廃車をしようと考えている方は、廃車にかかる費用の相場はどのくらいか、気になるのではないでしょうか。こちらでは廃車する3つの方法別に廃車費用の相場をご紹介します。
廃車手続きにかかる費用の内訳
廃車手続きを完了するまでに、さまざまな廃車の費用が発生します。廃車する車の状態や種別によってかかる費用は異なります。こちらでは自分で廃車手続きを行った際にかかる費用の内訳を解説していきます。
廃車手続きの登録にかかる費用(申請手数料)
廃車手続きは、主に2種類あります。車を処分する際に行う「永久抹消」と車を一時的に長期間使わないときに行う「一時抹消」です。一般的に、「廃車」と呼んでいるのは前者の方です。
廃車手続きを運輸支局や軽自動車検査協会の窓口で行うには、それぞれ以下の登録費用(申請手数料)がかかります。
(申請手数料は2022年2月時点の料金です。以前は申請書の購入に100円かかりましたが無料になりました。)
普通自動車の場合
- 永久抹消登録による廃車手続き:手数料無料
- 一時抹消登録による廃車手続き:手数料350円
軽自動車の場合
- 解体返納(永久抹消)による廃車手続き:申請手数料無料
- 一時抹消登録による廃車手続き:申請手数料350円
廃車する車両の運搬に必要な費用
車の廃車で車両本体の解体をするには、車専門の解体業者へ依頼し運ばなくてはいけません。解体業者まで車を移動する時にかかる運搬費用に関しては、自分で車を持ち込むことが出来れば費用は発生しません。
しかし廃車する自動車の状態によっては、不要車や放置車両のためエンジンが壊れていたり、故障や事故で全く動かなくなっている場合もあります。また、動く状態であったとしても車検有効期限が切れていて公道を走行できないこともあります。
このように車を走行し持ち込みが出来ない場合は、移動するためのレッカーを手配して解体業者に持ち込まなくてはいけません。
レッカー車での運搬料金は基本的に移動距離によって料金が決まります。もしもレッカー車をご自身で手配するのであれば、できる限り廃車する自動車の保管場所から近い解体業者に持っていくことをおすすめします。自動車の移動距離による料金表になりますので、あくまでも目安となりますが、レッカー車の手配にかかる料金は10,000円~30,000円が相場となっています。
車検が切れていない車で自走が可能な車であれば、ご自身で解体業者に持ち込むと最も費用が抑えられるでしょう。また、車検の期間が残っていて任意の車両保険に加入しているのであれば、車を移動するレッカーが付帯サービスになっているものもあります。故障や不調などの時は、このようなサービスを利用するのも一つの手となっています。
自動車のリサイクル料金
自動車を廃車する場合は車一台ごとに決められているリサイクル料金の支払いが必要となります。リサイクル料金は、車ごとにその自動車の製造メーカーが設定しています。また、エアバッグやエアコンがついているかどうかなど車の状態によっても違います。
リサイクル料金の目安としては普通自動車であれば、およそ6,000円~18,000円ほどかかると想定しておきましょう。ただ、このリサイクル料金は2005年にリサイクル法が施行された後、基本的には自動車の新車購入時に所有者が支払う仕組みとなっていましたので、それ以前の自動車である場合を除き、すでに支払いを済ませている可能性が高く、廃車時にはリサイクル料金の費用が請求されないことが多くなっています。
リサイクル法が制定される2005年以前に自動車を購入された方で、車検時にもユーザー車検等を利用していてリサイクル料金を支払っていない場合のみ、廃車時にリサイクル料金の支払いが発生することがあります。預託済ではないリサイクル料金は引取解体を行う業者から必要な金額のみ請求されますので、その際に支払うようにしましょう。
リサイクル料金の内訳=
シュレッダーダスト料金+エアバッグ類料金+フロン類料金+情報管理料金+資金管理料金
リサイクル料金をすでに支払っているかどうかは、手元にリサイクル券があるかどうかで判断が出来ます。
リサイクル券は、リサイクル料金を新車購入時や車検時に預託した際に預託したお店が発行する券です。リサイクル券は紛失してしまうと基本的に再交付が出来ません。
もしも紛失等で見つからない時には、自動車リサイクルシステムのウェブサイトより、自動車ユーザーの方向けにリサイクル料金の預託状況を確認することが出来るフォームが用意されていますので、車両登録番号と車台番号の下4桁を控えて入力し、リサイクル料金が預託を済ませているか確認しましょう。また、このウェブサイトで確認した自動車リサイクル料金預託状況を印刷(プリントアウト)しておくと、リサイクル券の代替書面として、引取解体業者への提出が可能です。
廃車の解体費用
廃車する車を解体する際に、廃車解体業者に請求される費用が解体費用です。
廃車予定の自動車を引き取った業者により、「売れる再利用が可能な部品」と「売れない廃棄が必要な部品」とに分別が行われます。解体にかかる費用と、再利用が可能でリサイクルパーツとして売れる部品の売却費用のバランスを見て、廃車解体業者が解体費用を決定します。
廃車解体費用は解体業者によって異なりますが、相場として10,000円~20,000円程度です。ただし、解体業者やその時期の相場、車によっては無料で引き取りが出来ることや買取が出来る場合もあります。
廃車方法別にかかる費用を解説
廃車をするには、業者に廃車依頼する方法と自分で廃車に関する手続きや手配などすべて行う方法があります。それぞれの廃車方法には、どのくらいの廃車費用がかかるのでしょうか。
ここでは、例として永久抹消を行った際の廃車費用の相場を比較します。
手続き代行費用 | レッカー代 | 解体費用 | 合計 | |
自分で行う | 0円 | 0~30,000円 | 0~30,000円 | 0~60,000円 |
ディーラー | 10,000~20,000円 | 0~30,000円 | 0~30,000円 | 10,000~80,000円 |
廃車買取業者 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
※リサイクル料金(約6,000円~18,000円)は、未預託の場合のみどの方法でも必要になります。
それぞれについてのメリットと、同じ項目でも費用が異なる理由について説明します。
廃車費用の相場①【ディーラーに廃車依頼した場合】
新車や中古車販売の小売業者、自動車製造メーカーが運営する新車販売店のことを自動車ディーラーといいます。今の車を手放して新しい車に買い換える時に、車を購入するディーラーで今乗っている車の廃車を依頼することが出来ます。
新車販売ディーラーの店内展示スペースで、認定中古車販売が取り扱われているお店を見たことはないでしょうか。これはそのお店で車を購入した顧客から下取り買取りした車を整備し、中古車として販売しているのです。
ディーラーに廃車依頼する3つのメリット
- ディーラーなので接客や下取り査定価格が安定している
- 新車を買うときに下取りによる値引きで安く買うことが出来る
- 買い替える車の品質管理、購入後のメンテナンスも任せられる
ディーラーには上記のようなメリットがある分、車を購入する時の価格は新車でなく中古車であっても高めに設定されています。では、メリットを考えてディーラーに廃車依頼すると、どのくらいの廃車費用がかかるのでしょうか。
ディーラーに廃車依頼する時の費用相場と内訳
ディーラーで廃車依頼した場合、引き渡す車の状態によって廃車手続きの内容が変わります。車として再利用可能であれば一時的に使用を中止する廃車手続きの一時抹消手続きになり、車としての再利用が難しければ解体し廃車手続きする永久抹消手続きになるのです。
ディーラーで廃車した時の費用相場は、この一時抹消又は永久抹消どちらの廃車手続きになるかで変わってきます。下記の表に廃車費用内訳を廃車手続き別にまとめました。
一時抹消手続き 永久抹消手続き
解体費用 不要 0~30,000円
運搬費用 0~30,000円 0~30,000円
手続き代行費用 10,000~20,000円 10,000~20,000円
書類準備費用 350円~ 350円~
廃車費用合計 10,000~50,000円 10,000~80,000円
上記の廃車費用相場には廃車を運搬するレッカー代も含めていますが、お店ごとにレッカー代が別途かかる場合とかからない場合があります。レッカー代は距離次第で金額が変わりますので、遠方になると高額です。事前に見積もりをとってどのくらいかかるか確認しておきましょう。
また、廃車依頼する車が問題なく動く状態で車検の有効期間内であれば、自力で運転して指定の場所まで持ち込むことが出来ます。持ち込みをすれば、レッカー代がかかるディーラーであっても費用がかかりません。
ディーラーは廃車費用の相場がわかりづらい
ディーラーへの廃車依頼は車の購入金額と合わせて費用を支払うことが多く、見積もり時点で合同にになっていることがあり、実はどのくらい廃車費用がかかっているか知らないまま依頼している方も多いようです。
車を乗り換える時に毎回同じディーラーで購入するという方は、新車購入時の代金の値引き交渉がしやすかったり、定期点検をディーラーでする時の代車等特典のプラス要素もあるため、廃車依頼を利用する方も少なくありません。ディーラーに任せると、手続きの手間や書類の準備に対する不安点も軽減しますし、次の車の乗り換えに合わせて廃車を依頼するため、空車期間がないように出来る点もメリットとして大きいでしょう。多少費用は高額ですがディーラーに廃車依頼することで、プラスになります。
ただし、時間に余裕があって少しでもお金をかけることなく廃車をしたい方は、別の方法を検討してみることをおすすめします。
廃車費用の相場②【自分で廃車した場合】
車の乗り換え予定はなく、車の使用機会が少なくなったために車を廃車する場合、ディーラーに廃車を依頼すると費用だけがかかってしまい、損をしたと感じるでしょう。
このような場合、廃車は自分自身で行うことも可能です。ただし、車本体の解体処理、手続きをするためのナンバープレートの取り外しなどは、ある程度業者の力を借りるため依頼することになります。
自分で廃車する時の費用相場と内訳
自分で廃車する場合も、一時抹消又は永久抹消どちらの廃車手続きを行うかで変わってきます。下記の表に廃車費用内訳を廃車手続き別にまとめました。
一時抹消手続き 永久抹消手続き
解体費用 不要 0~30,000円
リサイクル料金 不要 7,000円~20,000円
運搬費用 0~30,000円 0~30,000円
書類準備費用 350円~ 350円~
廃車費用合計 0~30,000円 7,000~80,000円
自分で廃車した場合の費用相場を見て、違和感を覚えた方もいるのではないでしょうか。
ディーラーや業者に頼まない分手間はかかりますが、自力で手続きをすればそれなりに費用を節約できるとイメージしていた方も多いはずです。
しかし、実際はディーラーに依頼した場合と比べて、あまり安くならないのが廃車の特徴です。ディーラーに依頼するにせよ、自分で手続きするにせよ、車の運搬費用や車両本体の解体費用ど、費用がかかる部分の出費がかさめば、どちらを選ぼうとお得感はありません。
自分で廃車手続きを行うときの費用を抑えるコツ
車を長期間使用しない場合に行う一時抹消では、必ず必要な費用は手数料の350円だけです。場合によっては、ナンバープレートの取り外しを業者に依頼したり、車をレッカー車などで運搬したりする費用が掛かるかもしれません。
ナンバープレートは、自分でも取り外すことが出来ます。しかし、盗難防止の特殊なねじが使用されているなどの場合は特殊な道具が必要になったり、無理に取り外そうとすると車を傷つける恐れがあるため、業者に依頼することになるでしょう。
また、ナンバープレートを取り外すタイミングも注意が必要です。ナンバープレートを取り外した車で公道を走行すると罰則の対象となります。そのため、ナンバープレートを取り外した後に車を移動させたい場合はレッカー車などが必要になってしまい、余計な費用が掛かってしまいます。
車をスクラップにする永久抹消では、解体業者まで車が自走できれば車の運搬費用が掛かりません。また、業者によって価格が異なるため、業者選びも費用を抑える重要なポイントでしょう。
しかし、自分で廃車をするよりも、もっと廃車の費用を抑える方法があります。廃車を買取業者に買い取ってもらい、処分のための費用を限りなくゼロにする方法です。
廃車費用の相場③【車買取業者に依頼した場合】
廃車費用を抑えるため自分で廃車をするにも、廃車手続きをしに運輸支局へ行ったり解体手配をするのに時間がかかります。ディーラーに依頼をすると、廃車費用が高くなりそうで不安です。
このような時は車買取業者への廃車依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
車買取業者に廃車依頼した時の費用相場と内訳
車買取業者に依頼した時にかかる廃車費用の相場は0円~数百円です。
廃車手続き代行費用や廃車を買取業者へ運ぶためのレッカー費用は、買取業者の場合無料になっているところが多くなっています。
ただし、車の廃車手続きに書類の準備が必要な車種の場合は書類の発行に数百円費用がかかります。
また、車買取業者の選び方次第では費用無料の上に、プラス買取がつくことで収入になる可能性も期待できます。
車買取業者というと、中古車として再販することを前提に車を買い取ることを想像するかもしれません。しかし、車を輸出したり解体してパーツや資源として活用したりすることが出来る業者も車を買い取っています。
パーツの価値を査定してくれる業者であれば、廃車になるような修復歴のある事故車や中古車再販であっても、仕入れ車両としてお金を出して買い取りしてくれることがあるのです。
車買取業者に廃車を依頼するメリット
自分で廃車をするよりも手間を省くことが出来ます。業者によっては、運輸支局で行う廃車手続きを無料で代行してもらえるからです。
ディーラーでも廃車手続きを代行するサービスは存在しますが、多くの場合手数料がかかります。
廃車なのに買取が可能なの?
廃車前提の車の場合、中古車買取業者へ売るとかえって損をすることも珍しくありません。それは車の時価が関係しています。中古車査定は走行距離だけではなく、修復歴や時価も加味されて買い取り金額を算出します。そのため、走行距離が短くても修復歴があれば再販価値が低いため買取が難しくなったり、年式が古い車などはかなり安価で買い叩かれたりすることも起こるのです。
中古車としてではなく、車の素材や部品などパーツごとの価値を見て買い取り出来る業者は、たとえばバンパーに修復歴があってもその他のパーツを高く評価してくれる可能性があります。もし事故や水没でエンジン部分が駄目になっていたり、フレームがボコボコになったりしていても、鉄材など資源として引き取りを行うリサイクルが出来る買取業者も沢山あります。
近年、急激な経済発展を遂げている国の中には鉄不足が深刻化しているところもあり、そのような国へ資源を輸出するルートを持っている業者は、事故車や故障車も積極的に買い取ってくれます。
廃車費用無料で買取出来る車買取業者の特徴
・廃車手続きやレッカー代が無料
・事故車などでも買取可能
・海外に流通ルートがある
この3つの特徴を持っている買取業者に依頼すれば、無料で廃車手続きを代行してくれる上に、車の運搬費用も無料になり、事故車など走行トラブルのある車でもお金を出すことなく廃車ができます。特に、海外への流通ルートを持っている業者であれば、車ではなくパーツとしての価値を高く見出してくれるため、お金をもらえる可能性が高くなっています。
廃車するとお金がもらえる?廃車で得するには
自分で廃車手続きする方法や廃車にかかる費用を説明しました。
実は、廃車する時の費用を削減する方法や廃車手続きをすることでお金がもらえてお得になる方法もあります。こちらで、廃車でお得になることや費用削減の方法を解説します。
永久抹消登録の廃車手続きで重量税還付が受け取れる
永久抹消登録手続きは前提として廃車を解体してから廃車手続きをします。そのため、車を使用するために新車登録や車検時に前以て納めた車検有効期間分の自動車重量税は、廃車後も引き続けて納める必要がありません。自動車重量税は車検有効期間と同期間分を前もって納めているため、廃車後の車検残存期間と同じ期間分の自動車重量税を月割り計算した後の金額が還付金として戻ってきます。永久抹消登録を申請する際に、運輸支局で同時に重量税還付申請を行うことが出来ますので、車検有効期間中に車が不要になった場合は、早急に行うことで出来るだけ多くの還付金を受け取ることが出来ます。
廃車することで自賠責保険料の返戻金がある
廃車手続きをした時に車検残存期間があれば、同期間以上に自賠責保険にも加入しているため自賠責保険が満了するまでの残存期間も同じく残っています。そのため、廃車手続きをして自賠責保険の解約を行うと、保険料の返戻金を受け取ることが出来ます。戻ってくる保険料は、保険開始日と保険期間、車種、解約日から満期日までの残り期間(未経過期間)により、全社共通の規定に基づいて決められます。
例:本土使用(沖縄県、沖縄県離島、離島を除く)2020年4月以降に始まり14カ月以上25カ月以内の場合の保険料の戻る返戻金
・普通車は残月数20か月13,670円、12ヶ月8,140円、6か月4,070円
・軽自動車は残月数20か月13,330円、12ヶ月7,930円、6か月3,970円
例:本土使用(沖縄県、沖縄県離島、離島を除く)2021年4月以降に始まり14カ月以上25カ月以内の場合の保険料の戻る返戻金
・普通車は残月数20か月12,290円、12ヶ月7,310円、6か月3,660円
・軽自動車は残月数20か月12,060円、12ヶ月7,180円、6か月3,590円
※自賠責保険料の返戻金に関しては、廃車の抹消手続きが完了した日ではなく保険の解約書類を受理した日からの計算となるため、抹消手続き後に解約手続きをおろそかにしてしまうと受け取ることが出来る返戻金が減ってしまう可能性があります。
廃車を買い取ってくれる廃車買取業者がある
こちらの記事では、ご自身で廃車する方法をご紹介しましたが、廃車手続きや廃車解体依頼などをを全て自分で行おうとすると非常に大変で面倒な部分もあります。特に不動車や事故車、故障車などの廃車となると、廃車解体や車の運搬の手配など、時間や手間だけでなく廃車費用もかさんでしまいます。ところが、不動車や事故車、故障車など廃車同然の車であっても廃車買取をしている業者もあります。廃車買取を専門に行っている廃車買取業者のカーネクストでは、不動車や事故車、故障車などの廃車すると費用がかかりそうな車も買取りが可能です。廃車の引取にかかるレッカーの手配や、廃車手続き代行もすべて無料のため、手数料がかかりそうで不安に感じている方も安心して廃車をお任せいただくことが出来ます。
車の引き取りは自分で持ち込むと費用はかからない
上記でも軽く触れましたが、廃車する自動車を自分で解体業者まで運ぶと、車の引き取りにかかる費用は発生しません。また、レッカーの移動距離によって運搬にかかる料金は変動しますので、廃車する車の保管場所から近い解体業者を選ぶことで、廃車を移動させるための引き取り費用を削減することができます。
廃車費用に関してよくある質問
廃車費用に関して、よくいただく質問をこちらにまとめました。
車を廃車するにはいくらかかりますか?
車の廃車をするには、およそ10,000円から80,000円がかかります。
ただし、自分で廃車をするのであれば7,000円から、と費用を抑えることが出来ます。
また、廃車を買取業者に依頼すると0円で廃車出来る場合もあります。
廃車は何故無料で出来るんですか?
車買取業者が廃車を無料で出来るのは、廃車引取りした車を解体して素材やパーツに分別してから、再利用出来る部分を取り出し、リサイクルパーツや金属として売却することが出来るからです。
廃車手続きにはいくらかかりますか?
廃車手続きは二種類あり、車の解体をしてから行う永久抹消手続きの場合は、手続きに7,000円から80,000円がかかります。使用を一旦中止し車両本体を保管する一時抹消手続きの場合は、0円から30,000円がかかります。
軽自動車の廃車をするといくらかかりますか?
軽自動車の廃車をするのにかかる費用は、基本的には普通車と変わらず7,000円から80,000円です。しかし、普通車の廃車には行政機関へ書類を取りに行く必要がありますが、軽自動車の廃車には不要のため、来庁の手間が省けたり書類発行手数料がかからないといった違いがあります。
廃車証明書をもらうにはいくらかかりますか?
廃車証明書とは、廃車手続きが完了した証明書のことです。
普通自動車の廃車手続きは二通りあり、車籍を抹消し車の使用を一時中断する手続きのことを一時抹消といいます。廃車する車本体を解体した後に抹消する場合は、永久抹消手続きになります。
一時抹消手続きまたは永久抹消手続きを完了した後に、廃車完了証明書を運輸支局で取得するには【登録事項等証明書】または【現在証明】の発行を申請します。発行手数料は一部証明書の申請は300円がかかります。
軽自動車の場合は、廃車手続きが完了すると【自動車検査証返納証明書】の交付を受けることが出来ます。自動車検査証返納証明書の交付申請手数料は1件につき、350円です。
車の廃車にはどんな書類が必要ですか?
普通自動車の廃車手続きをするには、解体後の廃車なら7点の書類の準備が必要です。
軽自動車の廃車手続きをするには、6点の書類の準備が必要です。
車を廃車するとどんな流れになりますか?
車の廃車をするには、廃車手続きをご自身で行うか、業者に依頼するかどちらかの方法があります。
ご自身で廃車をする場合
まず廃車する車両本体の解体を解体業者に依頼します。
解体業者に車を持ち込む際、不動車の場合はレッカーの手配が必要です。
解体とナンバープレートの取り外しを依頼し、解体完了後に使用済自動車引取証明書を受け取ります。
廃車に必要な書類と、ナンバープレートをもって普通自動車であれば運輸支局、軽自動車は軽自動車検査協会へ廃車手続きを申請します。
申請する廃車手続きの名称は、普通自動車の解体処分後の手続きは永久抹消登録、軽自動車の解体処分後の手続きは解体返納です。どちらも申請手数料は無料ですが、廃車手続き完了後の証明書の交付を申請する場合は、証明書交付手数料が300円~350円がかかります。
車を廃車したら自動車税の還付はいつもらえますか?
自動車税の還付をもらえる時期は、自動車の廃車手続きが完了してから概ね1~2か月後です。
廃車手続きが完了し、自動車の登録を管理しているシステムに情報が送信されると、還付通知書が発送されます。
還付通知書には、送金通知書による金融機関での受け取り、または口座振り込み、どちらかの受け取り方法の説明があります。その記載にしたがって還付を受け取りましょう。
まとめ
廃車をするには、運輸局での廃車手続きや解体業者への車本体の運搬費用(レッカー代)など、多くの手間やお金がかかります。依頼する業者によっては、自力で廃車手続きを行うのと大差ないほどの費用がかかることもあるため、慎重に選ばなくてはなりません。
おすすめは廃車手続き代行無料、車の移動運搬費用も無料で行うことが出来る買取業者へ依頼する方法です。パーツごとに分解して、リサイクルパーツ販売や輸出している業者であれば、無料で廃車できるだけでなく、買取がついてさらにお取りになることもありますので、まずは廃車の見積からとってみられるこ