廃車とはどういう状態のこと?選べる3つの処分方法

廃車とは 廃車の知識

廃車とはどういった状態をさすのか、正確に理解している人は意外と少ないようです。車を捨てれば廃車、故障したら廃車、と何となく思っている方へ、ここでは廃車とはどのような状態をさすのか解説します。

廃車時におすすめの処分方法もあわせてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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廃車は自分で行う価値なし!?


車の処分を行う際には廃車が必要になりますが、費用をかけたくないという事から、自分で手続きされる方がいます。
しかし、実は自分で廃車を行う場合は、以下のデメリットが発生してしまうのです。

  • 車の解体手数料
  • 車の運送費用
  • 運輸支局での手続きなど(合計5万円前後)

なので、こういった場合は廃車買取のカーネクストをご利用ください!

弊社カーネクストであれば、解体費用や車の運搬費用は全て無料になり、処分する予定だった廃車の買取も可能なのです!

廃車とはなにか?

廃車とは、車の車籍(戸籍の車版のようなもの)を抹消することであり、正式な手続きを行わなければなりません。たとえば事故で壊れたから、古くなったからとスクラップ工場へ預けただけでは、正式な廃車とはいえないのです。

事故にあった車は何となく後ろめたくて、あるいは古くなってもう乗らない車のための手続きが煩わしくて、車籍抹消の手続きを後回しにしている方もいるのではないでしょうか。

誰が見ても廃車状態なのだから、別に手続きしなくても良いだろう。そのように思って放置していると、ある時期になって後悔することになるかもしれません。

廃車で気をつけたいのは、税金の問題です。

車籍を残したままでいると、たとえ車自体をスクラップしていても税金を支払わなくてはならないのです。

・総排気量1リットル以下・・・29,500円
・総排気量1~1.5リットル・・・34,500円
・総排気量1.5~2リットル・・・39,500円
・総排気量2~2.5リットル・・・45,000円
・総排気量2.5~3リットル・・・51,000円
・総排気量3~3.5リットル・・・58,000円
・総排気量3.5~4リットル・・・66,500円
・総排気量4~4.5リットル・・・76,500円
・総排気量4.5~6リットル・・・88,000円
・総排気量6リットル以上・・・111,000円

こちらが2024年5月時点の自動車税(令和元年9月30日以前に初回新車登録した自家用車)です。任意保険の保険会社にも解約の連絡をしていない場合は、これらの税金に加え、保険のかけ金も毎年支払うことになります。

車籍の抹消手続きには、車検証とナンバープレートが必要です。税金を余分に支払わずに済むよう、廃車を決めたら車検証とナンバープレートを持って早めに車籍の抹消手続きを行いましょう。

事故車であっても修理すれば乗ることができるものもありますが、修理金額によっては廃車のほうが安く済む場合が多く、一概に修理がベストな選択とはいいきれません。

たとえば車の状態を判断する際、物理的に二度と乗れないだろうという「物質的全損」と、修理代が車の時価を上回る場合の「経済的全損」のどちらに当てはまるか見られます。

経済的全損の場合、その車の時価よりも修理代が高くつくため、修理するよりも同じ型で同じ年代の中古車を購入したほうが安くなります。

仮に自分が被害者側で過失なしと認められ、修理代金を相手の保険会社からもらえるケースであっても、時価以上の金額はもらえません。そのため、修理代の差額を自腹で出すよりも廃車手続きを行ったほうが安く済ませられるのです。

このような事情から、修理すれば乗れるようになる車であっても廃車を選択する方は少なくありません。

廃車には種類がある

廃車には車検証やナンバープレートが必要ですが、盗難や災害など予期せぬ出来事で車を紛失した場合など、廃車に必要なものが用意できないことがあります。

そのようなケースでも税金を無駄に支払わなくて済むよう、廃車には以下のとおり3つの種類が存在します。

・永久抹消登録
・一時抹消登録
・解体届出

永久抹消登録とは

永久抹消登録とは、一般的な廃車(車籍抹消)のことをさします。車を解体し、永久的に手放すため、二度とその車に乗ることはありません。

・車検証
・前面と後面のナンバープレート
・所有者の印鑑証明書(3ヵ月以内に発行したもの)
・解体報告記録の日付と移動報告番号をメモしたもの
手数料納付書
永久抹消登録申請書
自動車税・自動車取得税申告書

永久抹消登録に必要なものがこちらです。車検証やナンバープレートの他、スクラップされた日や移動報告番号の情報なども必要になるため、日にちに余裕をもって手続きを行いましょう。解体報告記録の日付と移動報告番号のメモは、リサイクル業者から受け取ったもの(リサイクル券など)を利用できます。

代理人が手続きを行う場合は所有者からの委任状が必要です。印鑑証明書と同じ印鑑が押印されているものを用意してください。

手数料納付書など申請に必要な書類は運輸支局で配布されています。当日受け取ってその場で手続きを済ませられるため、前もって取りに行く必要はありません。

注意すべきは自動車税・自動車取得税申告書です。地域によっては提出不要となっているところもありますが、提出を求められるところも多いです。忘れずに用意しておきましょう

一時抹消登録とは

次は一時抹消登録についてです。永久抹消登録と異なる点は「再び使用する可能性がある車」の申請ができる点です。

たとえば盗難された場合、持ち主が乗ることができないにもかかわらず、そのままでは税金を請求されてしまいます。かといって永久抹消登録で廃車手続きを済ませてしまうと、今度は万が一盗難車が戻ってきたときに自分が乗ることもできません。

運輸支局に一時抹消登録を行うと、自動車税が4月分から月割計算で還付されるため、余計な税金で損をせずに済みます。

必要書類は永久抹消登録時と同様ですが、車検証やナンバープレートが手元にない場合は理由書を代わりに提出します。盗難による紛失は、先に警察へ盗難の届け出を行い、受理番号などを控えておきましょう。盗難を理由書に記載するときに必要です。

盗難が発覚したら、一時抹消登録をするしないにかかわらず、すぐに盗難届けを出しましょう。盗難された車が事故を起こす可能性もありますし、場合によっては車の管理責任を問われる事態になりかねません。

ちなみに災害で車が一時的に使用できなくなったときは、罹災証明書が利用できます。罹災証明書は市役所もしくは消防署で手続きすると発行されます。

盗難車が手元に戻ってきたなど、一時抹消登録していた車を再び使用することになったら、今度は運輸局へ再登録手続きを行いましょう。

解体届出とは

もし「一時抹消して車も手元に戻ってきたけれど、やっぱりもう乗らない」と廃車を希望するのであれば、解体届出を行います。

・所有者の委任状(代理人が申請する場合)
・登録識別情報等通知書か一時抹消登録証明書
・解体報告記録の日付と移動報告番号をメモしたもの
・手数料納付書
・永久抹消登録申請書及び解体届出書

解体届出で必要なものは、これらの書類です。代理人が申請する際は、代理人の印鑑も必要となります。

車検が1ヶ月以上残っている場合は、重量税の還付申請も忘れずに行いましょう。還付金は振込みで受け取るため、還付金を受け取る口座情報の分かるもの(メモや通帳など)も持参してください。

廃車をするなら買取業者へ

廃車には、ここで解説したような書類の準備や手続きが必要となり、費用もかかります。かといって手続きをしなければ、乗りもしない車のために税金を支払わなくてはならず、放置もできません。

そこでおすすめなのが、カーネクストのような買取業者に廃車にかかわる手間のすべてを代行してもらう処分方法です。

走行距離が短いなど中古車としての魅力があれば、お得に車を処分できます。業者の中には廃車手続きを無料で代行してくれたり、レッカー代も無料で対応してくれたりするところもあります。

しかし、そのような状態の良い車であれば、そもそも廃車などしない、という方も多いでしょう。修復歴がついた車はどんなに新しい型で走行距離が短くても、中古車としては価値が低くなります。

中古車として価値のない車を業者に任せたいときは、依頼する業者を変えてみてください。たとえば中古車買取と販売を行っている業者では事故車は売れにくいものですが、パーツごとに分けて販売する買取業者であれば、修復歴のある車でも問題ありません。

他の買取業者では値段がつかなかったり、逆に処分料を請求されたりするような車でも、パーツごとの査定なら高額で買い取ってもらえる可能性が出てきます。

廃車手続きの代行やレッカー代無料の業者もあるため、業者選びで失敗しなければお得に車を処分できます。

まとめ

廃車は、スクラップすれば完了ではありません。正式な手続きをしなければもう乗っていない車のために無駄な税金や保険料を支払うことになります。

盗難や災害など一時的に廃車と同等の状態にできる手続きもあるため、トラブル防止の意味でも状況に応じてきちんとした廃車手続きを済ませておきましょう。

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