買取店
- 廃車買取業者
この中で高額査定が狙えるのは、廃車買取業者です。
なぜならこういった専門業者は事故車の流通市場に通じていて、中古車や部品市場の幅広いネットワークをもっているからです。
一般的な修理業者では0円になってしまうレベルの事故車でも、事故車買取も行えるカーネクストのような業者ならできるだけの価値をつけてくれる可能性が高いです。
なかには全国どこに住んでいても出張買取に応じてくれ、レッカー代などの引き取り費用を負担してくれる優良業者もあります。
さらに譲渡や廃車などの手続きを無償で代行してくれれば、これ以上にありがたいことはありません。
ネットの広告や利用者の口コミ情報にも注目して、ぜひメリットの高い買取業者を探しましょう。
事故車・放置車を査定に出す際の交渉術
事故で壊れてしまった車や、そのまま放置して動かなくなってしまった事故車の高価買取を狙うなら、もう一つ注意したいのが交渉方法です。
いくら優良な買取業者でも、向こうは商売。
少しでも自社に有利に商品を買い取りたいと考えるのは、仕方がないことでしょう。
こういった買取査定の交渉で大事なのは、自分から具体的な金額を提示しないよう心掛けることです。
車の相場がよくわからずに、またうっかりミスで金額を提示してしまったことで、価値に見合わない低い金額での買い取りが進んでしまうかもしれません。
余計な足元を見られないためにも、自分からは金額は出さない戦略で乗り切りましょう。
相場がわかっている場合には、少し高めの提示をするのがおすすめです。
買取業者から少しでも良いサービスを引き出したいのであれば、わきまえておきたいのは次の交渉術。
- 愛想を良くして、相手スタッフを味方につける
- 買い替えも検討するという譲歩を、さりげなくにおわす
- 即決はせず、粘り強く交渉する
どれも難しい技術や、経験は必要ありません。
心掛け一つで交渉を有利に運べますので、ぜひ考慮してみてください。
はじめから一つの業者に絞らずに、いくつかの業者に査定見積もりをしてもらうのも良い手です。
ある程度は納得できる条件でも、探せばもっと良いサービスが見つかるかも。
事故車や放置していた車でもあきらめず、少しでも高い金額で買取ってくれる業者を探しましょう。
まとめ
自分の車が事故車になってしまったら、その精神的ダメージは大きいでしょう。
だからこそ、そのまま放置は好ましくありません。
少しでも早く買い取りに出せば、心配事は一気に解決します。しかも信頼のおける事故車専門買取業者が見つかれば、査定額アップが心のダメージをやわらげてくれるかもしれません。
事故車を買い取ってくれる業者はさまざまですが、カーネクストであればネットで必要事項を入力するだけで、簡単に見積もりが可能です。
全国展開をしている買取業者なので、どこに住んでいても対応可能。放置してしまった事故車のレッカー代も、廃車代も全て負担します。大切に使った車だからこそ事故車になっても放置せず、スピーディーな価値ある買い取りを行いましょう。