軽トラが高く売れるって本当?低年式車でも大丈夫?

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軽トラックが、実は中古車買取査定を受けると高く売れることがあるという話を聞いたことがあるかもしれません。

その一方で、農業用や林業用などに使用される軽トラックなどの商用車は、乗用車に比べてそれほど需要がなかったり、外装にダメージを受けやすいこともあり、そもそも買取対象になるのかと心配になる方もおられるでしょう。

中古車市場で人気のある軽自動車、特に商用車という部類に含まれる軽トラックは高く売ることが出来るのです。

軽トラックがなぜ高い買取が出来るのかその理由について解説します。

スズキキャリィトラック、ホンダアクティトラック、ダイハツハイゼットトラックの最新の車買取相場や、軽トラックの買取査定になるポイントもご紹介しますので、売却前にぜひ参考にご覧ください。

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軽トラックとはどんな車?軽トラの定義とは?

軽トラックとは、軽自動車規格サイズのトラックのことで、主に貨物の輸送を目的として使用される貨物車になります。

軽トラックは、三輪トラックが1960年ごろまで主流でした。特に軽オート三輪ブームの火付け役となったダイハツのミゼット(1957年発売)はご存知の方も多いのではないでしょうか。

1960年代以降は現在も販売されている軽トラックのダイハツのハイゼットやスズキのキャリイが登場しました。

軽トラックは最大積載量が350kg以下ではあるものの積載力が高く、軽自動車のため税金面や燃料費の維持費も抑えられることから、農業・林業を営む個人の運搬用車や、商用の貨物車としての需要が高くなっています。

また、近年では、燃費がよく貨物性能が高い車として国外でも人気が高くなっています。

軽自動車の規格や維持費

軽自動車は、コンパクトなサイズでもともとの車重が軽いため燃費を抑えられる車です。軽自動車の規格は日本独自となっています。軽自動車の規格サイズや、維持のためにかかる税金などを一覧にまとめてみました。

軽自動車規格(平成10年10月1日以降)
大きさ 長さ/幅/高さ3.4m以下/1.48m以下/2.0m以下
原動機の排気量660cc以下
軽自動車税(乗用車)
平成27年4月以降平成27年3月まで
(右記以外)
初年度検査年月から
13年を経過した車両
自家用10,800円7,200円12,900円
貨物用6,900円5,500円8,200円
軽自動車重量税(2年車検実施時・自家用)
エコカー減免適用エコカーエコカー以外
免税(本則税率)13年未満13年経過18年経過
0円5,000円6,600円8,200円8,800円

軽トラックが買取業者になぜ高く売れるの?

軽トラックが車の買取業者に高く売れる理由は、2つのポイントが関係しています。それは、軽トラックの用途と、軽トラックの走行距離というポイントです。それでは、ここから軽トラックが高額査定になる理由を解説しましょう。

軽トラックは荷物の運搬がメインの車

最初のポイントは、乗用車との軽トラックの用途の違いです。

軽トラックの主な使用用途は、荷物の運搬用の貨物車です。趣味や乗用目的で使う乗用車ではなく、仕事や作業で使うというのが主な目的になります。軽トラックは、荷物の配達をしたり、商品の仕入れをしたりすることを仕事にする方にとって、商売のパートナーになっているのです。

さらに工場内でも足代わりとして利用されていたり、田んぼで農作物の運搬に使われていたりすることもあります。これらの用途に使用する事を商用車として考えると、軽トラックは非常に維持費が安く、ビジネスの観点からも人気が高いのです。

前述したとおり軽トラックは乗用車と比較しても維持するための税金や、車検の費用が安くなりますし、大きな荷物を載せる必要がない場合には、ランニングコストも抑えることが出来るため、軽トラックは負担をかけずに所有しやすい軽貨物車として、商売に最適な車種と言えるでしょう。

また仕事が主な用途になりますので、性能やデザインの影響を受けにくいというのも、高額査定になるポイント。乗用車の場合には、性能が向上して、新しいモデルやデザインになりますが、その分古いモデルは、モデルチェンジの度、マイナス査定の影響を受けることが多いのです。

その反面、軽トラックは性能やデザインの影響を受けにくいシンプルな設計とデザインのため、低年式やモデルチェンジ前の車も査定額が安定しています。

年式が古くてもあまり値が下がらない

軽トラックが高額査定になりやすいポイントの2つ目は、低年式で古い車であっても買取査定価格値が下がりにくいということ。また全体的に走行距離が短い軽トラックが市場に流通しやすい、というのが理由です。

先ほどの用途でも取り上げましたが、仕事や作業の際の運搬に使うことをメインとする軽トラックは、近距離での移動を主とする車体が多いです。

例えば荷物を詰め込んで、工場内で利用しているというケースや、農業で使われているケースで農作業場から自宅付近などの近場しか移動用に使用しないという車も多く、走行距離は伸びません。

こういったことから、年式の割には走行距離が伸びにくいのも、古い車の査定額が下がりにくい要因となっています。

軽トラックを買取業者に売却する時の注意点

軽トラックが高く買取されるという事実がある一方で、安く買い叩かれることがあるのも事実です。実際には、高く売ることができるのに、安く買取されて損をしているのです。

軽トラックの買取査定で損をしないために気を付けるポイントをご紹介します。

乗用車と同じ感覚で処分しようとすると損をする

軽トラックを乗用車と同じ感覚で処分すると損をしてしまいます。一般的に乗用車の場合には、初年度登録から10年以上が経過していると、多くの車種で中古車としての価値がなくなります。中古車店で査定に出しても、金額がつかないというケースもあるでしょう。

しかし軽トラックは、年式が10年以上経過していても、高額査定が期待できるのです。

ディーラーや中古車販売店は、年式が10年以上前の古い軽トラックに価値をつけることは難しいでしょう。国内で自社の展示場などで中古車販売をするとなると、個人の乗用車として低年式の軽トラックに需要はあまり期待できません。

そのため、乗り換えの際にディーラーに下取りで出したり、街の中古車屋さんなどで売却をすると買取がつかなかったり、引取を断られてしまったりするのです。

せっかく価値のある車でも正しく査定されなければ、良い買取価格での売却は出来ません。中古車市場での軽トラックの需要を正しく知っている業者に依頼して、買取してもらう必要があるのです。

もちろん下取りの方がスムーズに乗り換えはできます。しかしひと手間を加えるだけで、数十万円も買い取り金額に差が出てくるのであれば、あまりにも損をしている事になるでしょう。

海外でも軽トラックの需要度は高い

日本独自の規格になる軽自動車。海外で排気量違いの車として販売されていることや、一部地域では軽自動車の新車販売もあるものの、流通はほとんどありません。

しかし、軽トラックは海外で実は人気が高いことをご存知でしょうか。

日本の軽トラックは、故障が少なく乗りやすいという評判が海外で知られています。特に中古車や低年式車であっても用途が仕事で使われることをメインとした設計のため、故障が少ないというのは大きなメリットになります。

さらにカスタムベースとしても、人気がある車種になります。海外の方から見ると、軽トラックはおもちゃのような大きさにも関わらず、性能は高くエンジンのパワーも十分にあるので、カスタムベースには最適なのです。

エンジンが静かというのも、海外で人気のポイントです。狩猟などに使うのであれば、大きな音を立てる車はよくありません。しかし軽トラックのエンジンは静かなので、ポイントの近くにいっても獲物が逃げないというメリットがあります。

工場内での使い勝手の良さも、人気の理由です。小回りが利くためカート代わりの作業車としても、利用されることが多いようです。農場や牧場、公園、学校内などの作業をする時の車としても利用されています。また軽トラックの運転席にはエアコンがあり、足回りには4WDやダンプカーなどの設定もあるので、どんな作業にも大活躍しています。

過走行の軽トラックの場合、日本では売れにくくても、海外では既述の理由により大人気のモデルなのです。もし海外でも人気ということを知っている業者で、輸出ルートをもっているのであれば、高額査定を期待することも出来るでしょう。

少しでも軽トラックを高く売るために

軽トラックを売却するにあたって、何もしないまま査定を依頼しても自動的に高額査定になる訳ではありません。軽トラックを買取査定に出す前に、チェックポイントを抑えておくと、相場よりも高く査定してもらえる確率が高くなるのです。

最初のポイントは、外装をきれいにしておくということです。外装をきれいにしておくのは、第一印象を良くするのに良いポイントになります。

日頃から洗車を定期的に行っている方であれば、問題ないでしょうが、できれば普段よりもさらにきれいにしておきたいものです。フロアマットやダッシュボードなどの内装もきれいにしておきましょう。シートについた汚れやホコリも掃除機をかけておくなど、きれいにしておくことで査定員に対しての印象を良くすることができます。

もちろん全ての汚れを落とせるわけではありませんが、落とせる汚れは落としておきましょう。

普段からメンテナンスを行っているのであれば、中古車買取業者でも次のユーザーの買い手がつきやすいため買取をしてもらえるでしょう。ニーズが多い軽トラックであれば、過走行や外装のコンディションが悪くても、商用車用に探している業者などの買い手を抱える買取業者に買取してもらえる可能性が高いです。

しかし不動の軽トラックの場合は、売れないというケースもあります。ニーズが多い軽トラックでも、不動車の場合には、話が異なってくるのです。

その場合におすすめしたいのは、廃車買取のカーネクストです。軽トラックの不動車や故障車であっても、廃車費用の請求なく買取をしてくれます。

一般的に廃車となると、廃車費用がかかってしまいますが、カーネクストなら不動車であっても高価買取できます。ぜひ査定を依頼して、できるかぎり高く売ることができないか、相談してみるのが良いでしょう。

軽トラックはいくらくらいで売れるのか

では、実際の軽トラックの買取相場の目安や、最新の買取相場をカーネクストの買取実績よりご紹介します。

軽トラックの買取相場の目安

軽トラックは、年式や走行距離が同等で乗用の軽自動車と比較をすると、買取金額が高額査定になるケースが多くなっています。

それに商用車としても人気の軽トラックがもともと貨物用途を前提とした設計をしていることや、用途に伴った走行距離値が関係しています。また、例え走行距離が多くなっても、過走行車の軽トラックは海外向けに輸出をすることもできるので、ある程度の査定額は期待することができるでしょう。

もちろん査定額というのは、一台ずつのコンディションや走行距離によって変わりますので、一概に査定額の目安を提示するのは簡単ではありません。

特に乗用車の場合では大きく査定額を低くする修復歴ですが、軽トラックに修復歴があったとしても、マイナス査定の影響が少なく、高く買い取ってくれる可能性もあるのです。

次項では実際の買取金額をご紹介します。

最新!軽トラックの買取実績

カーネクストが実際に2020年に買取を行った軽トラックの買取実績をご紹介していきます。

日本を代表する軽トラックといわれている3車種「ダイハツ・ハイゼットトラック、スズキ・キャリィトラック、ホンダ・アクティトラック」の買取実績をご紹介します。

型式・年式・走行距離・買取金額ごとにご紹介していますので、売却前の参考にご覧ください。

下記の実績は外装に年式相応の色褪せや錆、傷やヘコミはあったものの走行可能な状態の車のみご紹介しています。

中には年式が10年以上前の車両は、10万km以上の走行距離の軽トラックもありますが、すべて買取させていただきました。

こちらの他にも事故車や故障車、放置車両の軽トラックなどの買取実績もありますので、車種別の買取相場も合わせてご覧ください。

ダイハツ・ハイゼットトラック

型式年式走行距離買取金額
S510PH3110,000km600,000円
S211PH2641,000km380,000円
S201PH2249,000km140,000円
S500PH29130,000km300,000円
S500PH28130,000km260,000円
S211PH2147,000km170,000円

スズキ・キャリイトラック

型式年式走行距離買取金額
DA16TH2630,000km450,000円
DA63TH2530,000km70,000円
DA65TH1814,500km520,000円
DA16TH2536,000km300,000円
DA65TH1850,000km100,000円

ホンダ・アクティトラック

型式年式走行距離買取金額
HA7H2017,000km310,000円
HA6H2031,000km160,000円
HA9H23161,000km70,000円
HA6H1563,000km50,000円
HA7H18145,000km50,000円

軽トラックの買取に関してよくあるご質問

軽トラックの買取に関してよくいただくご質問にお答えします。軽トラックの売却を考えている方や、軽トラックを売るか、継続車検を受けるか悩んでいるという方は、ぜひ参考にご覧ください。

Q.軽トラックの維持費は高い?

A.軽トラックの維持費は、普通自動車のに比べると軽自動車のため税金類も安く維持しやすくなっています。

ただし、軽自動車であっても重課措置の対象にはなっているため、初年度検査年月から13年を経過した軽自動車の軽自動車税は高くなっています。

また、軽自動車重量税もエコカーを除くと13年経過、18年経過の度に重課措置が行われますので、維持費で手放すかどうかを考えるなら年式と相談になるでしょう。

Q.軽トラックが買取業者次第で高く売れる噂は本当?

A.軽トラックが買取業者の選び方次第で高く売れるのは本当です。

特に、現在は海外での軽トラック需要が上がっていることもあり、海外輸出ルートをもつ買取業者では買取査定に期待することが出来ます。

特に、北米への輸出ルートをもつ業者であれば、買取がつきづらい低年式車両ほど買取が出来ることがあります。それは北米の25年ルールが関係しています。北米の25年輸出ルールとは、初年度登録から25年以上経っていない車は安全基準の輸出規制があるため、輸出出来ないというものです。

ただし、25年以上で経過している車であればクラシックカーとしての輸出が可能になっています。軽トラックを所有する方の中には、平成8年以前の年式の車がある方もいらっしゃるでしょう。

もしも古いからといって買取査定を受けずに低年式の軽トラックを廃車すると、損をしてしまう可能性があります。

Q.軽トラックを売るならどんな業者に売るべき?

A.軽トラックを売るなら、軽トラックの再販路を確保できている買取業者を選んで売却するべきです。

軽トラックの再販路というと、海外への輸出ルートであったり、商用車の再販に強い中古車買取業者であったり様々です。ただし、買取業者の得意分野はなかなか判断が難しいものですよね。

おすすめは、複数の買取業者へ同時に見積もりを依頼して査定をしてもらうことです。その中で、最も高い買取査定がついた業者へ売却することをおすすめします。

Q.ボロボロで古い動かない軽トラックは廃車しかない?

A.外装が錆びや傷ヘコミでボロボロになってしまった、古くて動かない軽トラックも、廃車しか術がないわけではありません。

車としての再販が難しい状態であったとしても、車のパーツごとに再利用が出来る業者であれば買取査定が可能です。

中古車買取店や下取り査定では断られてしまった廃車になりそうな軽トラックは、廃車買取を専門にしている業者で見積もりをとってみることをおすすめします。

Q.海外で軽トラックはどんな風に使われているの?

A.もともと日本独自の規格となっている軽自動車は、海外ではほとんど流通していませんでした。ところが、日本の軽トラックの燃費の良さや、壊れにくさ、軽規格のコンパクトなサイズ感が海外で評価されるようになると、北米を中心に需要が高くなり、今は多くの軽トラックが輸出中古車として販売されています。

取り回しの良い軽トラックは、海外では作業用車としてカートのように利用されていることが多く、今までのカートというとドライバーの乗り心地はあまり考えられていなかったのですが、軽トラックにはエアコンの装備や荷台の積載力もあることから、人気となっているようです。

軽トラックが高く売れるって本当?まとめ

実は軽トラックは、国内だけではなく海外でのニーズも高いジャンルです。

軽貨物車の商用需要は安定しており、過走行車であっても、外装に傷やヘコミ錆などがあっても買取出来ることがほとんどです。

下取りで見積もりを聞くと、無料か0円と言われて、この車は売れないと感じているのであれば、ぜひカーネクストの無料見積もりへお問い合わせください。面倒な廃車の手続きや、引取に必要なレッカー費用も無料ですので、お客様の負担になりません。

また、無料査定を行っていますので、下取り見積もり中の方もぜひ、軽トラックの買取価格を比較してみてください。

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