『車を放置している間に鍵をなくしてしまった』『廃車をしたいけど車の鍵が見つからない』
こんなことが起きてしまった場合に廃車することはできるのでしょうか?
ここでは、鍵なしの車を廃車することができるのか、どのように廃車をするのかということについて詳しく解説していきます。
鍵なしの車は廃車可能なの?どうやって持っていくの?
車を買い取ってもらうことを考えているのであれば『車の鍵がない』というのは致命的です。
ただし、目的がまずは廃車をすることであれば車の鍵なしでも引き取ってもらい、手続きをすすめることはできます。特に運輸支局で廃車手続きをするのに車の鍵の有り無しが確認されるということはありません。鍵なしだったとしても諦めたりせず、廃車買取業者に引き取りを依頼してみましょう。
鍵なしの車を廃車をする流れ
車の廃車をするには、廃車引き取り、廃車の解体、廃車の手続きを行う必要があります。鍵なしの車で最もネックとなるのは、引取作業が困難になる可能性があることから廃車引き取りの部分となるでしょう。鍵なしの車は、例え外装が綺麗な新しい車であっても、まず大前提として車を動かすことが出来ません。エンジンの始動は出来ませんし、無理に動かそうとするとハンドルにロックがかかってしまいタイヤの向きを変えることさえできなくなってしまいます。動かない車の運搬のために個人がレッカーを手配し持っていくとなると費用がかかりますが、もともと不動車引き取りに対応力がある廃車買取業者へ依頼すると、このレッカー費用を無料にしている業者もあります。鍵なしの車の廃車となると、廃車の引き取り費用が心配ですが、レッカー費用を抑えるなら廃車買取業者への依頼がおすすめです。
鍵なしの車の廃車引き取りには作業が必要?
鍵がない車はドアの解錠が出来ない可能性があり、窓ガラスを割って対応をすることがあります。また、ハンドルロック状態の場合は吊り上げてトラックに積載し車を引き取ることもありますので、引取作業が可能な車(積載トラックやユニック付きトラック)が必要になります。
車の廃車をするために所有者が準備するもの
普通車の廃車手続きは管轄の運輸支局で行うことが出来ますが、運輸支局では車の鍵があるかないかではなく、廃車に必要な書類が揃っていれば手続きが可能です。車の廃車手続きを車の所有者が運輸支局で行う際には必要なものは以下の通りです。
廃車手続きに必要な書類一覧
- 自動車検査証 原本
- 所有者の印鑑登録証明書(3カ月以内)
- 上記登録されている印鑑
- ナンバープレート 前後2枚
- 手数料納付書(手数料350円分貼付)
- 一時抹消登録申請書(OCRシート第3号様式の2)
- ※自動車税・自動車取得税申告書(必要かどうかは地域による)
- ※委任状(申請を代理人が行う場合必要・所有者印鑑を押印)
上記一式が揃っていれば廃車予定の車に鍵がなかったとしても廃車の手続きを進めていくことができます。ただし、車の鍵がないために車検証を取り出すことが出来ない場合車検証の再交付等が必要になります。自動車検査証や自動車税納税証明書がない場合、廃車手続きをのためには各書類の再交付や再発行の申請が必要となるため、通常の流れに比べると時間がかかることもあります。鍵なしの車で面倒だからと手続きを先延ばしにしてしまうことは維持費も掛かりますし、百害あって一利なしとなります。廃車の相談を速やかに行うことをおすすめします。
廃車を専門に買取を行っているカーネクストでは、鍵がない車の廃車実績も多数ございます。引取作業を行うトラックが侵入し作業できるスペースがあれば、鍵なしの不動車でも無料で引き取りさせていただく事が可能です。また、鍵がないために車検証が取り出せないといった車検証紛失の車両の廃車引取であっても柔軟に対応しています。お気軽にお問い合わせください。
鍵なしの場合は廃車買取の方がお得?
「鍵はないものの車のコンディションは悪くないはずなので、可能であれば廃車ではなく中古車として買い取ってもらいたい」という希望を持っている方もいるかもしれません。
ただ、中古車販売店で車を売買する際にはマスターキーだけでなくスペアキーも併せて全て引き渡すというのが基本。鍵そのものがないという状況は、車の再販を行う買取業者にとって難しい状況からのスタートです。まず、中古車査定においては鍵がなければドアを開けることもできませんし、たとえドアを開けることができたとしてもエンジンをかけることができません。そうなると車のコンディションを確認することができないので、車の価値判断をすることが不可能となってしまいます。確認が出来ない車両に対しての買取査定は厳しいものになるため、査定自体を断ってしまう業者もいるでしょう。
鍵なし車を売るには鍵が無いと難しい?
鍵がないというのはそれだけで査定価格を大幅に下げる要素になります。そもそも、鍵がないと査定すらしてもらえないということも珍しくありません。
そのため、中古車として車を売りたいのであれば鍵を見つける必要があります。
もしも家の中をくまなく探したものの車の鍵が出てこなかった場合は、専門の業者を呼んで鍵を作ってもらうことを考えなければなりません。ただし、比較的新しいハイテク化が進んでいる車の場合は、専門業者を呼んだとしても車の鍵を作ってもらえないことがあります。
というのは、キーレスエントリーやスマートキーの場合には鍵元自体から交換しなければいけないからです。しかも、この作業はディーラーでしか対応していないことが多いので、価格もかなり高くなってしまいます。さらに、ディーラーに車を持っていくために、クレーンで引き上げてレッカー車に載せるといった作業も必要となります。かなりの費用がかかることは間違いありません。
その車を本当に気に入っていて、これからも乗り続けるために鍵元自体を交換したいというのであればディーラーに持ち込む価値はあるのかもしれません。しかし、目的が車を売るためなのであれば鍵元自体を交換するというのは合理的ではないでしょう。
多くの場合、鍵を作り直すというのには大きな費用がかかります。かなり高い確率で鍵を作るためにかかった費用のほうが査定金額を上回ることになるので、鍵を探してみても見つからなかったという場合は廃車買取業者に依頼すると費用を安く抑えることができるでしょう。
廃車買取業者なら引き取り時に多少の費用と時間がかかったとしても、大幅な減額はありません。車の廃車を考えているなら、カーネクストにご相談ください!
まとめ
車の廃車を考えているけど、車の鍵をなくしてしまった場合の廃車は出来るのかということについて解説しました。鍵なしの車でも廃車自体は可能です。ただし、廃車の依頼先や方法次第では費用がかかってしまいます。廃車買取業者ならお得に車を引き取ってもらえるケースもありますので、鍵がなくて引取作業が心配という方はまずはご相談ください。鍵が無い車でも廃車買取査定が可能です。インターネットやフリーダイヤルよりお問い合わせください。