車検に通らないときの主な原因と対処法

自動車の基礎知識

車検はディーラーや販売店に依頼すると高い費用がかかりますが、ユーザー車検という形で自ら行うことも可能です。

ただし、なかなか車検に通らないため四苦八苦する人も少なくありません。

ここではどうすれば車検に通るのか、通らなかった場合には何をすればいいのか解説していきます。

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車検に通らない理由とは

車検になかなか通らないと、何度も受けなければなりません。時間も費用もかかります。車検に通らない理由としてよくあるケースを見ていきましょう。車検に通らない場合に引っかかりやすい項目はだいたい決まっています。

まず、ヘッドライトで引っかかるケースは意外と多いです。車検ではロービームの状態でヘッドライトの光量測定を行います。ヘッドライトの光量はヘッドライトそのものが劣化して光量が弱くなることもあれば、ヘッドライトカバーが汚れたり黄ばんでいたりして十分な光量に達しないことも多いです。改造を施していることが原因で引っかかることもあります。

改造を施している場合には、車高が低すぎて車検に通らないことも多いです。車検に通るための条件として、地面からマフラーまでの高さが最低でも9センチ確保する必要があります。タイヤやホイールを変えている場合にも注意が必要です。

改造をしていない人でも、窓にフィルムなどを貼っている人は多いでしょう。フィルムが原因で車検に通らないこともあります。
運転席と助手席の窓は80パーセント以上の透明度が必要です。暗いフィルムを貼ると透明度が80パーセントを下回る可能性もあります。

他にオイルが漏れで車検に通らないケースも多いです。エンジンオイルやミッションオイルが漏れている場合には漏れている部分を掃除してから車検に臨みましょう。パッキン交換もやっておくのが望ましいです。

ユーザー車検では自分で実際に動作させて正常であることを示します。部品の状態が正常でも動作のさせ方が原因で車検に通らないケースもあるため注意が必要です。

特にブレーキの踏み込みが甘いと制動距離が長くなって落ちてしまうことがあります。普段軽めにブレーキを踏んでいる人は、強めに踏むように心がけましょう。

車検に通るように事前に確認しておくこととは

車検に通らない場合は、もう1度車検を受けなければならず時間と手間がかかります。なるべく1回で車検に通るためには、事前に確認とメンテナンスをしておくことが大切です。事前確認をすることで、引っかかりそうな項目を前もって改善した上で車検に臨めます。また、改造を施している箇所は、元に戻しておきましょう。

車には非常に多くのライトが付いています。付いているライトのうち1つでも球切れになっていたりレンズが割れていたりすると通らない可能性が高いです。

電球の交換作業はそれほど難しい作業ではないため、1つずつ確認した上で点灯しない箇所は電球を交換しておきましょう。ただ、ブレーキランプは後ろに付いているため1人で確認するのは大変です。2人で行うのが望ましいでしょう。フォグランプはあってもなくても構わないものですが、付いている場合には点灯する状態でなければなりません。

タイヤの残り溝もチェックしておきましょう。タイヤの残り溝は1.6センチ以上必要です。溝は少しずつ磨り減っていくため、気が付かないうちに溝がほとんどなくなってしまっていることもあります。1本でも残り溝が1.6センチ未満だと通らないため、新しいタイヤに交換しておきましょう。

サイドスリップも多くの人がよく引っかかる項目です。ハンドルをまっすぐの状態にして走行したときに、横にずれる度合いのことを指します。1メートル直進して5ミリ以上ずれると車検に通りません。

いつも車を駐めている場所にオイルのシミがなければ特に問題ありませんが、そうではない場合オイル漏れの可能性があります。

原因を突き止めて改善しておきましょう。漏れた分のオイルが減っているため、付け足しておくことも必要です。また、車体にへこみや大きな傷がある場合にも直してから車検に臨みましょう。

車検が通らなかった車の対処法

車検に落ちてしまったら、通らない原因を改善しなければなりません。

改善後に再検査を受けて通れば、無事に新しい車検証を交付してもらえ、当日のうちに再検査を受けるのであれば、2回までなら追加の費用はかかりません。

最初の検査と合わせて合計3回検査を受けられます。車検に通らない原因をすぐに改善可能な場合には、なるべく当日のうちに改善して再検査を受けましょう。再検査では、通った項目はもう1度受け直す必要はなく、通らなかった項目だけ受ける仕組みです。

当日のうちに再検査に通るのが難しい場合には、限定自動車車検証を発行してもらいましょう。15日間だけ有効な車検証です。本来の車検期間が過ぎても、限定自動車車検証の有効期間内なら公道を走れます。

15日間のうちに検査で通らなかった項目を改善して再検査を受けて合格すれば特に困ることはありません。

検査項目も落ちた項目だけで済み、車検場にも車を運転して行けます。

15日以内に改善できなかった場合には、限定自動車車検証の有効期間が過ぎた時点で公道を走れなくなります。

そのため、車検場へ向かう際に、車を運転して向かうことはできません。レッカー移動するか仮のナンバープレートを用意する必要があります。車検に落ちてから15日経過後の検査は再検査ではなく新規の検査と同じ扱いです。落ちた項目だけでなく、全ての項目に関して改めて検査を行います。

車検にはいくつか抜け道が存在しますが、抜け道で車検を通そうとするのは避けましょう。車検の抜け道というのは、本来車検に通らない状態の車を、書類上だけ通るように見せかけて通してしまうやり方です。検査した工場とは別の認証工場で車検を通す方法を採る業者も存在します。

抜け道で車検を通すことは違法車検といって発覚すると、罰則の適用を受けるため、決して利用してはいけません。違法車検を行っている業者だけでなく、利用した人も罰則の対象です。

車検に通すための費用が気になるという方へのアドバイス

車検に通らなかった車を修理しようとすると、費用が高額になるケースもあります。比較的年式の新しい車であれば中古として買取に出し、新しい車に買い替えるのもおすすめです。修理して車検に通る見込みがあれば、買取可能でしょう。

車検を通すのに高額な修理費用がかかる車は、次の車検のときにも同じように高額な修理費用がかかるかも知れません。不具合を起こしてしまう可能性も高く、事故につながる可能性もあります。

それなら、思い切って買い替えた方がいいでしょう。何度も不具合を起こして、頻繁に修理に出すことになれば、トータルの修理費用はかなり高くつきます。新しい車に買い替えた方が費用の面で安く済みます。

しかし、中古としての値が付かず、買い取ってもらえないケースも多いのがデメリットです。現在車検に通らない状態で、今後も頻繁に修理が必要になるような車は、中古車店でも買い取りたくないのが本音でしょう。

中古車としての買取ができないのであれば、廃車にして新しい車に買い替える選択肢もあります。廃車にするとお金がかかると思ってしまう人も多いですが、廃車買取業者の中にはカーネクストの様に廃車にかかる費用が無料で、逆にお金をもらうことも可能です。

何のために廃車を買い取るのか不思議に感じる人もいるかも知れません。廃車買取を行っている業者は、買い取った車体を解体して得た部品や金属をリサイクルしています。価値の高いパーツを使用している車なら相応に買取値も高いです。

改造車の場合にはパーツを純正品に変えて中古車として販売するケースもあります。
また、業者によってはレッカー移動も無料です。車検期間が過ぎた車でも費用をかけずに廃車にできます。

まとめ

ユーザー車検で引っかかりやすい項目はだいたい決まっています。車検場に行く前に、引っかかりそうな項目を重点的にチェックしておくといいでしょう。

車検を通すのに高額な費用がかかる場合は、廃車にして新しい車に買い替えるのもおすすめです。廃車手続きは車両を買い取ってくれるところを選び、新しい車を購入する資金の足しにしましょう。

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