廃車?それとも買取?古くなった商用車を処分するには

廃車のコラム

事業用に使用している営業車やトラックが古くなってきて、買い替えや処分する際には、廃車という選択を採るケースが多いでしょう。

古い商用車は、中古車買取業者ではなかなか買い取ってくれません。では、本当に廃車にするしか方法はないのか、見ていきましょう。

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商用車を廃車にする前に買取を申し込んでみよう

一般的に中古車として買取が可能な車は、新車登録から10年経過するまでの車です。また、走行距離が10万キロを超えている車も、中古車としての買取は難しくなります。商用車の場合には、会社が休みの日以外なら、常に稼働していることが多く、数年使えば走行距離が10万キロを超えるでしょう。一般の乗用車であれば、新車で買って数年乗ってから、中古車として売却する人が多いですが、商用車だと廃車にしてしまうケースが多いです。

しかし、廃車予定の車の買取をしている業者もあります。もちろん、商用車も買取対象にしているので、廃車にしてしまう前に、買取を申し込んでみるといいでしょう。走行距離が10万キロを超えている車や新車登録から10年以上経過している車でも、問題ありません。

また、買取を申し込む際に、買取後はどのように使われるのか、気になる人も多いでしょう。買取後にどうなるのか、分からないと安心できない人もいるかもしれません。その点に関しても、心配いりません。買取後の古い車は、解体してパーツを取り出し、再利用しています。そのため、商用車でも、通常の車とあまり変わりません。

弊社カーネクストでも、廃車予定の商用車の買取を行っており、事故車や不動車でも買取対象にしています。レッカー移動のサービスも実施しているので、車両を持ち込めなくても大丈夫です。出張費などを請求することもありません。車検切れで数年放置していた車なども買い取っています。メーカーと車種、走行距離を入力するだけで、おおよその買取額が分かるので、まずはチェックしてみましょう。

廃車予定の古い商用車でも海外でならまだまだ走れる

廃車買取を行っている業者では、パーツを再利用する他に、車両を海外へ輸出することもあります。我々は、普段当たり前のように日本車を使っていることから、あまり実感がないかもしれませんが、日本車は世界的に見てかなり評価が高いです。

そのため、日本国内では中古車としての需要がない古い車でも、海外では十分な需要があります。年式が古い車や、走行距離の長い車でも、状態さえ良ければ海外でなら、まだまだ走れるのです。発展途上国では、古くなった日本車がよく使われています。

日本車の中でも、海外で特に人気が高いのはトラックです。発展途上国では、インフラ設備がまだ十分ではありません。国によっては舗装されていない道路も多く、大きな建物も少なめです。そして、これから道路を整備したり、大きなビルを建設したりすることが多いため、トラックが必要になります。

トラックは日本以外の国でもたくさん製造されていますが、日本製の車はトラックも含めて、壊れにくいのが大きな特徴です。十分に使いつぶしたと思って、廃車買取に出した車が、海外でさらに10年以上使われるケースも珍しくありません。日本車は適切にメンテナンスをしていれば、かなり長持ちするのです。

ただ、日本車でも、メンテナンスを疎かにしていると、あまり長持ちしません。そのため、廃車買取に出した場合には、メンテナンスをしっかりやっていた車と、そうでない車で査定額に差が出ることもあるでしょう。

商用車の廃車手続きは簡単

商用車を買取に出さず、廃車にする場合もあるかもしれません。商用車の廃車手続きは、通常の乗用車とほとんど変わりません。必要書類を揃えて陸運支局に行って提出するだけです。ただ、商用車の場合には会社が所有者になっているケースが多いでしょう。その場合には、法人の実印を押印した委任状や印鑑証明書も用意しなければなりません。

使わなくなった商用車をそのままにしておくと、維持費だけかかるので、早めに廃車手続きを済ませるか、買取に出すか決めるのがいいでしょう。商用車は税金の面で優遇されており、自動車税は一般の乗用車よりも安く済みます。排気量が1500ccの車なら、一般の乗用車の自動車税が年額39,500円なのに対して、商用車だと9,500円です。

そのため、少しくらい放置していても、あまり気にならないかもしれません。また、一時的に商用車を使わなくなることもあるでしょう。

しかし、商用車は、車検期間が一般の乗用車よりも短めです。一般の乗用車が2年に1度のサイクルなのに対して、商用車は1年に1度車検をしなければなりません。車検費用も、商用車の場合には高めの傾向にあります。商用車は一般の乗用車と比べて、使用する人が多いため、任意保険に関しても高めです。そのため、使っていない商用車の維持費は軽視できません。

今後使用する予定はあっても、当面の間使わない商用車があるのなら、一時抹消登録をしておくのも一法です。再登録するまで公道は走れませんが、維持費もかかりません。また必要になったときには、車検を受けて再登録すれば、これまで通り使用できます。

まとめ

商用車はかなり使い潰してしまうことが多いですが、海外で需要があるので、買取を行っている業者もあります。パーツを再利用できるため、不動車や事故車でも買取可能です。廃車にしてしまう前に買取を申し込んでみましょう。

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