車を購入してすぐは結構燃費良く走っていたはずなのに、最近なんだか燃費が悪くなった気がする。そんなときには車の燃費を向上させる工夫をしてみましょう。
ここでは、なぜ車の燃費が悪くなってしまうのか、どうすることで燃費が向上するのか、詳しく解説していきます。
車の燃費が悪くなる理由とは?
車を購入するとき、ほとんどの人がその車の燃費について気にしていたと思います。カタログ表記では何キロ走るのか、実際にはどのぐらい走るのか口コミ等を調べてから購入したという方が多いでしょう。
しかし何年も同じ車に乗り続けていると、燃費が悪くなってくるような気がしませんか?本当に燃費が悪くなっているのか、まずは燃費の確認をしてみましょう。
燃費の確認方法
車に燃費計がついている場合には、その表示を確かめてみてください。燃費計がついていないときには、満タン法で燃費を確認しましょう。満タン法での燃費の確認方法は以下の通りです。
まずは燃料を満タンまで給油します。そのとき、いったん走行距離をリセットしてください。次に給油するまで走行距離計は触らずそのままにしておきます。
次の給油のとき、何リットル給油できたか確認してください。2回目の給油時点で走行距離計に表示されている走行距離から燃料の量を割ると燃費がわかります。
燃費が悪くなる原因
燃費の計算の結果はどうなりましたか?購入時よりも燃費が落ちていた場合には、次の2つが原因で燃費が低下したと考えられます。
まず考えられるのが車の劣化です。10万キロ以上走行している車の場合、エンジンや電気系統の劣化によって燃費が悪化している可能性があります。「最近急激に燃費が悪くなってしまった」という場合には、まずエンジンとエンジンオイルをチェックしましょう。
エンジンオイルが劣化・不足していないか、オイルポンプは正常か確認してください。問題が無ければバッテリー、バルブ、シリンダー、プラグも確認・整備しましょう。
エンジンではウォーターポンプも劣化しやすい部分です。エンジンが熱くなりすぎないように制御しているウォーターポンプが劣化すると、燃費にも影響を与えます。
次に考えたいのが、急なトラブルによる燃費の悪化です。劣化ではなく、車のセンサーが故障した、タイヤの空気圧が低下しすぎているなどといったトラブルは燃費にも影響を与えます。新しい車の燃費が急激に悪くなってしまったときには、こういったトラブルを疑いましょう。
他にもエンジン自体の劣化による燃費悪化も考えられますが、これに関しては高額なエンジンのオーバーホール(入れ替え)が必要になりますので、この場合は廃車買取に車を売って、代わりに新車への買い替えが一番コスパがいい方法でしょう。
車の燃費を向上させるには?
劣化やトラブルもないのに車の燃費が悪い。そんなときは、運転方法や車の扱い方が悪いことが燃費低下の原因かもしれません。車の燃費を上げるために、次のような工夫をしてみましょう。
丁寧な運転
まずはなによりも丁寧な運転を心がけてください。乱暴にアクセルを踏み込んだり、急に離したり、急加速して急ブレーキを踏むという運転は燃費を悪くさせる原因となります。アクセルやブレーキはゆっくりと踏み込みゆっくりと離す、これだけでも燃費が向上するでしょう。
特にアクセルは常に一定の踏み込みを意識してみてください。燃費計がついている車なら、燃費計を時々確認しながら走るだけでも燃費が向上しますよ。
アイドリングをしない
厳寒期の暖機を除き、無駄なアイドリングは控えましょう。アイドリング中もエンジンは動いていますから、少しずつ燃料が減っていきます。毎日無駄なアイドリングをしていると、トータルでかなりの燃料を無駄にしていることになります。
暖かい日は暖機もほどほどにする、コンビニの買い物の短時間でもアイドリングストップを行うなど、こまめにエンジンを切る癖をつけましょう。
渋滞を避ける
渋滞は燃費悪化のもとです。渋滞にはまってしまっている間はエンジンを切ることもできず、長時間のアイドリング状態を余儀なくされます。進んでは止まり、進んでは止まりといった動きも燃費悪化の原因です。
通勤時には渋滞情報を確認してから出勤する、お出かけ前にも渋滞しそうな道路は避けていくという工夫をしましょう。
エンジンブレーキを使用
ブレーキはなるべくエンジンブレーキを使いましょう。止まる直前までアクセルを踏んで加速し急ブレーキをかけるのではなく、止まりたい場所の手前からアクセルを離してエンジンブレーキでスピードを落としていくよう心がけてください。
ただしあまりにも手前からこれをやると、後続車に迷惑をかけたり渋滞を生み出したりしてしまうことがあります。エンジンブレーキを活用するときには後続の状況も確認し、問題のない範囲で行いましょう。
車の燃費向上に使えるグッズ
実は、車の燃費向上に使えるグッズも数多くあります。カー用品専門店でも見かけることがあるものばかりですので、休日はカー用品店でこれらのグッズを物色してみてはいかがでしょうか。
エアクリーナー
エアフィルターが汚れていると、吸気が悪くなり燃費が低下してしまうことがあります。こまめにエアクリーナーでエアフィルターを掃除してあげましょう。
エアフィルターが汚れっぱなしだった古い車の場合には、これだけでも燃費向上に大きく貢献してくれるでしょう。丁寧な人はオイル交換ごとに清掃します。
タイヤ
テレビCMでよく見かける低燃費タイヤもおすすめです。低燃費タイヤはタイヤ自体の摩擦係数を減らすことでタイヤの回転をよくし、燃費を向上させています。
ただし低燃費タイヤはタイヤ自体が高く、これによって燃費が向上しても費用対効果に疑問を感じるかもしれません。長い目で考え、どれぐらいの効果があるのかを調べてから購入したほうがいいでしょう。
アーシングキット
どんな車にもついているアースを、より良いものにするアーシングキットというものがあります。燃費向上に役立つとのことですが、目に見える効果は期待できません。ただし、アースが劣化した車であれば、アーシングを交換した後燃費が良くなったと感じることもあるでしょう。
燃料添加剤
ガソリンタンクに入れる燃料添加剤は、ガソリンタンクからエンジンまでの給油ラインを清掃し、燃焼効率を上げる効果があります。ガソリンスタンドで時々勧められますよね。
ただし安い燃料添加剤には劣悪な品質のものもあるので、燃料添加剤を使用するときにはカー用品店の店員やスタンドの店員に相談してからのほうがいいでしょう。
いくら努力しても燃費が向上しない!
これらのことを試し、努力したにもかかわらず燃費が向上しなかったときには、あきらめて車を手放したほうがいいかもしれません。特に古い車で劣化が激しい場合には、修理して乗り続けるよりも手放したほうが経済的なことがあります。
しかし、劣化して燃費の悪くなった車はなかなか買い手がつきません。中古車として販売するのは難しく、それどころか廃車を勧められてしまうでしょう。売却しようとした先で廃車を勧められてしまったときには、その場で廃車にせず、まずは廃車買取業者に相談しましょう。
初めての廃車で不安なことが多い中でも、廃車買取のカーネクストなら丁寧に対応します。
まとめ
何年も乗っていると車自体が劣化するだけではなく、燃費まで悪化してしまうことがわかりました。
そんなに長い距離を走行していない、何年も乗っているわけでもないのに急激に燃費が悪くなってしまった、そんなときは、車の内部でトラブルが発生している可能性がありますので、整備工場で点検してもらいましょう。
あらゆる工夫や整備をしても燃費が向上しない古い車は、売却してしまったほうがいいかもしれません。中古車買い取り業者に相談しても売却できなかったときには、廃車買取業者カーネクストにぜひご相談ください。