竜巻被害に遭った車の補償はあるの?竜巻の前兆・避難方法も紹介!

廃車のコラム

竜巻情報を耳にすることが増えた人もいるでしょう。竜巻被害のニュースを見ていると、竜巻の被害に遭った車が横転・大破する映像がテレビに映ることもあります。車が竜巻の被害に遭ったときに押さえておきたいのが「車の補償」です。

補償の有無で、被害に遭ったときの出費は変わります。そこで今回は、竜巻の被害に遭った車が補償されるのか見てみましょう。本記事序盤では、竜巻が起こる前兆についても載せてありますのでお見逃しなく!

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運転中に竜巻に遭遇した場合どうすればいい?

はじめに、竜巻が発生する前兆や遭遇したときの対処法などを紹介します。日本でも竜巻情報の発令が増えてきました。自分の身を守るためにも、参考にしてみてください。

竜巻が発生しそうな時は?

竜巻が発生しそうな前兆を見てみましょう。竜巻が積乱雲によって起こるものだと理解した上で読んでいただけると幸いです。

雷が聞こえてくる

竜巻が起こるときは雷が鳴ります。仮に雷鳴の音が小さくても、近くで竜巻が発生する恐れはあります。落雷の被害を避けるためにも、早めの避難を心掛けましょう。

雹(ひょう)が降ってくる

はじめは小粒の雹だとしても、次第に大粒に変わっていくケースもあります。雹の降り始めた頃には、竜巻が来る前兆だと思い行動しましょう。

空が急に真っ暗になる

積乱雲が原因で、空が急に真っ暗になるのも前兆です。目の前の空が真っ黒になったときは、近くに竜巻が来ている可能性が高いです。竜巻に遭遇する前に急いで避難しましょう。

冷たい風を感じる

急に天気が悪くなって寒いなと感じた場合、竜巻の前兆となっていることがあります。積乱雲が原因で、風が吹いている場合もありますのでご注意ください。

地上に渦が見える

地上に渦が見えたら、竜巻の可能性があると思ってよいでしょう。発見した当初は渦が小さくても、そのうち渦が巨大化してしまい甚大な被害を与える竜巻に化ける恐れもあります。目の前に渦が見えた場合は、ただちに安全な場所へ入りましょう。

ゴーっと音がする

ゴーっと音がした場合、竜巻が移動している音の可能性があります。音が大きくなってきた場合、あなたの元へ竜巻が近付いている可能性大です。音が聞こえる方向とは違う場所へ逃げましょう。

竜巻発生時に取ってはいけないNG行動

竜巻発生時に誤った行動をとると、大けがをする恐れもあります。ここでは、危険な行動を見てみましょう。

車で逃げる

車で逃げるのは非常に危険です。理由は、車で逃げている最中に竜巻に巻き込まれる恐れがあるからです。竜巻の進行方向と違う方向に逃げても、どちらの方向に竜巻が進むかは分かりません。

さらに、渋滞や信号待ちで車が進まないパターンも考えられます。この状況に巻き込まれると竜巻に襲われる可能性が上がります。車を乗り捨てて、近くの建物に避難しましょう。

高速道路の下へ避難をする

高速道路などの高架下に避難しても、竜巻に巻き上げられる恐れがあります。風速が増す場所ですので、大きな被害に巻き込まれる可能性大です。風に巻き上げられて、高架にぶつかり大けがをする危険性もありますので覚えておきましょう。

物置やプレハブに避難をする

物置やプレハブは、地面の上に設置されているだけです。結果、竜巻の風で吹き飛ばされる可能性が高いため避難場所には適していません。竜巻の威力で物置やプレハブがバラバラになって、身体を放り投げられる恐れもありますのでご注意ください。

建物の多い場所へ逃げる

建物の多い場所へ逃げると、避難場所もたくさんあるため行動しやすいです。オフィスビルなど、頑丈にできている建物を見つけて避難しましょう。

ただ、建物の中に逃げても窓ガラスからは離れてください。竜巻の風力で窓ガラスが割れてケガをする恐れがあるためです。

窓ガラスが割れてもケガをしなさそうな場所(例:机の下など)に避難した方がよいでしょう。ただ、建物の形状によって避難に適している場所は違うためご注意ください。

車が竜巻の被害に遭ってしまったら保険は適応される?

竜巻の被害に遭った車の保障はどうなるの?と心配している人もいると思います。ここからは竜巻の被害で破損した車が保険の適応対象になるか、シチュエーション別に見てみましょう。

・竜巻で車が損傷した

竜巻で車が損傷した場合は、車両保険が適応されます。竜巻による落下物や飛来物で車が損傷した場合も保険の適応内になる確率が高いでしょう。ただし、補償の上限額は支払額や各保険会社・車種などによって異なるためご注意ください。

・他の車が飛んできて被害を受けたら?

他の車が飛んできて被害を受けた場合は、残念ながら自分が契約している車両保険でしか補償できません。つまり、相手の車両保険では補償されないということです。車両保険に加入していない限り、補償されませんので覚えておきましょう。

事前(竜巻)対策!主な保険会社

前述でも述べましたが、車両保険の補償内容は保険会社によって違います。最後の章では、車両保険の仕組みを見てみましょう。

車両保険は基本的に2タイプある

車両保険には、損害時の補償範囲が広い保険と狭い保険があります。たとえば、ソニー損保の場合は「一般型」と「エコノミー型」に分かれています。両タイプとも、竜巻による損害は補償されます。しかし、竜巻以外の被害にもスポットをあてると「一般型」の方が補償範囲は広いです。

エコノミー型では「当て逃げ・転覆・墜落、単独事故、自転車との接触」による被害は補償されません(その代わり月々の支払料も、一般型より安いです)。ちなみにソニー損保の車両保険を利用している人のうち、約4人に3人は一般型の保険に加入しています。

また、三井ダイレクト損保の場合は「一般タイプ」と「限定タイプ」。損保ジャパン日本興亜の場合は「一般条件」と「車対車」の2パターンに分かれています。なお車両保険の概要は、ソニー損保のケースとほぼ同じだと思っていただいて大丈夫です。

「自動車保険(自賠責保険)+車両保険」の組み合わせが基本

車両保険に加入する場合は、自動車保険とセットで加入する必要があります。自動車保険のなかでも「自賠責保険」については、運転者の加入が義務化されています。自賠責保険に加入しない限り、車両保険の申し込みは認められないためご注意ください。

竜巻や突風による損害は、車両保険でどれくらい補償されるの?

竜巻や突風の被害額に対する保険支払額は一定ではありません。状況によって補償額は変わります。竜巻で車が吹き飛ばされて見つからない。修理費用が車両保険の支給額を超える場合は、全損扱いとなり全額支払われるケースが多いです。

逆に部分的な損害であれば、全額補償される確率は低いです。なお、支払額は申込時に設定した自己負担額によって異なります。車両保険の申し込み時の保険料は、免許の状況や年間の走行距離などで異なりますのでご注意ください。

ただ、車両保険を使うと等級はダウンするため、月々の保険支払額に影響します。何度も車両保険を使うと、毎月の保険料が上がるケースもありますので覚えておきましょう。

まとめ

竜巻は日本のどこで起こってもおかしくない現象です。竜巻が起こって車を手放したくない気持ちも分かりますが、命がなくなっては元も子もありません。竜巻が起こりそうだと感じた時には、車内から脱出して近くの建物に避難しましょう。

また、車両保険に加入すれば車の損害費用も補償されるため、安心して車を置いて避難できるはずです(被害状況によっては補償されないケースもあります)。竜巻の被害で車が壊れても困らないように、車両保険に入っておくことをおすすめします。

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